約2ケ月ぶりに上野に行った。桜はまだ咲き初めだが公園口はやはり
いつもより混んでいた。国立西洋美術館の地階のコンサート会場へ。
東京・春・音楽祭2016のカラヴァッジョ展記念コンサートvol.1だ。
演奏に先立ち、美術館研究員のかたの「カラヴアッジョと音楽」
のお話があった。カラヴァッジョの有名な「リュート弾き」2作品は
今回の展覧会ではみられないが、2つの作品の由来や、展示作品の
中で楽器が描かれた絵の紹介などがあった。
カヴァロッツイ「アミンタの嘆き」
パオリーニ「合奏」
ブリュッヘン「合奏(聴覚の寓意)」
楽器の絵ばかり描いたといわれる、エヴァリスト・バスニケス
の「楽器のある静物」を最近西洋美術館が購入し、既に展示も行われて
いるという嬉しいニュースもあった。常設展をみる気力がなかった
ので次回に。
コンサートはカラヴァッジョが放浪したイタリア各地の
同時代の作品を集めるという凝ったプログラムだった。
ルネッサンスリュートでの優しい繊細な響きに心休まる
ひと時だった。最後のカプスベルガーは時代もバロックに
かかり直接訴えかける要素が多く感じられた。
コンサートが済み、展覧会へ。
カラヴァッジョの作品が11作にカラヴァッジェスキ
と呼ばれる、画法を模倣し継承した画家達の作品もあり
ダイナミックな力作揃いだった。やはり実際みると迫力が
物凄くてエネルギーを吸い取られそうだった。
かのアルテミジアの父オラツィオ・ジェンティレスキ
の「スピネットを弾く聖カエキリア」もあった。
親父さんの方が作風が穏やかに感じられた。
作者不詳の「カラヴァッジョの肖像」
ユーロが導入される前のイタリアのお札にあった顔であった。
横にあるのは今回の展示でみられる「女占い師」で占いをしながら
男の指から指輪を抜き取ろうとしている。この絵をお札に採用した
というのも面白い。
いつもより混んでいた。国立西洋美術館の地階のコンサート会場へ。
東京・春・音楽祭2016のカラヴァッジョ展記念コンサートvol.1だ。
演奏に先立ち、美術館研究員のかたの「カラヴアッジョと音楽」
のお話があった。カラヴァッジョの有名な「リュート弾き」2作品は
今回の展覧会ではみられないが、2つの作品の由来や、展示作品の
中で楽器が描かれた絵の紹介などがあった。
カヴァロッツイ「アミンタの嘆き」
パオリーニ「合奏」
ブリュッヘン「合奏(聴覚の寓意)」
楽器の絵ばかり描いたといわれる、エヴァリスト・バスニケス
の「楽器のある静物」を最近西洋美術館が購入し、既に展示も行われて
いるという嬉しいニュースもあった。常設展をみる気力がなかった
ので次回に。
コンサートはカラヴァッジョが放浪したイタリア各地の
同時代の作品を集めるという凝ったプログラムだった。
ルネッサンスリュートでの優しい繊細な響きに心休まる
ひと時だった。最後のカプスベルガーは時代もバロックに
かかり直接訴えかける要素が多く感じられた。
コンサートが済み、展覧会へ。
カラヴァッジョの作品が11作にカラヴァッジェスキ
と呼ばれる、画法を模倣し継承した画家達の作品もあり
ダイナミックな力作揃いだった。やはり実際みると迫力が
物凄くてエネルギーを吸い取られそうだった。
かのアルテミジアの父オラツィオ・ジェンティレスキ
の「スピネットを弾く聖カエキリア」もあった。
親父さんの方が作風が穏やかに感じられた。
作者不詳の「カラヴァッジョの肖像」
ユーロが導入される前のイタリアのお札にあった顔であった。
横にあるのは今回の展示でみられる「女占い師」で占いをしながら
男の指から指輪を抜き取ろうとしている。この絵をお札に採用した
というのも面白い。