古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

字幕の値段

2010-05-03 15:58:52 | 映画
実家の両親は耳が遠いので実家でテレビを見るときはもっぱら
「字幕あり」の番組でないと見られなくなってしまった。最近早口や
活舌の悪い人が多くて、私でも分かりにくい場合も多い。
もうすぐ米寿の母はクラシックが好きなのだが、この頃は難聴が進み
補聴器をつけてもあまり聴こえず、もう音楽は聴けないと落ち込んでいる。

ずっと前にNHKでBBCのシェイクスピア劇の放送があり、ブームに
なったことがあった。その頃はバブルの頃で大久保のグローヴ座で
本場イギリスからシェイクピア劇団を次から次へ呼んだりしていた。

いつだったか、2006年のシェイクスピア没後390年を記念して
作られた、全作品37巻の日本語字幕付きDVDが発売され
カタログが届いた。かつてNHKで放送されたものと同じだ。
問題はその値段。桁が違う!面白そうだとは思ったけど、そのまま
忘れていた。ところが音楽を聴く楽しみがなくなり、おまけに介護
疲れの母から先日、BBCのシェイクピア劇のDVDは出てないかと
聞かれ、この高価な全集を思いだした。

日本語字幕(小田島雄志訳)付きで全37巻で44万あまりなのだが、
半分ずつの購入もできて18万X2に値引するという。同じものがアマゾン・
UKから直接買えば英語字幕付き全巻で£70≒ 10080円まで
下がっている。(もっとも送料がいるが)こちらは信じられないほど安い。
どうなっているの?
私なら訳書片手に英語字幕で見ようと思うが、母には無理だ。
それにしても法外な値段。一つ1万円のDVDなんて信じられない・・。
コメント
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