んーなんと爽やかな秋晴れ。でも日中は暑いくらい日差しは強かった。「新郷商会」さん、「三開発」さん、「オアシス珈琲」さんといつものように無事こなし、最後は「村田運送」さんのトラブルを解決して終了。帰り道にまた寄ってしまった「あい書林」さん。実は昨日も某大手チェーンの古本屋で「横光利一集」を買ってきたばかりなのに・・・。今日買ったのは藤原ていの「流れる星は生きている」(昭和24年初版)。名作中の名作。藤原ていは新田次郎の妻にして、藤原正彦の母。この作品、実は家にもあったが姫が対馬の母にあげたので買ってきた。それにしても「あい書林」さんの書棚に並ぶ作品の素晴らしさにはため息が出る。井上靖、水上勉、島崎藤村、横光利一、石川達三、三島由紀夫、永井荷風・・・あぁ偉大なる作家たち。中でも驚いたのは、直木三十五の全集があったこと。これ絶対次回買うつもり。直木賞はこの人の名前からとったのに、今時の直木賞とった下らない本は店頭に並んでも、肝心の直木三十五の本がどこに行っても売ってないなんて絶対におかしい。こんなことじゃいかんよね。
「秋晴れ」
秋晴れや
置いてきぼりの
蝉の鳴く
蔵
「秋晴れ」
秋晴れや
置いてきぼりの
蝉の鳴く
蔵
改造社から出ている12巻の書き下ろし全集と
おなじく改造社から出ている全集
それと示人社から復刻版+別冊で出ている全集
改造社のものはいずれも昭和ヒトケタの発行なんで痛んでいる物が多いです。
示人社のものは平成になってからですから比較的美本が売られていますが7万~8万円くらいが相場でしょう。
とにかく直木の本を実際に読む事もかなり難しいです。大阪の谷町六丁目で記念館を運営しています。当記念館にお越しいただければ読む事は可能です。
直木三十五記念館の事務局長さんにコメント頂けるなんて光栄の至りです。感激してます。
記念館のホームページも拝見しました。いつか大阪まで見学に行きたいと思っています。
私の思いが伝わった人が記念館の方だなんてすごい感動です。