古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

お花見

2020-03-25 22:41:45 | その他

3月はコンサートの中止が相次いだ。4月も中旬までは殆ど中止。

外出時のマスクが必需品となり、なるべく用事をまとめてマスク使用を減らすように

している。いつまでマスク不足が続くのか全くわからない。手作りマスクは

普通の布ではウイルスを通してしまうと思うので作る気にならない。

東京都も徐々に感染者数が増えてきて今が肝心と今週末は外出自粛のお達しがでた。

海外の状況をみると外出制限になっており、自粛くらいで大丈夫なのかと不安になる。

感染爆発状態になってからでは遅いのだ。先手を打つことに人々が従うかどうかが問題だ。

桜も咲き、少し気が緩んできた頃でそういう私もオルガン練習のあと今年も砧公園の桜を見に行った。

広い公園なので密な状況は避けられる。

宴会禁止のせいか家族友人で小規模でシートに座っている人々もみかけたが

多くはそぞろ歩きをしている。桜はまだ5分咲き位で、当分楽しめそうだ。

かなり古い木が多く、幹が垂れ下がって枝が地面についてしまっているものもあった。

桜に交じって「源平桃」という一つの木に紅白の花をつけた桃の木があり、満開だった。

姫シャガの群生も

来年の今頃は桜をみながら何を思い返すのだろうか。

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画期的試み

2020-03-01 21:30:30 | ルネッサンス・バロック音楽

世の中の空気が急にイベント自粛に向かってきたと思ったら、とうとう学校の閉鎖。

先週の土曜日まだコンサートは開催されており、川崎ミューザまで行った。

【パイプオルガンとパントマイムが紡ぐ物語】言葉は音楽、音楽は言葉

川崎や川口は行きなれてないせいか遠くに感じるが、行ってみると意外に近かった。

会場に着き、時間があったので売店をみていたらプレトークのお知らせ放送があり、

そういえばチラシに載っていたのを思いだし、ホール内に急いだ。

コンサートホールは舞台を取り囲むように客席がありいい感じ、パイプオルガンは最大級クラスの

規模で、オペラシティや川口リリアのホールと同じビルダーのク―ン社製であった。

舞台には天井から白い布が下げられてあり、この布がどう使われるのか想像を掻き立てられた。

出演者のインタヴューを聴き、オルガン(青木早希)マイム(マンガノマシップの2にん)

未知のコラボにワクワクしながら開演をまった。一幕は「時代を超えたディアローグ」の題名通り、

マルシャンとバッハのオルガン曲に始まり、バルトークのオルガン編曲版(ルーマニア民俗舞曲など)

メシアンまで。間にバードやカベソンを挟むという、オルガン単独のコンサートでは考えらえない

プログラムであった。小道具や仮面なども効果的に使われ、人体のしなやかな動きにくぎ付けになってしまった。

二幕は「言葉に秘める音と動き」

パイプオルガンから舞台のポジティヴオルガンに移行し、見た目からもマイムとオルガンが

さらに親密度が増したように感じた。現代曲ばかりで聴いたことがない曲であったのでとても

新鮮に感じ、マイムとの相性もさらによかった。アンコールが「赤とんぼ」であったが、この頃よくある

ことでまたか、と思ってしまう。

マイムを想定したオルガン曲の選曲もすばらしく、マイムも洗練されており、とても印象に残る

企画だった。

しばらくコンサートにいけないが、3月21日に状況はよくなっているとよいのだが・・・。

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