えしぇ蔵日記

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嘉例川駅

2016年03月31日 | Weblog

朝はのんびりしてチェックアウトぎりぎりで宿を後にした。近くのパン屋で今日のランチを買ってから、本日のメインである「嘉例川駅」へ。ここは日本最古の木造の駅舎ということで観光名所になっている。カメラマンが喜ぶ絶好の撮影ポイントだ。
秘境を思わせるような渓谷の中をドライブして到着。なんとも味のある建物で本当に感動した。かすかに記憶に残る、小学一年生の一学期だけ通った木造の校舎を思い出した。日本の思い出がそこにあるような感じがした。



電車が来るとこれがまた風情のある眺めになるんだな。



営業開始は明治36年1月15日とある。



明治36年といえばライト兄弟が初飛行に成功した年だ。つまり飛行機の歴史と同じくらいこの駅は存在することになる。どれだけ古いことか!ライトフライヤーは今やF-35 ライトニング IIだ。歴史の重みを感じてしまう。





営業開始2年後には日露戦争だ。その後も日中戦争、太平洋戦争と波乱の時代が続いたが、多くの若者がここで家族と涙の別れをしただろう。多くの人が片道切符だったろう。この駅はたくさんの涙を見てきたはず。 また、再会もたくさん見たろう。 駅舎が喜びに包まれることも多かったろう。この駅舎には人間のドラマが詰まっている。だから人を魅了するのではないだろうか。

その後は物産店で買いものしてから高速に乗って帰宅。波瀾あり感動ありの思い出深い旅だった。

「嘉例川駅」

散る花も 涙も似合う 嘉例川
戻る人あり 去る人もあり

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