えしぇ蔵日記

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人間の土地

2013年03月06日 | Weblog

読むものがなくなったので姫が読みかけているサン=テグジュペリの「人間の土地」を借りて読んだ。ほんの間に合わせのつもりだったがとんでもない!これが大変な傑作だった。サン=テグジュペリの作品はいくつか読んだが、これが最も彼の力量を知ることができるのではないかと思う。実に素晴らしかった。カフカやカミユにも劣らないと思った。44歳で死んだのであまり作品がないのが非常に残念だ。
才能は儚いのか。儚いのが才能なのか。

「愛するということは、おたがいに顔を見あうことではなくて、いっしょに同じ方向を見ることだ」(サン=テグジュペリ)

「飛行機乗り」

命知る 飛行機乗りは 星となり
混濁の地を 眺めをりしか

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