流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

中部方面隊創隊58周年記念行事 装備品展示-1/2

2018-10-10 | 陸上自衛隊
10月7日(日曜日)、陸上自衛隊伊丹駐屯地にて中部方面隊創隊記念行事が開催されました。

当地は、兵庫県伊丹市緑ヶ丘に所在する陸上自衛隊の駐屯地です。
駐屯地グランド横にて中部方面隊が保有する装備品等が展示されていました。


「野外入浴セット2型/野外浴槽」第3後方支援連隊 補給隊/千僧駐屯地(兵庫県伊丹市)
野外において軽易に入浴を実施する装備品です。
73式大型トラックにて目的地まで牽引し展開します。


・トレーラー搭載器材
ボイラー、揚水ポンプ及び発電機で構成されています。


災害派遣現場にて隊員のユーモアとして、入口に各隊手製の「○○の湯」等の暖簾が掲げられています。
○○には駐屯所在地にまつわる名が付けられます。


「浄水セット(逆浸透型)」第3後方支援連隊 補給隊/千僧駐屯地(兵庫県伊丹市)
水道施設の無い場所での飲料水の造水を行う装備品です。


・水処理装置
長毛ろ過機、限外濾過器、逆浸透濾過器及び制御盤で構成されています。


・貯水タンク


野外炊具1号や野外入浴セット2型、野外手術システムと併せて使用すれば大きな相乗効果を発揮する装備品です。


「野外手術システム」中部方面衛生隊 第104野外病院隊/伊丹駐屯地
医療施設の無い場所で初期外科手術を行うことで傷病者の救命率向上を図ります。


○手術車
電動手術台、X線撮影装置、無影灯(5灯式)、スポット灯、麻酔器、電気メス、患者監視装置などが装備されています。


開胸、開腹、開頭など救命のための初期外科手術に対応でき、1日10~15名の手術を対応可能としています。


・電動手術台


・患者監視装置
心電図や血液等を測定し手術中の患者の状態を観察します。


・麻酔ユニット
全身麻酔をかけ呼吸管理します。


○手術準備車
簡易血算器、血液ガス分析、血液迅速分析装置(生化学検査)、遠心分離機、双眼顕微鏡、X線フィルムの現像、手術用器材及び薬品の保管などが装備されています。


・遠心機
血液や尿などの成分を分離します。


・遠心沈殿器
微量の血液や体液などを強い遠心力で分離します。


・双眼顕微鏡
最近や寄生虫、細胞や尿中の結晶などを観察します。


・自動血球計数装置
炎症や貧血、出血などに関連する検査が可能です。


・発動発電機用/1トン野外医療用トレーラ
出力15キロボルトアンペアの発電機です。


現在の野外手術システムは、昭和63年に導入されました。
車台は73式大型トラックをベースとして、手術車、手術準備車、滅菌車、衛生補給車の4つの車両で1セットになります。
実際に使用される際は、所要床面積確保のために手術車は約2倍に拡幅します。
また手術車と手術準備車の側面が通路で連接されて一つの部屋になります。

本来は有事で運用される装備品ですが、災害派遣の現場でも活用できるのは素晴らしいですね。
懇切丁寧に説明してくれた隊員の皆様には感謝です。
ありがとうございました。

この後も装備品展示を見学します。・・・・・・・つづく。(^_^v
いえ─ヽ(●´∀`)ノ【ハイテンション】ヽ(´∀`●)ノ─い☆

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