今夜は姫がいないから自分で肉じゃが作って焼酎を飲んだ。パソコンに保存している「七人の侍」を見ながら。これはワシの宝物だ。日本の映画の最高傑作だ。こんなに面白くて無駄のない脚本は世界でも数少ないのではないだろうか?
ワシが個人的に好きなシーンは、
1.志村喬が侍を集めている時にかつての家来の加藤大介に再会し、志村喬が「金にも出世にもならぬ戦があるがついてくるか?」と言われ迷わず「はい」と答え、「死ぬかもしれんぞ?」と言われてにやっと笑うシーン。加藤大介の強い眼差しにしびれる。
2.三船敏郎が百姓の赤ちゃんを抱いて「これは俺だ!」と叫ぶシーン。じーんとくる。
3.宮口精二が単身命がけで敵陣に挑んで種子島(鉄砲)を奪ってきた後、全く誇ることなく平然としているところへ木村功 が来て「あなたは素晴らしい人です。私は前からそれが言いたかったのです」と言うシーン。人が嫌がる仕事をやりとげて少しも誇らない。男はこれだなと思う。
4.土砂降りの中の戦いの場面で志村喬が弓矢を構えるシーン。めちゃめちゃかっこいい。
あぁ映画は芸術だな、喜びだな、と思わせてくれる作品だ。
「七つの手本」
生き方を 学ぶ 七つの手本かな
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