酒のさかな

平凡な笑市民が日ごろの暮らしの中で出会ったこと
【縦横無尽探険隊別館】

悲しみの電話

2006-05-26 23:12:44 | のほほん日記系
仕事中に携帯が鳴った。学生時代の先輩からだった。
折り返し電話すると、
「H先輩がなくなったらしい。お通夜は明日なのでどうする」
『病気ですか?この間はワァワァ言って飲んだのに。』
先日、恩師のお祝い会で一緒に飲んで以来半年と経っていなかった。
「・・・詳しいことはわからんが・・・ノイローゼ気味だったようだ」
『・・・そうですか・・・』

こういう場面でいつも思い出す言葉がある。
【最後の生きる死ぬは運命のような気がする】

私が若い頃、病気でなんとか死の淵から生還し、もう大丈夫だという検査結果がでた後で、深夜巡回に来た看護婦長さんが言った言葉である。
「私がこんなこと言ったらいけないのかもしれないけど、いろいろ見てきてそう思う。あなたは助からないところから生きたけど、別に今すぐというはずではない人が急に死んでいくのよねぇ。病状が良くなったり悪くなっていくのはわかるけど、最後の生きる死ぬはそれとは別の何かが働いているような気がする」

H先輩に何があったのかは知らない。
ただ、先日の飲み会で「結婚が遅かったから・・・」と小さいお子さんの写真を見せていたのが思い出された。

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