「在留異国人や、みなしごの権利を犯してはならない。やもめの着物を質に取ってはならない。思い起こしなさい。あなたがエジプトで奴隷であったことを、そしてあなたの神、主が、そこからあなたを贖い出されたことを。だから、私はあなたにこのことをせよと命じる。」(17、18新改訳)
モーセ当時の社会的弱者といえば、在留異国人、みなしご、やもめだったが、わが国でもこれらの立場にある人は待遇上に差があり、就職や給料の面で苦労することが少なくない。▼しかし神は天からこれら弱い人々に特別の愛と配慮をしておられる。その証拠に、ご自身を「みなしごの父、やもめのさばき人」(詩篇68:5同)とまで呼んでおられる。
もし私たちが神の祝福を受け、豊かな生涯を送っているなら、よりいっそう、弱い立場の人々を友とすべきである。やがて再臨された主が私たちに向かい、「あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです」(マタイ25:40同)と言われるときが来るのだから。