古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

通院納め

2011-12-28 20:46:40 | クラシック音楽
「仕事納め」まで通院付き添いすることになった。
来年は4日が「通院初め」だからまるまる6日間は通院なしになる。
ちょっと一息というところだ。

引っ越しにより例年のような年末年始の私の移動もなくなったわけだ。
昨年までは母がおせち料理を買ってしまっていたので、今回からは私が作ることにした。
といっても人数も少ないので最小限だけ。

例年だとこの時期、今年の出来事のまとめ(コンサート、レッスン、
映画、読書、アンサンブルなど)をして勝手にベストスリー&
ワ-ストスリーなどを決めて1人で楽しんでいたのだが、今年は震災も
ありイベントが極端に減ってしまった。震災後の数々の心温まるコンサート
は忘れ難い。
10月の引っ越しとその後の介護で日々の暮らしに追われることとなったが
仙台で親しくさせていただいた友人達が手紙やメールを下さり、とても励まされ
感謝の気持ちでいっぱいだ。ありがとうございます!

さて今年いただいたCDがまだあった。仙台にご縁のある舘野泉さんのCD。
1枚は「風のしるし」左手のためのピアノ作品集1
もう一つは「その左手のために」左手のためのピアノ作品集3
こちらは日本の作曲家が中心になっていて谷川賢作曲を初めて聴いたが
演奏がいいせいかピアノの音自体の魅力をあらためて感じた。

舘野さんは今みたいにカッコイイピアニストが居ない?頃、燕尾服でなく
ラフないでたちで登場し、メシアンなど弾く異色のピアニストだった。
フィンランドに長く住み、教えていらしたので、その昔ヘルシンキに
滞在したとき港の市場でお見かけしたことがあった。まだ40代であったと思う。
フィンランドではとても有名で、私が日本人と知ると「舘野は素晴らしい」
とよく言われた。フィンランドの作曲家の作品も随分沢山紹介された。
カスキもそのうちの一人だが、ピアノ曲「夜の海辺」は心に染み入る
素敵な曲だ。岩場の多い岸辺の様子が目に浮かぶ。

左手の作品はソロやコンチェルトしか知らなかったが、舘野さんはコルンゴルトの
「2つのヴァイオリン、チェロ、左手ピアノの為の組曲」の入ったCDも
だしておられる。前々ブログのコメントでTさんが触れられている作曲家だ。
どんな曲か興味がわく。




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仙台日帰り

2011-12-26 19:18:30 | その他
ただでさえ忙しいのに昨日は仙台日帰りしてきた。日帰りとはいえ、
母を長時間1人にしておくことになるので午後から兄夫婦に実家に来て
もらうよう頼み、昼ごはんを用意して出掛けた。

仙台の家の売却が具体的になって「売買契約」ということになったからだ。
家については日を追うごとに未練がなくなり、今年中にけりがついてくれ
良かった。

「仙台は寒くなった」と友人からきいていたし、雪予報で交通機関に乱れが
あるかも、、と思い、防寒着に身を固め、早めに家を出たのだが、中央線
がすこし遅れたものの、新幹線は時間通り、昼過ぎに懐かしの仙台駅に
降り立った。雪もなく寒さもたいしたことなく拍子抜け。クリスマス当日
でツリー飾りも見られた。


バス、タクシー以外の交通機関を利用したのは2ケ月ぶりで、遠出ができた
ことだけでもちょっとウキウキし嬉しかった。
駅からは地下鉄に乗り、途中よく散歩した森林公園駅で「降りて歩きたい!」と
思ったが、そんな時間もなく終点へ。

買主は若い夫婦と小学生の子供の家族だった。皆で不動産屋さんの説明を聞き、
こういう手順を踏んで家の売買契約になるのか、、とまだどこか他人事の
ような気がしながら署名捺印し契約は終った。

今回の仙台行きは急な話だったし時間も限られていたが、帰りの新幹線の時間まで
都合のつく友人達としばしお茶飲みができてよかった。時間ギリギリまで話し込み
慌てて駅で石巻の笹かまぼこをお土産に買い、また母の待つ東京へ戻った。

そして今日は母を連れて父のいる施設を訪問。リハビリの成果が出て来たので
バスに乗ってみたがまだまだ母は不安そうだった。世の中年寄りが多くなったせいか、
バスの運転手さんも年寄りの乗り降りをちゃんと確認してから発車する人が
多くなってよかった。母が私の手を離れて一人バスに乗れる日がくるだろうか?
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ローデンバックの短篇

2011-12-23 21:38:05 | 本・雑誌
昔、ベルギー通の知り合いがローデンバックの『死都ブリュージュ』
を貸してくれた。一気に読んでしまい「ブリュージュ」ときくと
古楽ファンならあのコンクールが思い浮かぶだろうが、私はこの
小説の方が浮かんでしまう。

その後自分でも欲しくなり当時絶版だったので神田の古本屋街で探した。
岩波文庫ばかり並べてある店があって1500円でちょっと高いと思ったが
買った。その時点ですでに本の周りが黄ばんでいたが古色蒼然たる方が
この小説にあっているような気がした。
その後再版されたのだがまたまた絶版になったようだ。

さてそのローデンバックの短篇がポプラ社の「百年文庫」の中の一冊として
10月に出たのをようやく買うことが出来た。「百年文庫」は漢字一字の
題がついていて既に100冊完結した。一冊に3編の短編が収められている
ユニークな新書版の文庫。本屋でラインナップを見ていると編集者はよくぞ
まあこんな掌編を探したな、、と感嘆するばかり。
有名な作品もあるが多くは有名な作家の知られざる作品で、無名作家の作品
もあり、これもまた興味深い。

「雲」という一字に収められた3編はトーマス・マン、ローデンバック、
ヤコブセンの短篇。だいたい3人のうち一人は私の知らない作家。

ローデンバックの作品は『肖像の一生』。ある家に飾ってあった肖像画の
モデルの女性の波乱万丈な一生について語られる。
舞台はやはりブリュージュで『死都ブリュージュ』でお馴染みのベギン会修道院が
ここでは重要な場所となっている。「年老いた家政婦バルブ」が『肖像の一生』に
ちらっと出てきておや、と思った。両方とも痛ましく哀しい物語だ。
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いただいたCD

2011-12-20 18:59:00 | ルネッサンス・バロック音楽
引っ越しとその直後からの介護生活でCDを聴く時間が以前と比べたら
めっきり減ってしまった。CDは専用の収納家具を買って分類し、前より
ずっと探しやすい状態になっているのだが、聴く気持のゆとりがないままに
なっている。

先日思いがけずコレットのCDを送って頂いたのでお礼状を書かねばならない
こともあり、早速聴いてみた。コレットというと女性作家のほうが浮かぶ。
ミッシェル・コレットは数々の教則本で有名だが、曲となると聴いたことが
ないような気がする。

コレットのチェロ2台のトリオソナタにソロソナタの6曲が収められ、
副題として『孤独の喜び』とあるが解説にもあるように「孤独」な感じは
あまりなくむしろ『アンサンブルの喜び』としたほうがいいみたい。
演奏グループはBassorum Vox 「低音の声」。ドイツを中心に活躍する
若手音楽家たちだ。チェロは韓国人演奏者2人。通奏低音楽器としてテオルボ&
ギターにチェンバロ。チェンバロ奏者は仙台出身の車田真美さん。
アメリカ、ドイツで研鑽を積まれ、今はドイツ在住だ。里帰り中に何度か
仙台でもコンサートをされ、2回ほど楽器をお貸ししたご縁がある。
解説の写真を見ていたら、このグループのリーダー格のチェロ奏者は10月に
武蔵野文化会館で行われたリコーダーのシュナイダー氏のコンサート時、
アンコールで会場から飛び入りをしてテレマントリオソナタなどを
軽々弾いた方ということがわかってびっくり。どうりで、達者なわけだ。
プロ奏者だったのだ。

このCDはNaxosの試聴サイトで聴ける。

http://ml.naxos.jp/album/COV21001





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私の必見美術展

2011-12-17 22:18:15 | 展覧会
本屋の雑誌コーナーで「真珠の耳飾りの女」が目に入った。
この雑誌、手にとってみたら2012年の日本全国のめぼしい
展覧会情報が満載。なんでも2012年は美術展の当たり年だそうな。

2000年に大阪で開催されたフェルメール展にははるばる行った。
この時は母と大学生の娘と3世代で行ったのだった。京都に住んでいた
母の姉のところも訪ね、今では考えられない贅沢な時間を過ごした。
展覧会ではこのほか「地理学者」、「天秤をもつ女」、「リュートを弾く女」
など名作が沢山きて今でも展示された部屋に入った時の感動を思い起こす
ことができる。

雑誌には付録として2012年必見の美術展ハンドブックが付いていて
これが便利。行けたら行きたい展覧会ばかりだが、どうかして行きたいと思う
ものをピックアップしたらそれでも10か所になってしまった。

①歌川国芳展 12月17日~2012年2月12日
          森アーツセンターギャラリー

②フェルメールからのラヴレター展
       12月23日~2012年3月14日
          Bunkamura  ザ・ミュジアム

③ルドンとその周辺
       1月17日~3月4日
          三菱一号館美術館

④ユベール・ロベール
       3月6日~5月20日
          西洋美術館

⑤ボストン美術館「日本美術の至宝」
       3月20日~6月10日
          国立博物館平成館

⑥セザンヌ  
       3月28日~6月11日
          国立新美術館
 
⑦KATAGAMI Style
       4月6日~5月27日
          三菱一号館美術館

⑧アラブ現代美術展
       6月16日~10月28日
          森美術館

⑨ドビュッシー、音楽と美術展
       7月14日~10月14日
          ブリジストン美術館
⑩シャルダン
       9月8日~2013年1月6日
          三菱一号館美術館

ということになった。なかでも「ロベール」「アラブ現代」は未知だし
シャルダンは伊集院静氏のエッセイにあるので是非観て見たい。
  
       
       
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『冬の夜』

2011-12-14 20:45:20 | その他
介護事業がここまで盛んになっているとは最近まで知らなかった。
かつて父の時には武蔵野市の民間のデイサービス事業所に母と2人で
見学に行ったこともあった。その時は父がどうしても気が進まないと
いうので見送ったがその後行くことになった所は区の社会福祉事業団が
運営していた。そこに父は3年位は通っただろうか、。やがてショート
ステイにも行ったので母の介護は少し楽になった。それと同じことが
今私の身にも起ころうとしている。介護の連鎖。もっとも私に介護が必要に
なるのはまだずっと先だろうが・・・。

昨日は社会福祉士の紹介で10人という少人数のディサービスの事業所へ
見学に行った。
ここはNPOの運営で一戸建ての中古住宅を使っていた。12畳ほどのリビングに
80歳前後の高齢者達が通ってきていた。ちょっと狭いうえ、耳が遠い人も
多くせいか職員が大声で話し、騒音と狭苦しさに母は耐えられないようだった。

ちょうど音楽療法士が来る日で皆でキーボードに合わせて『たき火』
『冬の夜』『喜びの歌』など歌っていた。

『冬の夜』は全く知らなかったのだが母はよく覚えていて一緒に歌っていた。
療法士がこの曲は日露戦争の後、明治時代に作られたので皆さんのお祖父さん
の時代ですね、といったのだが、お父さん世代の間違いだろう。若い療法士に
とっては明治はずっと昔なのかもしれない。帰宅して調べてみたら、

 明治45(1912)年に発表され、歌詞は次の通り

ともしび近く 衣(きぬ)縫う母は
春の遊びの 楽しさ語る
居並ぶ子供は 指を折りつつ
日数かぞえて 喜び勇む
囲炉裏火はとろとろ 外は吹雪

囲炉裏のはたに 縄なう父は
過ぎしいくさの 手柄を語る
居並ぶ子供は ねむさ忘れて
耳を傾け こぶしを握る
囲炉裏火はとろとろ 外は吹雪

母は尋常小学校で歌っていたらしい。
「過ぎし戦の手柄」とか「こぶしを握る」などどんな気持ちで歌っていたの
だろうか?最近のことはすぐ忘れる母が全部歌詞を覚えていたのにビックりした。
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家が売りに

2011-12-11 20:00:33 | その他
引っ越し前ごたごたしたので家の売却については大手不動産会社3社に
取り合えず査定を頼んだだけだった。引っ越し後急遽近所の方から
買いたいという希望があり、こちらも不動産屋さんを通さなければ手数料も
とられないしいいかも、と話が進んだかに見えたのだが、その話も消え
結局不動産会社の仲介を頼むことになった。自分の家がネット上に
公開されたり、折り込みチラシになるのをみるのはしのびない。といって
いつまでも空家でも不用心で困るし、複雑な心境。中古住宅なので買い手が
あれこれ文句をつけてくる可能性があるのも悩みの種。
どうかすんなり決まって欲しいものだ。

東京も寒くなり、紅葉も散ってしまった。庭の落ち葉を熊手で掻き集めたら
昔のように落ち葉焚きをしてみたくなった。ふと仙台の家の垣根のサザンカは
咲いているだろうかと思った。かりんは落ちてしまったかしら・・。

県美術館の『フェルメール』展もいよいよ明日で終了。行くつもりでチケットも
買ってあったが、母の病気で遠出をするわけにはいかなくなってしまった。
東京では渋谷のBunkamura で12月下旬から始まる。3月までだからまさか
いつかは行けるだろう。でもやはり仙台で観たかった。
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散歩コースに

2011-12-08 23:00:35 | その他
昨夕買い物から帰ったら、台所に電気がつき母が料理をして
いたのでびっくりした。同居してから、一度も料理をすること
なく私に任せっぱなしだったのでどうしたものかと思っていた。
久しぶりに母の味付けの「ひじきの五目煮」を食べることが出来た。

歩行困難とはいえ、出来ることはやって欲しいのだが、すっかり
上げ膳据え膳になれてしまったようだ。
もともと母はあまり料理が好きでなく私は料理好きなのでつい
私がやってしまうのも良くないかもしれない。最近になって皿洗いは
やる、と言いだしたので良かった。

「自分の家でないような気がする」という感覚も家事を少しする
ことにより治っていくかもしれない。ものの置き場所の記憶も
このごろとみにわからなくなっており、物忘れがひどくなった。
年はとりたくないものだ、とつくづく思う。

家の中ではどうにか歩けても外、特に吉祥寺のような若者で
混みあう繁華街は危ないのでとても連れて行くのは無理だ。吉祥寺に
ある私立の小中高大一貫校(元首相おぼっちゃまが卒業した)の
中、高校生達がよくふざけながら歩いていてぶつかられそうで怖い。

外を歩くと歩道には傍若無人な自転車乗りがたえず、段差の多い道、滑りやすい
材質の歩道やら、本当に危険が一杯。母が介添えなしに歩ける日がくるの
だろうか・・・。

母と手をつないで歩いていると、子供の頃は母に守られ、そして今は
私が母を守る番だということをあらためて感じる。
生協へ行く道は比較的車が少なく、歩行練習にはいい。途中の
農家の畑の脇に今の季節の珍しい見事な大輪のダリアが咲いていた。
「皇帝ダリア」というらしい。高さは2-3メートルもありそうで
紫がかったピンクの花が綺麗。引っ越し直後から咲いているから
初秋から初冬までずっと咲き続けていることになる。
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yukio sonata !?

2011-12-05 19:19:13 | ルネッサンス・バロック音楽
HMVの新譜情報、最近はCD購買欲も落ちており、あまり中身を見もせず
来るとすぐ削除していた。
最近来たCPEバッハのソナタのクラヴィコード演奏CD案内をみて?!?となった。
Sonata for Yukio とある。

CPEバッハにYukio さんのために書かれたソナタなんて聞いたことも
ない。Yukioさんって誰のこと?と思い早速CDを調べていったら、Yukio とは
三島由紀夫のことだった。三島でなく由紀夫と名前の方で。

演奏者のJocelyne Cuiller 女史がどうやら、CPEバッハと三島の
間に共通点を見出したようなのだ。時代も国も違うし、顔も違うし・・・。
かつて雑誌かなにかでみた三島由紀夫氏の白亜の豪邸は確かロココ風。
ロココ調の装飾過剰イスにボディビルで鍛えた三島氏が座っていて
とても違和感を感じだ。
でもそんなことではなくて三島の小説とCPEバッハの音楽の共通性を
言いたいのだろう、と思ってさらに調べると大阪のオペラハウスという
CD屋サンのサイトに紹介されていた。

・・・C.P.E. バッハの音楽と三島由紀夫の文学作品「春の雪」との間に
共通点を見出したキュイエが、小説のストーリーにバックミュージックを
当てるかのごとく構成したユニークなプログラム。
リブレットには各曲目の下に小説の一場面の引用文が挿入されている・・・

ということだった。へええ、ちょっとどういう風になっているのか
興味をそそられたが、今は非常時、とてもそんな洒落に悠長に付き合って
いられないのだった。

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1ヶ月たったが・・

2011-12-02 22:31:30 | その他
引っ越して1ヶ月たった。引っ越しの決心をした3ケ月前、母はまだ
今ほど弱ってなかったので今のようなリハビリ生活になるとは思って
なかった。私も予想以上のハードな介護にちょっと疲れて来た。

昨朝は6時に母の部屋に行ったらめずらしくいびきをかいて寝ており、
そっとしておくことにした。5年もの間、かかりつけ医に貰っていた睡眠薬が
どうやら今はあまり飲まれない薬で副作用としてふらついたりボーっとする
ことがあるのであまり勧められないと他の2人の医者から言われ、変えて
貰うことにした。ところが急には止めてはいけないそうで1錠から4分の3錠1週間
2分の1錠1週間と減らしていった。そして遂に古い睡眠薬はやめ、新しい
睡眠薬にしたら昨日は起きずに10時間の睡眠。最近眠れないため不機嫌な
母の扱いにほとほと困っていたので助かったが、あまりに効きすぎて怖いみたい。

ともかく昨朝は久しぶりに『古楽の楽しみ』を聴けたのだった。ちょうど
テレマンのガンバソナタを放送しており、演奏もよくて身体に沁み渡るようだった。
こういう日がたまにでもあると救われる。
そして今日は寒い朝だった。雨がそぼ降る中、またリハビリへ。足元が悪いせいか
病院はがらすきですぐに終わって良かった。入院中の患者には本当に大変そうな
人もいて、母などはまだ軽症と思うのだが本人は今まであまり病気なったことが
なかったこともあっていつになったら治るのか、とイライラしている。

そんな母の相手をしていたらここ2週間で急に胃が痛くなったのだ。ついに
来たと思った。数年前、十二指腸潰瘍で入院した前歴があるので心配、今
ここで私が病気になるわけにいかないので近所の消化器内科に行き、薬を
どっさりもらってきた。母には秘密にしないと心配するので母が飲む時に一緒に、
というわけにいかず、こっそりと。2週間後に胃カメラ飲む。
ストレスに堪える、発散する方法を考えなければ・・。


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