古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

フレンチバロック オルガン

2020-09-29 11:26:30 | ルネッサンス・バロック音楽

オルガン練習ではしばらく北ドイツバロック曲ばかり選んでいたが、

実力不相応のバッハの名曲に挑戦してみることにした。

四苦八苦している私をみて、オルガンの先生が「フランスのバロックも

弾いてみませんか?」と言われ、気分転換になるかも、とバッハと並行して

練習することにした。

入門曲として選ばれたのはジャン=アダム ギランの「プレリュード」。

最近出版された手引き書「オルガン奏法」に載っている曲だ。

チェンバロで馴染んでるフランスの鍵盤曲ではあるがオルガンとなると

全然違う。他の曲も弾きたくなって調べ始めた。足鍵盤で苦労することも

少なさそうだし。

そんな中、今朝の「古楽の楽しみ」は待ってました、という曲ばかり。

ボワヴァン、ギラン、クレランボー、G・コレット、デュ・マージュ

のオルガン曲を聴けた。この中ではギランの曲は組曲4つが残っている

だけで「オルガンの芸術」によればドイツ出身?身元不明と書かれてしまっている。

今日の解説ではドイツ生まれ、1702年にパリにきて1707年出版の

4つの組曲は師のルイ・マルシャンに献呈されているそうだ。

同じくマルシャンの弟子 デュ マージュの曲もなかなか良かった。

早速imslpでゲット。もう弾いているのだから便利すぎる世の中。

この「オルガンの芸術」昨年出た本で手元にあると心強い本。

 

 

 

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生のマイナスワン

2020-09-23 12:07:20 | ルネッサンス・バロック音楽

敬老の日がいまだに9月15日という気がしている私だが

今年は21日だった。以前はこの時期よく両親へのプレゼントを

あれこれ考えながらお店をうろついたものだった。

少しずつ古楽コンサートやイヴェントも開催されるようになったが

アンサンブルをしてクラスターが起きてしまったら、、と思うと

万全の対策をしても一抹の不安がは残る。わが家のアンサンブル会も

いつになったらできるのか、、、。待ち遠しい。

そんな中、21日、古楽愛好家向けのマイナスワンのアンサンブルに

参加した。欲張ってテレマンのトリオソナタを2曲エントリー

してプロのヴァイオリンとチェンバロとあわせてもらい、満たされた

時を過ごした。ソロ曲と違い、もう一つの旋律楽器の音を聴きながら

リコーダーがどう入っていこうかといろいろ対策を考えていたのだが

実際に曲が始まったら、あまり迷わず曲の流れに沿って無心に吹いていた。

技術的には危ういところが何か所もあったけど全体的にはトリオ

として3人の絡み合いも味わえて、支えて下さったお二人の奏者に

感謝であった。またこういう企画があると練習にも目標ができて

よいと思った。帰り道、敬老の日に、亡き母の誕生日もあるし、と

自分にお花を奮発。

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