古楽グループにつけられたの名前の由来はすぐわかるものから、
作曲家名 例 タリス・スコラーズ、・ジャヌカン・アンサンブル・・
奏者名 例 クイケン・アンサンブル、レオンハルト・コンソート・・
場所名 例 ロンドン・バロック、ヴェニス・バロック・・
曲種名 例 リチェルカーレ・コンソート、パッサカリア・・
ある時ふとしたきっかけからそうだったのか、、、とわかることがある。
合唱団でダンスタブルのモテット「Quam pulchra es・・・(何と美しいことか)
を練習していたら、歌詞の終わりのほうにmala Punica という言葉が出てきてびっくり。
「マーラ・プニカ」はペドロ・メメルスドルフ率いる中世音楽グループ名として知られている。
以下調べると・・・
Punica は「フェニキアの」を意味する Poeni に由来する。これは古代ローマの博物学者
プリニウスが『博物誌』を著した当時、ザクロは「カルタゴのマルス」(mālus pūnica)
としてカルタゴ周辺が原産地と考えられていた・・そうだ。
「マーラ・プニカ」のホームページに行ったら、ザクロが ロゴになっていた。
www.malapunica.com/
曲集、音楽書の名前というのも結構ある。
「シンタグマ・ムジクム」は楽器の絵でお馴染みのM・プレトリウスの「音楽大全」
大昔この名の古楽グループがあった。
「レ・ザール・フロリサン」はシャルパンティエのオペラ名
「トリプラ・コンコルディア」はリコーダーのカヴァサンティ率いるグループで
ロンドンで1677年に出版されたイギリスの2声+BC+BCの曲集名。
「フロリレジウム」はムッファトの管弦楽組曲集名。
「フィオーリ・ムジカーリ」はフレスコバルディのオルガン曲集名。
「ホルトゥス・ムジクス」はラインケンのトリオソナタ集。
それにしても声楽グループ「シックスティ―ン」が登場した時はこの名前は非常に
インパクトが大きかった。こちらももうだいぶ昔の話。
最近はすぐ古楽グループとわからないものも、 ジャンの・ロンドーの「Nevermind」とか。