古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

リコーダーコンチェルトいろいろ

2021-01-13 21:26:30 | ルネッサンス・バロック音楽

今年初めのコンサートは平尾リコーダー工房40年周年記念の

コンサートだった。その日はちょうどマイナス・ワンの2回目だったので

マンチーニのリコーダー小編成コンチェルトを合わせてもらってから

会場の上野学園へ行った。

石橋メモリアルというと今のホールの前の時代にバッハコレギウムジャパン

の「マタイ」を聴きにはるばる仙台から行ったのを思い出す。あれから

もう30年位。5年ほど前?オノフリを聴きに行って以来かもしれない。

ランチタイムコンサートに数回行ったような気がする。パイプオルガンは

まだ聴かずじまい。

プログラムはリコーダーコンチェルト5曲とリコーダー&トラヴェルソ

コンチェルトを山岡氏初め、お馴染みの熟練のリコーダー奏者達が妙技を

披露。また楽器もすべて平尾工房によるものというのが稀有だろう。

ソプラノやソプラノリコーダーコンチェルトは超絶技巧の空虚な感じが

し私はあまり好まないのだがお客さんを沸かすには一番。

アルトリコーダーでのA・スカルラッティは音色の多彩さと深みが

伝わってきた。2つのテレマンのコンチェルトの前には曲に合わせた

プレリュードが演奏され素敵な趣向だった。

最後のテレマン縦横コンチェルトの最後のポーランド風のPrestoで

いやがおうにも盛り上がり(チェロが特に熱演)よい〆となった。

最前列の席だったのでアンコールで4人のリコーダー奏者が揃って

吹かれたときは飛沫大丈夫かと思ってしまった。はやく心配ない

世の中になってほしいものだ。

コメント
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