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しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <不当な苦しみ>

2025-03-22 | 1ペテロ書
「もしだれかが不当な苦しみを受けながら、神の御前における良心のゆえに悲しみに耐えるなら、それは神に喜ばれることです。」(Ⅰペテロ2:19新改訳)

ローマ帝国時代の遺跡としてカタコンベが残っているが、何層にもわたり、掘り下げられた地下墓所の様子と、その中で遺骸に囲まれつつ礼拝を守ったキリスト者たちを想像して胸をうたれる。暗黒、死の空気、明日をも知れない自分のいのちを思いながら、兄弟たちは粗末な物を分け合って食べ、やがて来る御国のすばらしさを想像して聖餐式を守ったのであった。彼らが抱いていた信仰が、聖霊による生命的なものでなかったら、初代キリスト者たちはその悲しみを喜びに変えることは絶対に不可能であった。▼このような信仰の苦しみは二一世紀も世界の多くの場所で続いており、殉教者たちは今なお生まれている。「この人たちは大きな患難を経て来た人たちで、その衣を洗い、子羊の血で白くしたのです。」(黙示録7:14同)▼もし今、私たちが天に上れば、彼らの数の多さを見ておどろくであろう。