オルガン練習ではしばらく北ドイツバロック曲ばかり選んでいたが、
実力不相応のバッハの名曲に挑戦してみることにした。
四苦八苦している私をみて、オルガンの先生が「フランスのバロックも
弾いてみませんか?」と言われ、気分転換になるかも、とバッハと並行して
練習することにした。
入門曲として選ばれたのはジャン=アダム ギランの「プレリュード」。
最近出版された手引き書「オルガン奏法」に載っている曲だ。
チェンバロで馴染んでるフランスの鍵盤曲ではあるがオルガンとなると
全然違う。他の曲も弾きたくなって調べ始めた。足鍵盤で苦労することも
少なさそうだし。
そんな中、今朝の「古楽の楽しみ」は待ってました、という曲ばかり。
ボワヴァン、ギラン、クレランボー、G・コレット、デュ・マージュ
のオルガン曲を聴けた。この中ではギランの曲は組曲4つが残っている
だけで「オルガンの芸術」によればドイツ出身?身元不明と書かれてしまっている。
今日の解説ではドイツ生まれ、1702年にパリにきて1707年出版の
4つの組曲は師のルイ・マルシャンに献呈されているそうだ。
同じくマルシャンの弟子 デュ マージュの曲もなかなか良かった。
早速imslpでゲット。もう弾いているのだから便利すぎる世の中。
この「オルガンの芸術」昨年出た本で手元にあると心強い本。