今年初めのコンサートは平尾リコーダー工房40年周年記念の
コンサートだった。その日はちょうどマイナス・ワンの2回目だったので
マンチーニのリコーダー小編成コンチェルトを合わせてもらってから
会場の上野学園へ行った。
石橋メモリアルというと今のホールの前の時代にバッハコレギウムジャパン
の「マタイ」を聴きにはるばる仙台から行ったのを思い出す。あれから
もう30年位。5年ほど前?オノフリを聴きに行って以来かもしれない。
ランチタイムコンサートに数回行ったような気がする。パイプオルガンは
まだ聴かずじまい。
プログラムはリコーダーコンチェルト5曲とリコーダー&トラヴェルソ
コンチェルトを山岡氏初め、お馴染みの熟練のリコーダー奏者達が妙技を
披露。また楽器もすべて平尾工房によるものというのが稀有だろう。
ソプラノやソプラノリコーダーコンチェルトは超絶技巧の空虚な感じが
し私はあまり好まないのだがお客さんを沸かすには一番。
アルトリコーダーでのA・スカルラッティは音色の多彩さと深みが
伝わってきた。2つのテレマンのコンチェルトの前には曲に合わせた
プレリュードが演奏され素敵な趣向だった。
最後のテレマン縦横コンチェルトの最後のポーランド風のPrestoで
いやがおうにも盛り上がり(チェロが特に熱演)よい〆となった。
最前列の席だったのでアンコールで4人のリコーダー奏者が揃って
吹かれたときは飛沫大丈夫かと思ってしまった。はやく心配ない
世の中になってほしいものだ。