えしぇ蔵日記

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平成中村座 小倉城公演

2019年11月03日 | Weblog

朝から苅田町へ。サラリーマン時代の先輩に頼まれていた中古一戸建が決まったのでその契約のため。そのついでに午後は小倉で遊ぼうということで姫も乗せてきて、苅田町駅で下ろして電車で小倉に移動させた。

契約はお昼前に無事終了し、ワシは一路小倉へ。
姫が小倉城のそばで開催される「平成中村座 小倉城公演」を見たいというのでこの日のチケットを前もって買っておいた。開演は3時45分だったので、それまでランチしたり、小倉城やリバーウォークを歩いて時間をつぶした。



開演の時間が近くなって会場に行ってみると、江戸時代の芝居小屋を再現したような、ちょっと雰囲気のある建物があって、大勢の客で混雑していた。
靴を脱いであがる会場で、規模は小さいがそれだけに舞台との一体感があって、昔の歌舞伎小屋を彷彿とさせるものがあった。
ワシらの席は奇跡的にとれた4列目の真ん中あたり。表情もはっきりと見えるし声もよく聞こえる席で言うことなし。





演目はご当地小倉藩のお家騒動を題材にした「小笠原騒動」の通し狂言。笑いあり、涙あり、そしてダイナミックなアクション、驚くような仕掛けなどで最初から最後までたっぷりと楽しませてもらった。
平成中村座は観客へのサービス精神が旺盛とは聞いていたが、客席までも舞台にして駆けまわったり、小倉祇園太鼓を聞かせてくれたり、そして最後の最後にあっと驚かせる大胆な仕掛けがあったりで、会場は大変な盛り上がりようだった。ワシもここまで心から楽しめた歌舞伎は初めてだった。
実に実に素晴らしい公演だった。本当に行ってよかった。

終わった頃には外は真っ暗。帰る前に小倉城で開催中の「小倉城 竹あかり」を見た。中に火を灯した蝋燭を置いた竹筒が場内いたるところに配置され、素晴らしく幻想的な風景を作っていた。天守閣にも登って上からも見物した。これを見るだけでも小倉に来る価値はあると思った。





そんなこんなで小倉をたっぷり満喫して帰った。

「小倉の夜」

中村屋 才は開きて 天守閣
竹の灯りに 照らされしかな

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