古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

雛罌粟

2010-05-20 18:08:00 | その他
ラジオの深夜便の5時少し前にその日の誕生花と俳句が紹介される。
先日は「雛罌粟」だった。花ことばは「慰め」。
一句は稲畑汀子氏の
 『野に咲けば ひなげしは 野に似あふ花』
だった。「手に取るな やはり野に置け 蓮華草」のように野原に
咲いていると綺麗だなと感じる花だ。

東京の実家の近くの空き地にこの色の雛罌粟が群生していて
とてもきれいだな、と思っていたら、わが家の近くの道端にも
この色に雛罌粟が咲いているのを見つけた。少しくすんだオレンジ色の
花は派手過ぎず、大き過ぎずでいい。
長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)という種類らしい。


阿片のとれるものは栽培禁止になっているので、ケシをみると
昔、家で知らずに植えていて警察の御厄介になったことを思い出す。
子供の背丈にまで伸びてそれは見事だった。ある時学校から
帰ったら根こそぎ無くなっていた。詳しいことはわからないけれど
始末書でも書かされたに違いないが、両親はすっかり忘れていた。
コメント
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