古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

ほぼ梱包終り

2011-10-30 12:08:50 | その他
昨日は秋晴れだったが今日は曇り空。昨日は庭の写真を撮っておいた。
かりんもボケも実がなっている。ラズベリーは秋にも少し実る。
四季の移り変わりを教えてくれた庭ともさよならだ。

3日間の留守がひびき、梱包に大わらわ。最初プラスティックの緩衝材を
ふんだんに使っていたら、大きな巻きが無くなってしまいまた頼んでしまった。
段ボールも大きいのは使い勝手が悪く、Sサイズを追加。
本はSサイズでも重くなって持ち運びが大変で、2階の本の段ボールは
そのままにした。運搬の方は力持ちだから難なく運ぶのだろう。
昨日梱包ほぼ終り、明日以降に備えて少し体力を温存しておいた方がよさそうだ。
少し腰痛もあるし、、。

このところ毎日のように友人達が訪ねてくださったり、お呼ばれしたり
が続き、お付き合いが長い短いに関係なく心に掛けて頂き感謝の気持ちで一杯だ。
近所では生協の家庭班のお付き合いがもっとも古い。店は近いのだが、子供が
小さい頃は随分共同購入を利用し、家庭班の集まりも多かったが、ここ数年は
殆んど名前だけの班員になってしまった。生協の組合員出資金が思いのほか
貯まっていて、引っ越し費用になったのはありがたい。

今日は朝、民間のリサイクルセンターの人がやってきてあらかじめ頼んでおいた
冷蔵庫や食器戸棚や本箱、収納家具など持って行った。冷蔵庫は5年
たっているので無料で、でもリサイクル料金がかからなくて済んだ。
買い取り価格は低くても持って行ってくれるだけありがたい。

家具が無くなった居間は広くなった。最初娘を抱っこしながらこの家を見に来た時
すぐにこの広い居間が気に入ったことを思い出した。あれから28年の月日が
流れ、居間は大分手を入れたのでやはり思い入れがある。できるだけ綺麗に
掃除をしようと思うのだけど、これから引っ越し実家の方がもっと汚いので
ほどほどにしないと疲れてしまいそう・・。











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2大楽器の引っ越し

2011-10-27 12:38:30 | その他
まだ、2階で物音がしたりすると猫達がいるような気がしてしまう。
チェンバロの上で気持よさそうに昼寝をしていた猫達の姿が
時折思い出される。

今日はチェンバロとピアノの引っ越し。でもこちらは猫達と違って
実家に行く。でも翌日に着くのではなく一週間から10日後ということ
なので引っ越し荷物が皆納まったまったころ?になるだろう。

チェンバロは今年夏に運んだし、いままで20年の間に10回ほど出した。
庭からだせるようチェンバロ専用搬入口もある、なんていうと大袈裟だが
ただ一部垣根を切って低くしてあるだけ(笑)。

お貸ししたこともあり、その中には指揮者の外山雄三さんが弾かれたこともある。
(随分昔仙フィルでのバッハの3台のチェンバロコンチェルト)
ピアニストの川崎操さんもバッハアカデミーのコンサートで弾かれたことも。
今となってはみな懐かしい思い出だ。

2台なくなるとさすが広々する。明日は愛用した大きなテーブル&椅子が
友人にひきとられる予定。そして回収業者に頼んだ家具類8点がなくなるのが
引っ越し前日。その頃になったらもう引っ越し準備完了になっていないといけない。

チェンバロを居間におくようになってから大分たつ。最初は隣の
6畳にピアノと並べておいていたのだが、古楽器のレッスンを家で
するようになってから居間に移した。南向きで日が当たり過ぎるのが
難点だが居間のほうがずっと響きが良い。居間の響きを好んで下さる方も
多かった。天井はさほど高くないのに、木の床のせいだろうか。

家にくる音楽関係以外の方はチェンバロを知らない方ばかりだ。
ピアノと思われるのが殆んどだが、先日は不動産会社の人からマリンバですか?と
いわれこっちがびっくりした。チェンバロは仙台の古楽愛好家の皆さんとの
アンサンブルに多少ともお役にたてたのでよかった。東京で今までのように
アンサンブル三昧ができるとは今のところ望めそうもないので、楽器が
へそをまげるかもしれない。ピアノに至ってはもっと弾く機会は
無くなるだろう。

大きなトラックが来てピアノは随分頑丈に梱包されたが、チェンバロは
自家製のキルティングカバーだけなので、ピアノに比べるとずっと心配。
東京へ運ぶ時はさらにカバーするそうだが、道中地震や交通事故が
起きませんように。


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送別会の間をぬって上京

2011-10-26 18:45:00 | その他
最後の上京が終わって引っ越し準備も本腰、と思ったら、母の足の具合が
相変らず悪く、また上京する羽目になった。まさかもうこれからの上京
はない。というのは引っ越しまでの間と引っ越し後荷物が片付くまでの
計十日間母を近くの介護付きホームのショートステイにあずかってもらう
よう頼んだ。高級ホテル並みの料金だが、この際仕方がない。介護付き
だからまあ安心だし、近いのもいい。母は最初は行くのが嫌だとごねたが
どうにか納得してくれた。先週の土曜日にチェンバロ関係の送別会も
そこそこに上京し、昨日の合唱団の送別会にあやうく出席するという
慌ただしさだった。それにしても心温まる送別会をしていただき、ただ感謝である。
個人的にも多くのかたが名残を惜しんでくださってますます仙台を
去り難しという気持になっている。

今日は3日滞ってしまった引っ越し準備を挽回。まず区役所にとうとう転出届を
出した。
震災のため仙台市からの転出が多くなっているせいか、理由をきかれた。
震災のせいではなく両親の介護を強調。「帰ってくる可能性はありますか?」
と聞かれたので、「そりゃ帰りたいですが、今は全くわかりません」と答えた。
転出証明書をもらい、これでもう仙台に居場所がなくなったと思ったら涙で
足元が危なくなった。
気を取りなおして市役所広場で開催されていた青空市をみたら美味しそうな
地産品がたくさん。お腹もすいて来たので栗原のそば団子を食べた。
温かい優しい味の汁を飲んだら少し気持ちが落ち着いた。

あとは伊豆沼のハスかりん糖やずんだ餅を買った。「がんばろう宮城」の
幟に、家族や家をなくした人も多いのだから引っ越しくらいたいしたことではない
と元気づけられた。いまはメールもあるし。

今回実家の収納場所をチェックしていて母も父に劣らず物をためこむ傾向に
あることがわかった。占拠している着ない服、帽子、引き出物や記念品の類。
空き箱空き瓶空き段ボール紙袋等など。空き缶、包装紙や紙袋の綺麗な
ものなど捨てないのは私もそうだが。
母はホーム滞在中留守の間、勝手に捨てないでというものだから、私の家の方が
不用品でないものも捨てることになってしまった。ああ、もったいない。
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今日でお別れ

2011-10-21 20:55:05 | 猫たち
昨日最後の上京から帰って来た。母の病状が思わしくなく、一泊を
二泊にしたので猫達といられる時間が減ってしまったが、しょうがない。

さて今日は猫達の引っ越し、3時過ぎに友人夫妻が車で迎えに来てくれ、
前もって用意したケージに猫を入れようとするも逃げ回ってなかなか
大変だった。
「またたび」でつってやっとのことでケージに入れ、空港までドライブ。
一時間でいけたので余裕。空港近くには依然として瓦礫の山がみられた。

猫達は最初はきょろきょろニャーニャーしていたがやがて諦めたのか
眼をつぶった。飛行場の貨物カウンターで手続きをし、いよいよお別れ。


貨物で扱うものはいろいろあって食品から化学薬品、衣料品、工業製品、
出版物、輸血保存血液、植物、動物、鑑賞魚、危険物、遺体など。

家の猫達は「活猫」と書かれてあった。活魚じゃあるまいし。おまけに
死亡免責の判子。
一時間あまりの飛行で猫達は無事中部国際空港で待つ、娘の元に着いた。

これからは1LDKのマンション住まい。狭いし、階段も駆けあがれないし、
ベランダにも出られないし、ちょっと気の毒。でも直になれるだろう。
私は猫達の居なくなった居間で時々猫がすっと部屋に入ってくるような気が
している。私も慣れなくては・・。









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そしてレッスン

2011-10-16 19:37:50 | ルネッサンス・バロック音楽
今日は我が家での最後のトラヴェルソレッスン。
ソロ2人にアンサンブル2組に新しく入門された方1人の計10人
ほど集まった。

前田りり子先生は昨日のコンサート&打ち上げのお疲れもみせず
いつものようなハイテンションのレッスン。
私はソロ曲の通低2つ担当し、アンサンブルレッスンは聴講。

通低担当一番目はクヴァンツのトリオソナタ。右手でヴァイオリン・パート
左で通低パートを弾くことになり、スコアがないのでヴァイオリンパート
を覚えてしまおうかと思ったが、やはりトリオとしてのスコアが
必要なので自分で書き起こした。二長調の耳触りのいい気持のよい曲だ。
一楽章Soave で終ってしまったので、いつの日か全曲を合わせよう、
とトラヴェルソ奏者とかたく約束。

もう一つはブラヴェのソロソナタ二短調。ト短調も入る。
こちらはアダージョ→アレグロ→ガボットまでレッスンが終っており、
今日はアレグロ。フラット系でちょっと暗い曲で通低には数字9も頻発、
なかなか手強かった。あとジグを残す。

アンサンブルレッスンはCPEバッハのトリオに、テレマンの4重奏曲。
どちらも最初はバラバラだったがレッスンの終わりには見違えるように
なった。入門された方はごく最近トラヴェルソの魅力にはまってしまった
ようだ。じきに仙台の古楽愛好家と一緒にあわせられるようになりそうで
良かった。

6時前レッスンが終了し「ああ、ついに終ってしまった」とため息。
本当の寂しさは東京に移ってから感じることだろう。
仙台でのレッスンは生徒仲間のお一人のお宅に決まり、仙台レッスン
継続しますのでトラヴェルソ吹きのかたどうぞ御安心ください。
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コンサート&レッスンの豪華イベント

2011-10-16 07:20:50 | ルネッサンス・バロック音楽
土・日とコンサート&レッスン。いろいろ関わった仙台の古楽
イベントの最後になる。
まず昨日は仙台で数年前から時々出張レッスンをしていただいている、
前田りり子さんの震災支援コンサート。
夏から実行委員会が始動し、皆で手分けして広報活動をしたのが
功を奏したか、会場のカトリック北仙台教会には200名ほどのお客様が
集まった。久しぶりにお会いする方も来られ、私にとっては引っ越しの
ご挨拶ができてよかった。

チャりティコンサートということで入場無料、でもこの種の
よくあるコンサートとは違って中身は非常に濃く、レクチャーコンサートと
いってもよいものだった。素人にもわかりやすい解説で9本の違った
種類のフルートを使ってファン・エイクから年代順に曲にあった笛を用い、
フルートの歴史をたどるような構成になっていた。このコンサートをきっかけに
古楽器全般や西洋史に興味をもつかたが増えるのではないかと思った。

モダンフルートしか聴いたことにない、見たことにない人には
衝撃だったことだろう。「木管楽器」フルートの素朴な温かみのある
音を聴きながら私にとっての仙台での最後のコンサートがこのような形に
なって本当によかったと思った。
プログラムは近代のドン・ジョンで終っていたが、アンコールで
また時代を遡り、オトテールの「エコー」を聴けてよかった。
響きのよい聖堂での「エコー」は本当に素晴らしかった。他の曲も
勿論よかったが。

お客様からの募金全額+CDの売り上げからも一部募金に、という演奏者の意向が
あったのだが、予想以上のお客様が入り、かなりの募金額になり、カリタス
ジャパンにたくさん寄付をすることができたこともとても嬉しかった。
是非有意義に使われて欲しいと思う。

コンサート後は打ち上げに会場のフレンチ・レストラン「ラ・ぺ」へ。
打ち上げと思っていたら私の送別会まで兼ねてしていただくことに
なっていたようで、恐縮至極。名前入り特製デザートまで作って下さった
のをみて胸が熱くなった。お料理やワインはすべて美味しく会話は愉しく
(震災体験談もあったが・・)音楽+美味しい食事のとても充実した一日だった。
そして今日はりり子先生のレッスンの我が家での最後の日。これから
通低練習だ。 この報告はまた。
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最後づくし

2011-10-13 20:21:30 | その他
昨日は一日ゆっくり過ごせた。此の頃これが最後ということが多くて
いろいろな思いが頭を駆け巡る。「最後」の上京の新幹線チケットを
最寄り駅に買いに行き、ここ数年随分東京往復をしたな・・と思う。
10年前の1-2ケ月おきが1ヶ月に2度位になってきた。
積もり積もった交通費出費も恐ろしい額になって、グリーン車に乗れる
「アップグレード券」なるものを2枚毎年貰うのだが、グリーン車には
乗りたくもないので活用していない。往復一回分無料にしてくれる方が
ずっと有難いのに。

帰り、いい天気なので近くの公園のバラコーナーをみて、池まで降りた。


時々ただなんとなく足が向いて池の周りを一周したり、あの樹は、あの花は、
あのカルガモはどうなったかな・・という目的をもって見にいったことなど、、。
整備された頃に比べ木々も育ち、あずまやも周囲に馴染み、いい感じに
なって来た。ここも懐かしい思い出に一つになるだろう。あと娘が通った
小学校にはその後は選挙でよく行ったが、仙台を離れる前にちょっと
見ておきたい。

今日は引っ越し業者から段ボールが届き、いよいよ引っ越しムードになった。
猫が早速重なった段ボールで爪磨き。今回の引っ越しは殆んど大きなものを持って
行かないので処分の方法がいろいろ。捨てるに忍びないものは友人たちに
きいたりしていたが、残ったものをバザーにだすために段ボール詰めにした。
本の残りはブックオフへ。

今日は手織機を買い取ってくださる方がみえた。昔、手織インストラクター
養成講座を持っていた時に生徒だった方が今は立派に織物作家ととして
活躍していてその方のお弟子さんにあたる。久しぶりに成長した生徒だった
方にもお会いし、あの頃は無我夢中で自立しなければ・・と思って頑張って
いたことを思いだした。高機はあまり使わなかったのでほぼ新品同様。
1人で説明書を見ながら四苦八苦して組み立てたことを思い出す。

また昨日は居間の大きなテーブル+椅子の行き先が決まった。あとは本棚と
ヤマハの収納家具。こちらは古いので業者には買い取って貰えそうもない。
だれか気に入って持っていってくださる人はいないものか・・・。
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疲労困憊

2011-10-11 18:07:40 | ルネッサンス・バロック音楽
東京3日間フルに動いて昨夜仙台に戻った。
帰り中央線で居眠りしてしまい、東京駅に着いたのに気がつかず、
下りの青梅行きになって次は「お茶の水」というときに気がついた。
予定した新幹線はギリギリ乗れず、久しぶりの「Maxやまびこ」の2F
に乗った。連休最後の日のせいか自由席は3人がけも満員。でも仙台止まり
なので眠っても大丈夫だった(笑)。

8日は上野から池袋へ出て直接父が世話になっているホームへ。
最近あまり食べず、痩せたというのでちょっと心配だった。頬は少し
こけていたが、まあ元気そうだった。まだ私のことはわかるし、持って
いったゼリーも自分でちゃんと食べられた。
私が11月から実家に同居することにした、といってもすぐ忘れてしまうようだが・・。
母は足が悪くなって1人で出歩けず前回の私の上京以来、20日も父を訪問して
いないのだが父はそんな時間の観念もないようだ。母を気遣うという気持ちも
残念ながらなかった。部屋にかけている日めくりカレンダーを20日分破いて、
父の20日間はどうだったのだろうか、と胸が痛んだ。

8日夜は武蔵野文化会館小ホールでのシュナイダーのコンサートに行った。
実家から歩いて行けるところに(といっても30分くらいかかった)こんあ
響きのよいホールがあるのは嬉しい。前回は、と言っても随分前に
チェンバロとオルガンの両方を弾くドイツ人の鍵盤楽器奏者のコンサート
だった・・名前忘れた・・であまり強い印象なし。なんといっても10数年
前?パンドルフォの無伴奏コンサートをここで聴いたのが今までのベストワン。

私自身の疲れもあってかあまり感動するというところまでいかなかった。
予定のガンビストが原発事故影響を懸念して出演辞退し、シュナイダー推薦の
韓国人に変わったのだがやはりキャリアの差は歴然。テレマンのファンタジーを
弾いたがこれがイマイチで、休憩の時にふと帰ろうかと思ったが、休憩後の
ブロックウィッツのリコーダーソロ組曲はやはり聴いて良かったと思った。
アンコールの際(テレマンのリコーダーガンバトリオの一楽章)リュート
今村氏が「チェロを弾ける人いませんか?」と会場に呼びかけたら若い男性が
名乗りをあげ、そのままチェロを持ってステージに上がり、難なく弾いた
のには驚いた。でもチェロがちゃんと弾けてるかとチェロばかり聴いてしまい
疲れた(笑)このハプニングでは大いに盛りあがり、そのあとまたバッハの
カンタータ140番からを歌のパートをガンバで演奏という2番目アンコールも
あったが、これはどうなんでしょうかと思ってしまった。

9・10日は実家の片づけや電気工事が入ってあっというまに終った。
父が片づけなかったガラクタがまだまだ出てきて次回の上京で間に合うか
と思うほど。やはり節目節目に身の周りを片づけるのは自分自身のため、
家族のためとつくづく思う。今日は不動産屋さんとの交渉でほとほと
疲れたが、合間に友人と2時間ほどリコーダー合わせをしたのが息抜き
となった。夜は最後の合唱練習へ。
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ミニコンサート終了

2011-10-07 18:25:55 | ルネッサンス・バロック音楽
午前中最後のピアノレッスンをした。シューベルトの即興曲90の第3
を聴きながら思わず涙。10年も真面目にきちんと通って、随分上達された
と思う。教え方のプロでもない私によくついて下さり、私も大変勉強に
なったと思う。今日はおまけとしてチェンバロでのゴールドベルクの「アリア」も。

終了後間もなく「カフェ・風雅」へ。今日は私のミニコンサートの日。
お客様はこの企画をしてくださった友人の知り合いの方が多く、和やかな
雰囲気。チェンバロはカフェ常設のフレンチタスカンモデル(カワイ)を
仙台のチェンバロ製作家林さんが調整してくださった。まだちょっと
響きが足りないが、楽器は生き物、これからここでチェンバロレッスンも
あるのできっともっと鳴るようになるだろう。

さてプログラムは「チェンバロとの語らい」とした。ラモーの「ミューズたちの語らい」
から拝借。リコーダーも吹いたので「リコーダーとの語らい」もあった。
拙ブログ名「古楽の小路」から「小路」シリーズも(笑)。

              <プログラム>

 ①ルネッサンスの小路  ダウランド  ラクリメによるガリアルド
             不詳     スパニョレッタ
             ピアソン   落ち葉
②パリの小路-1-   ラモー    ため息
             ラモー    ミューズたちの語らい
 ③リコーダーとの語らい ボアモルティエ デュオ組曲ト短調
                「ドゥースマン、コランテ、ガボッテ、レンタマン、ジグ」
 ④パリの小路-2-   F.クープラン カストゥラ―ヌ
                   生まれながらの美しき女神たち                       
 ⑤ナポリの小路     マンチーニ リコーダーソナタニ短調
                「アモルソ、アレグロ、ラルゴ、アレグロ」
⑥パリの小路ー3ー   L.クープラン パバーヌ
 今日になって急に弾きたくなったのでおまけ
⑦バッハ        「アリア」ゴールドベルグ変奏曲から

アンコールはパーセルの2本のリコーダー+チェンバロで「シャコンヌ」
       F・クープランの2台のクラヴサンのための小品「Letiville」を3本の手で
チェンバロソロ以外は友人の力をおかりした。パーセルではまたちょっと
ウルウルしてしまった。どうも此の頃涙もろくなってしまったかも。

勝手知った会場だったし、知り合いも多かったので過度の緊張もなく大したミスも
なく無事終えられてよかった。リコーダーつながりの友人も手伝ってくださり、
安心して「弾く&吹く」だけに専念出来た。この会場でまた是非!と言われ、可能性
はどうかな・・と思いながら、でもそんな声をかけてくださったことが嬉しかった。
仙台のいい思い出となるだろう。
 


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いろいろ引き継ぎ

2011-10-06 16:03:25 | その他
メランポジュームの株が大きく生って、アゲラタムが隠れてしまう
ほどの勢いだ。庭の手入れはとんと御無沙汰。片づけが一段落したら、
草取りと思っているのだが。

今回の引っ越しで合奏団合唱団であずかっていた楽譜資料の
引き継ぎを今週共に完了し、ほっとした。両方とも20年前後に
なるのでもう色あせた資料も。

お渡しする前に資料チェックしていたら、合奏団合唱団ともに
若き私は、といっても40は過ぎていたが、かなり熱心に
かかわっているのに驚いた。手書きで練習のまとめを団員に
配っている。コンサートのための事務的役もするようになった。
やがてワープロをどうにかこなせるようになったのは色々
事務的なことを一切引き受けた結果、必要に迫られたからだ。
そのあとインターネット、メールも手探りで始めるようになり
3年前にはブログも開始・・。
書くことが好きというほどでもないのだが、考えてみると
小学校高学年時には隣の同年齢の子と同人誌?のような小冊子を
発行していたのだった。ちょうどクリスマスプレゼントに謄写版を
もらってとても嬉しくせっせとガリガリと書いては印刷していた
時期が中学まで続いた・・・。

さて今日は合奏団で一緒だった近所の友人宅にランチにご招待された。
その昔読書会に入っていた時の友人もお一人いらした。このお2人は読書
会のなかでも2大読書家で色々面白い本を教えていただいた。

料理上手な友人のお煮しめやお漬物、そして特上のお寿司という豪華ランチ。
年代物の食前梅酒も美味だった。

思い出話をしていたら、隣に住む娘さんが生後一ヶ月余りの赤ちゃんを
連れてみえた。赤ちゃんを間近に見るのは久しぶりかもしれない。
しばし可愛い動作に目が釘付け。気持ちを和ませてくれる。

明日7日夜、北山駅前に開店する「イタリアごはん ピッコロ」は友人の
娘さん夫妻のお店。ブログも紹介しておく。最初は夜のみで、ランチは
11日から始められるそうなので是非行ってみたいと思っている。
http://piccolo445.exblog.jp/
















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アンサンブル練習最後・・

2011-10-05 17:46:10 | ルネッサンス・バロック音楽
今朝は母から電話で「たいしたことはないのだけれど転んでしまった」との
報告。ショッピングカートを押していて、道の段差で足をとられ
転んで手をついてしまったらしい。幸い医者に行くほどのことはない
そうでよかった。母は歩くのがままならなくなり、転ぶのは時間の問題と
思っていたがとうとう来たか、という感じ。骨折→寝たきり→ボケに
なったら大変。私も気をつけるようにと言われてしまった・・。
今回の私の怪我は8日に上京したときに話すことにしているので母は
まだ知らない。幸い経過は順調、7日夕方抜糸予定。

今日はアンサンブル・ガーランド最後の練習になってしまった。
朝7時半には早々調律し、7日のコンサートの練習を一通り。
なれた曲ばかりなので特に問題なし。ルイ・クープランの『パバーヌ』
にはどうしても胸が締め付けられる「別れ」のような箇所あり、涙が。。。。
気を取り直してリコーダーも練習。

10時からリコーダー2、ガンバ1チェンバロ1の4人でアンサンブル練習。

テレマン  イ短調トリオ  2回目 一楽章ラルゴはなかなか良し。
ペイジブル ハ短調トリオ  最近はあわせてなかったが特にプレリュード好評。
ヘンデル  ヘ長調トリオ  技術は結構難しいが、解釈には悩まないで済む。
ビバルディ ト短調トリオ  熱が入ってきて乗れる曲。

4曲4様でなかなか楽しかった。楽譜も色々。
吹きながらこうしてずっと仲間と合わせられたらいいのに・・とため息。
東京で新たな仲間探しをして、長年集めた楽譜を活用しなければ。

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エア トラベル キャリー

2011-10-03 20:21:20 | 猫たち
戸別の不用品収集を清掃公社に頼んだので昨日は娘と二人で、沢山の
ガラクタを駐車場にせっせと運んだ。一番重くて大変だったのは学習机。
一番気持的につらかったのは父の手製の家具達。父が定年後にいろいろ小さな
家具を孫に作ってくれた。そして今日の午前中が収集予定。

朝起きたら右目の周りが腫れてお岩さん状態になっている。午前中に医者に
行った方がいいと思い、親しい友人に無理を言って家に来てもらい、私は
医者に行った。
腫れは心配しないでいいそうで手術跡も順調。おでこの擦り傷が意外と
治りにくいかもしれない。収集車は帰宅後にすぐ来た。駐車場の広さ4分の1
ほどのガラクタで一万円弱。安くはないがしょうがないだろう。
もう一度は頼むことになりそう。

さて猫達は私より早めに飛行機で静岡の娘の所に移動するためにこのたび
「エアトラベルキャリー」なるものを買った。
猫2匹十分入れる大きさがある。昔、娘が赤ちゃんの時に使っていた手製の
タオル地のシートを近年は猫用に使っていたが、これを底に敷いたら、
猫がすんなり入っていった。28年も捨てなかったこのタオルシートが
こんな役立ち方をするとは。

仙台空港までどうやっていくか考え中。
4年前こちらに来た時は川崎から仙台までタクシー、電車、新幹線、タクシーを
乗り継いだが娘もいたので大丈夫だった。でも今度は1人なので友人に
頼むかタクシーになりそうだ。あと18日で猫達は居なくなる。猫のいない生活に
耐えられるか自信がない。
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思いがけない災難が

2011-10-01 21:23:00 | その他
昨日あたりから金木犀の匂いがし、いよいよ秋の到来。
仙台にいるうちに行きたいところはたくさんあるのだが・・。
考えてみると、34年も仙台にいながら、東北で行ったことに
あるのはわずか。秋田、青森にも行ってみたいし、花巻すら
まだなのだ。
昨夜は引っ越し手伝いに来てくれている娘と電力ホールで行われた
文楽を観に行った。出し物は「団子売り」「摂州合邦の辻」の抜粋。
久しぶりの文楽にしばし日常を忘れて江戸情緒の世界に浸った。

ところが今日、順調に片づけは進んでいたのだが、重い皿5枚を
食器戸棚上部から出そうとしてバランスを失い、イスから落ちてしまった。
その時戸棚のドアに顔をぶつけたらしく、眉間からドクドク出血し、
あわてて近所の外科かけこみ、切れた皮膚を4針縫うことになって
しまった。「結構深くきれましたね、」と医者に言われ、がっくり。
午前中だったので医院が開いてたし、眼にも異常がなかったので
まだよかった。
一週間後の抜糸は次回上京日ギリギリになった。7日の「カフェ風雅」での
ミニコンサートは絆創膏姿で悪しからず。幸い痛みもないので
予定通り行います。

母は心配するといけないので言わないでおくことにした。
それにしても娘がテキパキと応急処置をしてくれ、心強かった。
来週は何回か通院することになりそうだが、予定もそのままキャンセル
しないで済みそうなので良かった。眼鏡がかけづらいのが困るが。
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