14年7月5日 FIFAワールドカップ 準々決勝 アルゼンチン 1-0 ベルギー
kickerの採点も合わせてどぞ
交代:ルカク(3.5)(59オリギ)、メルテンス(4)(60ミララス)、シャドリ(75アザール)
サブ:ボシュ、ミニョレ、シマン、ロンバーツ、フェルメーレン、デフォール、ヤヌザイ、デンベレ
得点:イグアイン(8ディ・マリア)
カード:■ Biglia、アザール、アルデルヴァイレルト
MoM:イグアイン(FIFA)(kicker)
ニホンでは「メッシが魅せた!」「イグアインがやっと決めた!」「アルゼンチンが勝った!(ほっ)」と、対戦相手がどこだったかなんてどうでもよさげに盛り上がっている試合であります。
それも致し方ないですわね…。もともと、やっとのことで勝ち上がって来た感のあるベルギーでしたが、よりによってこの試合が本大会ワーストゲームになってしまいました。
試合後のヴィルモッツ監督やファンブイテンのコメントが冷笑を買っているようですが、しかしワタシの目にも、アルゼンチンがそんなに圧倒的に強い感じはしなかったです。
むしろベルギーの側が相手を無用にリスペクトし過ぎて腰砕けになってしまったように見えました。
効果的な手腕を発揮してきたヴィルモッツの采配もここにきて、ファンブイテンを最前線に上げてのパワープレーとか、どこのクリンスマンですかと泣きたくなるような…。(それでも「ルカ・トーニみたくやりたかったんだけど」と、健気に最前線に張り続けたファンブイテン。。)
とはいえ、攻撃自慢のベルギーを、時にはのらりくらりと時には厳しく、巧くいなして逃げ切ったアルゼンチンは、やはり場数が違うんだろうなと思いました。そしてそれがチームとしての強さでもあります。
完敗でした。
アルゼンチン監督の卒倒パフォ
「ダメー僕ちゃんシヌ~」
「…っと、わわっ」足元に何かあったらしく、バランスを崩す
よろよろ「ちょっ何なんすか、ネタやってるばーいじゃ」
ファンブイテンとデミチェリス
バイエルンで同じポジションのライバルでもあり相方でもあったデミチェリスと競演するのを楽しみにしてました。
現在のクラブのチームメイト、コンパニとアイコンタクトをしながらダニエルをつんつんするミーチョ「よっ」
「お~、久しぶり~」笑顔で挨拶
くしくも背番号が同じ
がっ
競り合い!ミーチョ「えい~」背中を押す。
ダニエル「わー!やられたー!」…そんなに痛がるほどでもなさそうな…
ミーチョ「いやナイって」
「あれ~?ファウルとってくんないの~?」そらそうよ。
勝った!脱いだ!
いっぽう負けたファンブイテンも、傷心のベルギーファン視聴者へのささやかな慰めに…
キャー!脱ぐー!?(゜∀゜)
しかしその瞬間
「♪お~え~あ~~♪」
・・・・・・・・・・・・・・・わかってない。
ベルギーの冒険はここで終わりました。
夢をありがとう。楽しかった。
代表チームから、「世界で最高のファンたちへ、応援ありがとう」という心のこもった感謝状(フランス語版)(オランダ語版)が公開されましたが、こっちこそありがとうなのです。とても素敵なチームでした。
ベルギーのW杯は終わりましたが、これは、彼らの物語の第1章が終わったに過ぎません。
若い彼らは成長途中。再来年のEUROも、次のW杯も、まだまだこれから素敵な物語は続くに違いありません。
これからは、大会に出場するのが当たり前のチームへ。ドイツやオランダ…は、まだむずかしくても、イタリアやイングランド等と並ぶ、名も実もある「強豪」になるための、次の章へ。
と、期待感いっぱいのポジティブな印象を残し、将来への期待が語られているベルギー代表ですが、正直ワタシの気持ちは、そこに参加することのない、ここでひっそりと姿を消すひとりの選手に向かってますよ・・・
イグアインのシュートコースをまんまを開けてしまっていたことを責められないだろうか、と思いましたが、どうもあのシーンはコンパニーの守備がよろしくなかった、ということのようです。
出場機会があるかどうか、あまり期待していなかったのですが、終わってみれば全5試合でフル出場。
しかも上々のパフォーマンスで、「まだ全然イケるじゃん?」と再評価されているようです。
最後がパワープレー要員で、アタッカーとしては役に立てなかったのがトホホではありますが、機会をくれたヴィルモッツにはとにかく感謝ですし、期待に応えたファンブイテンも素晴らしかったです。
お疲れさまを言うと話が長くなるので、ここではスルー。今のところ本人から明確な(代表or現役)引退宣言も出てないことだし。機会があれば改めて…
涙をこらえるファンブイテンが握っているユニフォームはメッシのものだそうです。事前に予約済みだったようで…
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帰国しての凱旋イベントは行わず、9月に改めてファンイベントを開催する、と発表した代表チームでしたが、それでもおとぎ話を見せてくれた彼らをねぎらいたいと思うのがベルギー国民の気持ちでありましょう。
ちょっとまだあまり情報を入手してないので取り急ぎですが
昨日、専用機で帰国。放水アーチで迎えられました。
空港にはブリュッセルかベルギーのエラい人(←知らない)が歓迎してくれました。
ファンブイテンのお兄さん。顔も少し似てますが、声がそっくりです。
奥たん。こ、こんなんだったっけ?
代表御一行様はその後そろいのスーツに着替えて、宮殿でベルギー国王夫妻に謁見。
妃殿下が何やらルカクにお詫びをしたようですが、何を謝ったんでしょうかね。この前、オリギと間違えてしまったことでしょうか。
記念撮影!
(コンパニーのtwitterより)セルフィ~!
先頭を風切って歩いてるファンブイテンかっこいい!
宮殿前広場でファンに挨拶。
あまりに宮殿の目の前すぎるのを見て、気さくな国王夫妻のキャラといい、王室と国民の距離が近いのかな、と思いました。
主将も監督も差し置いて、何故か真っ先にスピーチをするファンブイテンでありました。