ワシは午前中の仕事の後は夕方まで空いてたので、お昼を食べた後に両親を「中国鍼灸院」さんに連れて行った。先生は今日も漢詩を用意して待っていてくれた。
「健康平安」
呉炳宇
若欲健康平安、(若し健康平安を欲すれば)
常帯三分飢寒。(常に三分の飢えと寒さを帯びる)
寒時衣服温暖、(寒時衣服で温暖となり)
飢中飲食香甜。(飢中の飲食は香甜なり)
冷水浴身迎寒、(冷水にて浴身すれば寒さを迎え)
防老頻攀湧泉。(頻りに湧泉に登れば老を防ぐ)
運動腹空飢至、(運動は腹を空かし飢に至り)
掌按気海丹田。(丹田の気海を掌按すべし)
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)
もし健康になりたかとなら
いつもちょっと腹が減ってちょっと寒いくらいがよかと
寒い時は服着てぬくもりんしゃい
腹減っとる時はなんでんうまか
冷たか水で体ば洗うたら寒さにゃ負けんばい
湧泉ちゅうツボばしょっちゅう押せば年とらんと
運動して腹ば空かしてくさ
丹田の気海ちゅうツボば手のひらで押えたらよかと
今日は少しだけ武術太極拳も習った。これからツボの勉強と合わせて武術太極拳も習うことにした。楽しみじゃ。
その後、両親を野田コーヒーに連れて行ってコーヒーとケーキをご馳走した。
今日の様子では二人ともまだまだ元気そうでホッとした。まだろくな恩返しもできていないから長生きしてもらわんと困る。
「親」
老いてなお 荷を負う親の 背中みて
休む間なしと 我に鞭打つ
蔵