古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

本村睦幸リコーダーシリーズin 仙台

2010-10-31 15:43:33 | ルネッサンス・バロック音楽
近くの公園も急に紅葉が綺麗になってきた。今日は最後のコンサートチラシ
置きがてら、カトリック北仙台教会へ。
日曜にはあまり繁華街を歩かないので知らなかったが、雨なのにずいぶん人が
出ていた。イベントや学園祭などのシーズンだ。

この教会は天井の高い、残響の多い日本離れした感じの素敵な教会だ。今まで
何回かコンサートに使わせていただいた。舟越保武氏のレリーフもある。
教会のバザーに合わせて3団体の合同チャリティコンサートがあった。
一つは古楽器グループ「メディタチオ・ムジカ」さん。仙台では最古の
古楽器グループだろうか・・。私が古楽に興味を持ち始めた20年前頃はすでに
このグループは活動していた。今はトラヴェルソのレッスンが縁で知り合いに
なった方々も多い。
今日のプログラムは管楽器を含むアンサンブルに、パーセルの歌曲4曲。
ファッシュの四重奏曲は5年前やはりこの教会で吹いたのでいろいろ
思い出してしまった。今日はファゴットが通低に加わり、ほのぼのムードを
盛り上げていた。
残響が長いので複数の楽器は時に厳しいが、最後の音が綺麗に響いて
心地よい。歌はガンバとテオルボとのコラボが新鮮だった。
心温まる演奏を聴き、出かけついでに用事も片づけ、駆け足で帰宅。

さてリコーダーコンサートについては以前のブログ(9/30)で紹介済みですが
再度お知らせします。

11月2日19時より仙台青葉荘教会にて、バロック時代のフランス作曲家の
リコーダーレパートリーをヴィオラ・ダ・ガンバ中野哲也 チェンバロ梅津樹子
の共演でおおくりします。場所は仙台駅から徒歩12分。地下鉄こう当台公園から徒歩10分位。
当日券(3000円)もあります。晩秋の夜のひととき、バロックの調べに
ゆったり身をゆだねてくださいね。

尚翌日は仙台でレッスンがあります。定員超えていますが、聴講はできますので
当日受付にてお声かけてください。
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フランス組曲2番メヌエット

2010-10-30 11:30:00 | ルネッサンス・バロック音楽
子供時代3声インヴェンションを終って「次はフランス組曲しましょう」と
言われた時の嬉しい気持ちは今でも思い出す。最初はピアノでよく
弾かれる5番で次に6番をし、イギリス組曲へ。これも定番の2.3番。
その当時フランス組曲1,4番をピアノで聴いたことなどなかった。
ピアノの先生の選曲には偏りがあったようだ。

フランス組曲2番を聴くとこの曲を兄がたどたどしく弾いていたのを
思いだす。「アルマンド」だけだったけど・・。
この曲はチェンバロを始めたときの最初の思い出の曲でもある。
全音べーレンライター原典版には早期のものA稿と装飾の多いB稿
の2つの種類が入っており興味深い。

この2番のB稿には「メヌエット」に2があり、トリオ(1→2→1)のように
弾くようになっている。この「メヌエット2」の存在、実は最近知った。
A 稿、B稿は装飾だけでなくよく見ると楽譜も相当に違っていることが
わかるし、A稿になくB稿にある曲が2つある。4番の「メヌエット」と
2番の「メヌエット2」。

弾いてみると2番「メヌエット2」はあまり面白くなく「メヌエット1」の
完成度に比べると格段落ちる。これは弾かなくてもいいかも・・。
4番の「メヌエット」はモルテンセンCDには入っており、レオンハルトCDには
両方ともに入っていない。

モルテンセンCDは「フランス様式で書かれた8組曲」と題して、旧知の6曲に
加え、BWV 818a BWV819aの2組曲も入っていて、このBWV818a は知られざる
いい曲だし、BWV819a の「アルマンド」では音が間違ってるのではないか
と思えるような複雑な響きの個所があり、驚かされる。
レッスンでできる曲は限られているから、暇があると未知の曲との遭遇を
期待し、書き込みのない楽譜をめくってみる。
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バロック時代のヴィオラ曲

2010-10-29 14:38:11 | ルネッサンス・バロック音楽
バロック時代のヴィオラ曲は少ない。もっとも他の時代でも
他の楽器に比べれば格段に少ないヴィオラのレパートリー。
いつの時代も引き立て役が多いが、弦楽合奏にはなくては
ならぬもの。ヴィオラがソロ的役割を演ずる曲もごくわずか
だがある。

ナイロン弦を張ったヴィオラにせめてガット弦に張り替えると
いう姑息な手段ではあるけれど、これで普段練習しないことに
なってしまっているヴィオラの腕が少しでも上がればいいと
思うのだが、依然としてト音記号になると頭がついていかない。
ハイポジションは苦手でいつまでも初心者レベル。

気に入った曲でもあれば練習するかな、と無理とは思いながら
CPEバッハのトリオ{ヴィオラ、バスリコーダーまたはファゴット
+BC}に挑戦しようと思ったら残念ながら絶版だった。

グラウプナーのトリオソナタ{トラヴェルソ、ヴィオラ
(ヴィオラ・ダ・モーレ)+BC}という曲もあるがどうもいまいち
なのだ。

Christoph Graupner(1683-1760)バッハと同時代の作曲家。
晩年失明してしまったところも同じで、バッハがトマス教会の
カントールに決まるまでのいきさつには必ず登場する。
グラウプナーが一時そのカントールの職を得たかに見えた時に、
仕えていた主君から辞任の許可を貰えず、ずっとダルムシュタットに
留まり、多くの作品を残したそうだ。最近になってチェンバロ曲が
発見され、CDも出ている。このチェンバロ曲もやはりなにか
もうひとつ惹きつけられない。リコーダーコンチェルトはどうかと
思ってNaxos無料試聴したら1・3楽章は前奏で時間切れ。
といってもコンチェルトではしょうがないが。
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電話ごっこ

2010-10-28 16:26:10 | その他
秋の季節を楽しむ間もなく初冬に入ってしまったかのような気温。
午前中歯科検診に出かけたら外は雨も降り、寒く、手袋が欲しい位。
相変わらず庭のチェリーセージは狂ったように咲き続けているが。

今日も携帯電話が鳴る。私は携帯メールはするが電話はあまり
しないし、かかってくることも稀だったのだが・・・。
実家の母に携帯電話を持ってもらったのは私が持ち始めた頃と
たいして違わないので、5年位前のことだ。待ち受け画面を
好きな指揮者アバドの写真にして楽しく使ってもらおうとした。
一応基本を教え、ひらがなメールまで出せるようになったのだが、
やがて『こんなことやって時間を浪費したくないわ』とか言うようになり、
私が送ったメールも未開封のままということが続き、私も送る気が
しなくなった。もったいないけれどずっと殆ど基本料金だけ払って
いる状態が続いていた。

ますますこの世の中から公衆電話が無くなってきたし、いざという時に
本当に困るのでメールはともかく電話機能だけでもマスターしてもらおうと
思い、実家に居る時に少し教えてはみるものの想像以上に分かってもらえない。
頭の出来はそうは悪いとは思えないのに・・。決まり事というのを
そのまま受け入れられないようなのだ。一つのキーにいろんな役目が
あったりすると理解しづらいようだ。キーを押したらこうなるという
ことは やりながら分かっていくものなのに、順序を紙に書こうとするので
大変だ。

実家の中で電話しあってどうにか分かったようだった。普段使って
ないと非常時に使えっこないのでまず慣れてもらわなければならない。
耳が悪いので呼び出し音が聴こえづらい。外で鳴り続けたらかなり迷惑だ。
普段から携帯していないので、どこかへ置き忘れそうだし、前途多難。
電話ごっこは当分続く。
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平均年齢88祭  

2010-10-27 10:02:21 | その他
父の兄弟姉妹9人のうち、生き残っているのは4人。
母の兄弟姉妹はもう皆亡くなっている。
九州の老人ホームにいる100歳の長姉一人を除いた、2人+配偶者1人の
3人が実家に集合。両親も加えた年齢の合計が440。5人で割ると
平均年齢はなんと88歳に。
たくさん兄弟姉妹がいるのに疎遠なので一緒に話でもしたら、と私が
大分前に提案したのだが、来客嫌いの母は面倒だと渋っていた。
この頃先が長くないと思ったのか、私がその時東京に来て手伝うなら、
ということでようやく実現。父が弟妹達と会ったのは9年も前だった。

私の兄も来ることになり、一番年長の父の記憶力が怪しいのでよく
わからなくなっていた、昔の血縁関係なども他の皆さんに聞いたら
大分すっきりしたし、苦学した祖父が事業に成功し、学校を建てる
夢があった話などは初めて聴く話だった。60歳位で突然亡くなったので
その計画はおじゃんになってしまった。
母などは嫁入り当時ずいぶんケチケチした暮らしをしていた、などと
よく文句を言っていたのだが、そんな計画のため貯蓄していたのだった。

お客様が帰ってしまわれてから、父に皆さんの平均年齢はどのくらいに
だったと思う?と聞いたら、[65歳]という返事が返ってきた。
「うう・・ん・・」と一瞬母と顔を見合わせてしまった。

実家の庭は私が育った頃とは全然変ってしまって、石だらけの
和風になっている。石灯籠も2基。この石灯籠は35年ほど前に
父の退職記念に頂いたもので山灯籠という種類で自然な石でできて
いる。今は苔むしてなかなか風情がある。植木屋さんが足の部分を
土に埋めてしまったそうだが、すっかり周りとも馴染んでいる。
他にもやたら石が多く今では私でさえ石につまずいたり、転倒して
石にぶつかったら大変なことになりそうだ。みてる分にはいいが。

近隣は古家を取り壊し、新しい家がどんどん建っているので実家は
この界隈では家も住人も最も古いことになってしまった。
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オルガンコンサートへ

2010-10-23 20:20:19 | クラシック音楽
今週は出かけるのに2度も財布忘れ、買い物が目的ではなかった
ので用事だけを済ませ、そそくさとバスで帰ってきた。バスカードを
持っていたのでバスだけには乗れた。無駄遣いしなくてよかったかも。

今日こそはと入念にチェックし午後から出かけた。コンサートは
午後遅くからなので、まず図書館へ。青柳いづみこさんの新刊
「私の偏愛するピアニスト」がもうあったので少し読んでみた。
日本の10人のピアニストのインタヴューをもとにしたピアニスト論。
2人ほど名前も演奏も聴いたことがないピアニストだったが、そのうちの
坂上博子という人はスイスで活躍しているらしい。

あまりいい天気なので図書館などに閉じこもっているのはもったい
ないので、続きはまたにして外へ出た。空気は少しひんやりして
いるが青空がどこまでも続くので歩いていても気持がいい。

コンサート会場の東北学院大に着くと、丁度学園祭もやっていた。
今日は学院大で教鞭をとられている今井奈緒子さんのオルガンに
ソプラノ鈴木美紀子さん。バロックではなく、ブラームスに
メンデルスゾーン。この2人の作曲家は古楽の世界とも多少関連がある。
ブラームスは当時の古楽の復活に力を尽くしていたし、メンデルスゾーンは
バッハを尊敬し、忘れ去られていたバッハの「マタイ受難曲」上演をした。

今日のプロはブラームスのコラール11曲全曲が含まれ、その中の
いくつかは元になった俗謡の一節がソプラノで歌われ、より充実した
進行になった。イザークやハスラーのよく知っている曲もあった。
ブラームスのコラールは作品122 なんと遺作だった。
「ヴィオラ(クラりネット)ソナタOp120」、「4つの歌Op121」に続く
最晩年の作。晩年の作品は皆好きなので今日このコラールを素晴らしい演奏で
聴けたのは本当によかったと思う。

実は昨日のNHKバロック講座でバッハの以前のトーマス教会の
カントールだった、シャイン、クニュプファー、シェッレ、クーナウ
などの作曲家のコラールを聴いた。バッハの後は少し飛ぶがドイツの
300年ほどの間のコラール系譜というものを昨日と今日でざっと
辿ったことになる。なんとタイムリーな、と一人でほくそ笑んでしまった。
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パプリカさてどっち?

2010-10-22 16:30:40 | 庭の植物
この夏ミニトマトは収穫があったが普通サイズのトマトは
花は咲けども実はならず。でもただ茎だけは四方八方伸び放題。
一つぐらいは生ってもいいのではないかと思いながら、ずっと
そのままにしていた。

でももうあまりに荒れ果てた感じになったので思い切って
みんな抜こうとしたら、緑の実が2つあった。やはりよく
みなくてはいけない。でもちゃんと大きく赤くなるのか心配。

キュウリだけはたまに収穫できる状態が続いている。
キュウリは3-4本のパックを買うと悪くしてしまうので、
1本ずつ買う。こうすると割高になってしまうので、
庭のキュウリが一本ずつ採れるというのは家計の助けになった。
まだ小さいものもあるし、次々花も咲くし、まだまだ採れそうだ。
あっという間に大きくなるので注意しないと。

パプリカもようやく今頃一つなった。まだ緑で赤か黄色になるはず
だがさてどっちになるか・・。
宮城県は今「パプリカ日本一の県」を目指している。県北に
工場があり、土なしで育てている。パプリカは大好きなので、
新鮮なものが安く手に入れば嬉しい。生でもいいし、、
ムースや肉詰めは最高。でも一つではやはり生食に。




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記念切手

2010-10-21 17:24:21 | その他
駅の郵便局に寄ったら切手の臨時販売コーナーが出来ていて
覗いてみたら、珍しい切手があったので衝動買い。
といっても800円也。

サンマリノ共和国の記念切手。なんで発行されたのか
わからないが、すでに今年の3月23日に出たものだった。
みればみるほどなかなか綺麗で、シートのままとって
おきたくなった。
今まであるということはやはり切手を買う人口が少ないからかしら?

少し前までは記念切手の出る日をチェックして買ったりして
いたのだが、この頃本当に手紙を書かなくなったし、
メール便で節約するので、切手もめったに買わなくなってしまって
いた。手元にまともな便箋もなく、一筆箋ばかり。一筆箋は展覧会
のミュジアムショップなどでも必ずといっていいほど売っているし、
私も買う方なのでたまっている。

かつては切手を集めていたこともあって、その最後が
「20世紀デザイン切手」17集。
父が少し切手集めをしていたので、それを皆もらい、私の集めたもの
とごちゃごちゃなっている。もっと年とったら、きちんと整理しようか
と思っている。切手一つから未知の世界が広がっていくようだ。

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Early Byrd

2010-10-20 09:00:01 | ルネッサンス・バロック音楽
今朝のバロックはバード特集。5時55分にパッと目が覚めた。

The early bird catches the worm.

最初の「マニフィカト」を聴いていたら、お腹が空き、冷蔵庫を物色。
昨夜のTV「きょうの料理」のキノコ料理に影響され、きのこたっぷり
オムレツを作った。フレッシュバージル、パルメザンチーズも
入れて。庭のキュウリで作ったピクルスやリンゴジャムを添えたら、
十分な一皿になった。

さてバードは宗教曲が多いのだが、世俗曲にもいいものがある。
「アマリリスは踊り」は合唱団でも歌ったことがあるのだが、
こんなにいい曲とは・・・。
実に軽やかでセンスがいい。早速楽譜を取り出してみた。
[生き生きとしたリズムで]そう歌わなくては・・・。
SSATBなので今のメンバーでも可能性がある。どうだろう、もう一度
挑戦してみたい。
今日の演奏はヒリヤードアンサンブルとロンドンバロック。
歌詞番により合唱とソロがあり、こういうのもやってみたいと思った。
(ソロはプロにお任せするとして)

鍵盤曲もあらためてしみじみいいなあと思ってしまった。
昔まだ、なにもわからずにヴァージナルブックを片っ端から弾いてみた
ことを思い出す。フランスバロックもいいけど私のチェンバロ出発点は
イギリスものから始まったので懐かしい気もする。

リコーダーコンソートでバード作品を吹いてみたいなと思いながらまだ
手つかずだし、、、急に歌いたい+弾きたい+吹きたいという三拍子
揃ってしまった。
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ブラヴェ

2010-10-19 19:19:10 | ルネッサンス・バロック音楽
12月にはトラヴェルソレッスンがある。前回は5月だから
なんと7ケ月目。演奏活動にお忙しい先生のレッスンを仙台で受け
られる貴重な機会だ。

曲目も決まってきた。トラヴェルソは吹けないが、チェンバロ通低が
あるので、合わせたことの無い曲はあらかじめ対策をたてる。
このレッスンのおかげでずいぶんトラヴェルソの曲を教えて
もらったと思う。又、トラヴェルソ曲にはデュオのいい曲が多く、
リコーダーでも吹きたくなるものが多い。
モンテクレールは特に好きだ。

今回は初めてのブラヴェソナタがあるのでさらっておかねばならない。
ルクレールと共にブラヴェの通低は結構厄介だ。
作品は3は全6曲ファキシミリ譜が無料サイトIMSLP で手に入るのだから
ほんとに楽譜屋さんはやってられない。

トラヴェルソを吹く人にはフランスのオトテール、ボアモルティエ、
ブラヴェあたりが最も人気があるのではないだろうか?
ブラヴェは自身も当時一番有名なフルート奏者だったそうが、
こういう名手の存在は作曲家に名曲を作らせる力を与える。
テレマンやルクレールも彼のために曲を作ったという。
ブラヴェ自身の作品にはやはり名人芸を披露する個所がある。

ブラヴェのデュオはソナタに比べ、アマチュア向きなのか幾分
易しいのだが、やはりフルートを想定しているナ・・と思ってしまう。
ソロソナタ、デュオ、コンチェルトはあってもトリオソナタは
ないよう?だ。ちょっと寡作の方かもしれない。演奏活動が忙しかったせい?
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料理用トマト

2010-10-18 18:12:29 | 料理・食べ物
今日は秋晴れ、さわやかで暑からず寒からず、こういう日が続
いてくれるといいのだが。

歩いて15分のところにスーパーマーケットが開店。
食料品が主で、薬やアルコール類に雑貨も。
生協は近すぎるので、運動不足解消の「歩き」に往復30分
というのは丁度いい。でも行きが下り坂、帰りは上り坂ということ
であまり重くなるものは買えないので気をつけないと。

大通りに巨大パチンコ屋ばかり並ぶ怪しい不快な一帯があって、
スーパーはこの先にある。今日この通りを歩いていたら、私と
同じくらいの年配のオバーサンが何人もパチンコ屋に入って
いくのを目撃。
こういう老後の愉しみ方もあるのかと思ったが、見かけによらず
凄腕かもしれない。ちょっとその勇姿を拝見したいものだ。
わたしなんか指の敏捷性は抜群ではないかと思うので(笑)
近付かない方がよさそうだ。

新設スーパーはこのあたりでは一番大きい。まわリはマンションも
立ち並ぶので立地条件はなかなか良さそう。大きな駐車場もある
ので遠くからも買いに来るだろう。
開店すぐなのでセール中でずいぶん安かったけれど、やはり
重さが気になるので軽いものばかりを物色。

「生でも美味しい加熱調理すると、なお美味しい」という
コピーに惹かれて福島県産料理用トマトを買ってみた。ずいぶん小ぶり。
生を一つつまんでみたら、この頃の薄味のトマトより濃くて
美味しいが酸味が強いのが好きな私には物足りない。
やはり料理するべきかと残りを庭のバージルとシンプルな
トマトソースを作ろうかと思ったが、それにはちょっと量が少ないし、
結局生で食べて終りそう・・。安いトマト缶もたくさんあるし。
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チェンバロレッスン

2010-10-17 17:09:01 | ルネッサンス・バロック音楽
8月の発表会以降初めてのチェンバロレッスン。ここ数日は
ずっとフォルクレの第一組曲ばかり練習していた。
チェンバロ曲にしては体力もいるほうだし、強靭な指さばきを
要求される。
右手もヘ音記号で書かれ、低い音の広がりが心地よく、つい
いつまでも熱に浮かされたように弾いていたくなる。
後期フレンチの曲に後期フレンチの楽器なので相性もいい。
チェンバロ版を出してくれたJーBフォルクレ(肖像画)に感謝。
初めてのレッスンで1時間に6曲全部みて頂けてよかった。

ガンバ演奏に慣れた耳には、のびやかな弦の響きの音が欲しいと
思うところががたくさんある。ガンバソロに通低ガンバ
+チェンバロの曲のような豊かな響きがもっと欲しいと
言われ、ラモーのコンセールの中の『La Livri』を
チェンバロで弾いた時のことを思い出した。この時もチェンバロ
だけで弾いたときの音の貧しさをカバーするようにいろいろ
考えた。こういう作業というか工程がこの頃とても楽しい。

山形のチェンバロ奏者梅津樹子先生のレッスンを受けるように
なって5年になる。その間ずいぶん沢山のことを学んだ。一番は
様々なタッチや微妙な間の取り方、楽器の響かせ方だと思う。

11月2日のリコーダー師匠コンサートでチェンバロを弾かれる
ので通低も楽しみだ。チラシにチェンバロソロはラモーの
クラヴサン曲集より、とだけ書いてありますが、先生の許可を得て、
このブログをご覧の方だけにお知らせします。

ラモーのクラヴサン曲集の1706年出版の「イ短調の組曲」。
プレリュードはいわゆる「無拍」の最後の例になる。
新クラヴサン曲集のイ短調組曲の方がよく弾かれるが、この若き
ラモーの組曲もなかなかの佳品。


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カウンターテナー

2010-10-16 09:25:00 | ルネッサンス・バロック音楽
昨日の新聞広告にジャルスキとアンサンブル・アルタセルセの
仙台公演予告が出ていた。来年の7月だからずいぶん先だが、
値段を見ると9500円、8500円の2種類。1000円の違いは
どこに?
月一で通っている「バロック講座」のおかげでずいぶんジャルスキの
美声を聴くことができたけれど、生の声を聴いてみたい気は勿論する。
でもこの値段、私の懐では無理だし、それに会場が青年文化センターと
いう残響あり過ぎの大きな会場というのも気に入らない。
第一来年の7月行けるかなどわからないというところで早々に諦めた。
仙台でもお客が集められるのだろうか?

昔まだカウンターテナーが珍しい頃、コヴァルスキーを聴きに
行ったことを思いだした。プログラムを探して見たら、平成8年9月
ということはいまから14年前。
スカルラッティ、カッチーニ、モーツアルト、ヘンデル、グルックなど
でピアノ伴奏!。この時すでに古楽に少しは馴染んでいたから、
ピアノ伴奏に違和感があったし、もっと中性的な声を想像していたら
結構男声的で拍子抜けした。あれから沢山の魅力的なカウンターテナーが
出て来たから、やはりあの時代の稀少価値だったのかもしれない。

夏前に放送されたアンドレス・ショルのパーセルがよかったので
最新CDを予約注文してある。波多野さんCDと同じタイトルのあの[O Solitude]。
日本製のCDは値段が高い。ショルCDの約2倍になる。届くのが待ち遠しい。










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ブラヴァデ・リコーダーカルテット 

2010-10-15 08:22:32 | ルネッサンス・バロック音楽
早朝の「クラシック倶楽部」で珍しいリコーダーカルテット
コンサートがあり、放送を楽しみにしていた。日が昇るのが遅くなり、
寝坊気味になってきたので要注意だったが、朝5時過ぎから豪雨があって
すっかり目が覚めたので、余裕をもって6時を迎えられた。

さて「ブラヴァデ・カルテット」は全く聴いたことのないグループだった。
どこの国のグループかと思ったらフィンランドの女性4人が
軽やかに登場し、ルネッサンスものから始まった。いい感じで
期待が膨らむ。このあと、中世、バロック、現代(広瀬量平、レイネセン)
と時代も国も楽器編成も様々な曲が披露され、変化に富んだプログラムは
満員のお客を喜ばせていた。こんなにお客を動員できるグループ
とは知らなかった。
ちょっと気になったのはルネッサンスバスの音が弱くてバランス
がよくなかったことだったが。

特に印象に残ったのは
 低音ばかり4人での「涙のパヴァーヌ」、ソプラノ一人でのエスタンピ、
3声のルッフォの「ラ・ガンバ」に「カンツオーネ・ラ・セラフィーナ」
だった。作曲家はカントーネというからイタリア作曲家らしい。
これは楽譜を探してあわせてみたい。ルネッサンスならではの
魅力たっぷり。

グループ名「ブラヴァデ」はファン・エイクの「笛の楽園」の中の
名曲からとられたものだろう。オランダ語はわからないが、
ドイツ語のBravade と同じとすると意味は「ほら吹き」。
「ほら吹きーズ」なんていかにもアマチュアが命名しそうな名前で
気負わないところもいい。
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クオドリベット

2010-10-14 15:03:30 | ルネッサンス・バロック音楽
昨日の「バロックの森」ではバッハの「クオドリベット」が
放送された。声楽曲の「クオドリベット」をバッハが作っていたことを
初めて知った。家族や親しい仲間でのくだけた席で皆がよく知って
いる、複数の俗謡を同時に歌って愉しむもの。この曲は若いバッハが
結婚式用に作曲したそうだ。2次会の座興というところだろうか。

バッハ晩年のゴルトベルク変奏曲の30曲目にも「クオドリベット」が
あり、技巧的な変奏曲が続いた後、これが始まるとなんとも心休まる
な気分になるが同時にこの長大な曲もいよいよ終わりに近づくと
いう寂しさも感じる。これは2つの俗謡を使っているのだが、
「キャベツと蕪がどうとか・・」ともう一つは「長くご無沙汰・?」とかという
題だったと思うが、思い出せない。
練りに練られたこの曲は30の変奏曲の3番目ごとに「カノン」が
くる。30変奏には本来10番目の「カノン」が来るはずが「クオドリベット」
のサービスがあり、盛り上がって終るという巧みな演出に今更のように
唸らせられる。

バッハの200年前にやはりドイツのルネッサンス作曲家ゼンフルは
「ああエルスライン」と「森のこちらは夜があける」を一緒に歌う
「クオドリベット」を作っている。もともとこの時代は多旋律が
多いのだが後のバロック時代の人の耳には古めかしく聴こえたのか
新鮮に聴こえたのかどちらだろう?
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