「正しい人はその友の道案内。悪しき者の道は自らを迷わせる。」(箴言12:26新改訳)
ヨハネ福音書は冒頭で「すべての人を照らすそのまことの光が、世に来ようとしていた」(ヨハネ1:9同)とキリストについて証言している。まことの光であるキリストのことばは福音書となり、あらゆる時代の人々を照らし続けている。さらにそれは御霊によってキリスト者の内に宿り、人生の道案内として生涯を照らしつつ、消えることがない。なんとすばらしい事実であろう。▼箴言でソロモンは、「正しい人はその友の道案内」と言うが、唯一人の義人イエス・キリストこそ私たちの友として、いかなる難局に際しても、逃れる道、救われる方法を示して助けてくださる最高最大のガイドであられる。もしソロモンが心から律法を愛し、神を畏れる生涯を送っていたら、イスラエル王国の歴史は栄光がいつまでも輝いていたはずだが、残念ながら行いは主の道をはずれてしまった。箴言や伝道の書を記した最大の知恵者、賢人中の賢人も、キリストによる生まれ変わりを体験しなかったため、空しい人生を終えるしかなかったわけである。▼「まことに、あなたがたに言います。女から生まれた者の中で、バプテスマのヨハネより偉大な者は現れませんでした。しかし、天の御国で一番小さい者でさえ、彼より偉大です。」(マタイ11:11同)