そんなことはみんなどこかの遠いできごとのようでした。
もう又三郎がすぐ目の前に足を投げだしてだまって空を見あげているのです。いつかいつものねずみいろの上着の上にガラスのマントを着ているのです。それから光るガラスの靴をはいているのです。
又三郎の肩には栗の木の影が青く落ちています。又三郎の影は、また青く草に落ちています。そして風がどんどんどんどん吹いているのです。
又三郎は笑いもしなければ物も言いません。ただ小さなくちびるを強そうにきっと結んだまま黙ってそらを見ています。いきなり又三郎はひらっとそらへ飛びあがりました。ガラスのマントがギラギラ光りました。
(宮沢賢治 「風の又三郎」)
今回の台風は又三郎だったのかもしれない。
今年もまた秋を運んできてくれた。
今日はジムでみっちり鍛えた。ワイドグリッププルアップが7回できた。
夜はDVDで「スーパーチューズデイ」を見た。なかなか面白かった。選挙の恐ろしさを知らされた。
「又三郎」
野分して 秋運ぶなり 又三郎
蔵
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