W.クロフトもパーチャム同様、リコーダー愛好家にとっては
ソナタト長調で有名だが、パーチャムに比べると情報は多い。
生没年も1678~1727となっており、J.ブロウに音楽教育を受け、
宮廷礼拝堂聖歌隊を指導し、J.ブロウの後任オルガニストとして
ウエストミンスター寺院に奉職、教会音楽も残し、、、という
順風満帆の作曲家人生を送ったようだ。
ト長調ソナタのファキシミリを探していたら、imslpのG.Fingerの所
の3つのソナタ(作曲者不詳)の楽譜の3つ目にあった。
1番目と3番目がクロフト作、2番目はG.Fingerらしいソナタがあり、これは
最近出会った曲のなかではかなりの佳品であった。
クロフトの「2本のフルート用6つのソナタの表紙」には
Seignr・ Papusによるフルートとバスのための素晴らしい独奏曲付き!と
あり、Papusとは誰かと思ったらJ.C.Pepusch であった。
Op 2a sonata Ⅱニ短調。
「おまけ」が目当て購入した人がどの位いたか知る由もないが
なんだか楽しくなるのだった。