古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

展覧会行き

2020-07-29 12:03:30 | 展覧会

新コロナの感染者数が増えてきて、心配な毎日。

久しぶりに上野にナショナルギャリー展を見に行った。

上野は2月の都美術館のハマス・ホイ以来になる。

再開催日が決まり、日時指定券を予約するにあたり

7月下旬は少しは収まっているのでは、と楽観していた。

少し迷いもあったがこれから先もどうなるかわからないので

思い切って行った。

上野駅公園口が、目の前が文化会館という馴染みの光景から

西洋美術館前の通りが見渡せるように変わっていた。

初来日ばかりそれも選りすぐりの61点はイタリア・ルネッサンス、

オランダ絵画の黄金時代、ヴァン・ダイクとイギリス肖像画、

グランド・ツァー、スペイン絵画、風景画とピクチャレスク、

イギリスにおけるフランス近代美術受容という7つのジャンルに

分けられ、個人の収集から始まったコレクションが現在のかくも

膨大なコレクションに拡大していった様子がわかった。

今回はなかでも見たいと思っていた、レンブラント、フェルメール

スラバラン、ムリーリョ、カナレットの実物を見られてよかったが

他にも未知のカルロ・クリヴェッリの「聖エミディウスを伴う受胎告知」、

ジョン・コンスタブルの「レイノルズ記念碑」

ターナーの「ポリュフュモスを嘲るオデュッセウス」

コローの「西方より望むアヴィニヨン」

セザンヌの「ロザリオを持つ老女」

などが特に印象に残った。

フェルメールの最後の絵と言われている「ヴァージナルの前に座る女」は

大昔ロンドンのナショナルギャラリーで観たときは以前来日した

「ヴァージナルの前に立つ女」と並べて展示されていた。その時が

フェルメールを見た最初であった。音声ガイドにはBGMとして

『シュザンヌはある日』[シュザンヌ・ファン・ソルトの鍵盤音楽帳より]

が使われていた。昨年のブログにも書いていたのを発見。

https://blog.goo.ne.jp/euterpeparnassus/d/20190529

 

 

 

 

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