芥川賞&直木賞受賞作は単行本ではなく「文芸春秋、オール読物」を
買うことが多い。直木賞の「小さなおうち」は抄録であったが
あまりに少ない(1・2章のみ)のでがっかり。まあ他にも読む
ところは多いので我慢。なにしろ、「オールよみもの」だ。
グラビアも少なく広告も文芸春秋社の本の広告ばかり。ターゲットは
文芸書好きの中高年?
「小さなおうち」は昭和初期の東京の暮らしが書かれており、語り手の
元女中さんは88歳という設定。88歳の実家の母に話したら、めずらしく
読みたいというので、結局単行本をプレゼントすることにした。私も残りの
4分の3の展開が興味津々なので、次回、実家に帰った時のお楽しみ
にしたい。上手くかけている小説だ。久しぶりにすらすら読めた。
それに引き換え「乙女の密告」の方は文体や内容に馴染めず中途で
どうでもよくなってしまった。最近芥川賞受賞作より直木賞受賞作の方が
ずっと面白く感じる。少し我慢しても読むということができなくなった。
選考委員作家の選評というのもその作家をあらわすものであり、何人かの
選評が並べられると実に様々な感想意見があり、これではなかなか一つ
にまとめるのは大変そうだ。前回で五木寛之と田辺聖子が退任とのことだ。
選考委員は若返っているというより単に私が年とっただけのことか。
年配選考委員のこの時流についていけない、という気持ちがよくわかる
ようになってしまった。
今日のBS週間ブックレヴュー(再)の作家コーナーに「小さなおうち」の著者
が出演。戦時中の貴金属の強制供出の話が出たが、よく母が「真面目に出して
損した、あれがあったらねー」とよく言っている。
買うことが多い。直木賞の「小さなおうち」は抄録であったが
あまりに少ない(1・2章のみ)のでがっかり。まあ他にも読む
ところは多いので我慢。なにしろ、「オールよみもの」だ。
グラビアも少なく広告も文芸春秋社の本の広告ばかり。ターゲットは
文芸書好きの中高年?
「小さなおうち」は昭和初期の東京の暮らしが書かれており、語り手の
元女中さんは88歳という設定。88歳の実家の母に話したら、めずらしく
読みたいというので、結局単行本をプレゼントすることにした。私も残りの
4分の3の展開が興味津々なので、次回、実家に帰った時のお楽しみ
にしたい。上手くかけている小説だ。久しぶりにすらすら読めた。
それに引き換え「乙女の密告」の方は文体や内容に馴染めず中途で
どうでもよくなってしまった。最近芥川賞受賞作より直木賞受賞作の方が
ずっと面白く感じる。少し我慢しても読むということができなくなった。
選考委員作家の選評というのもその作家をあらわすものであり、何人かの
選評が並べられると実に様々な感想意見があり、これではなかなか一つ
にまとめるのは大変そうだ。前回で五木寛之と田辺聖子が退任とのことだ。
選考委員は若返っているというより単に私が年とっただけのことか。
年配選考委員のこの時流についていけない、という気持ちがよくわかる
ようになってしまった。
今日のBS週間ブックレヴュー(再)の作家コーナーに「小さなおうち」の著者
が出演。戦時中の貴金属の強制供出の話が出たが、よく母が「真面目に出して
損した、あれがあったらねー」とよく言っている。