はやきせに みるめおひせば わがそでの なみだのかはに うゑましものを
早き瀬に みるめ生ひせば わが袖の 涙の川に 植ゑましものを
よみ人知らず
早瀬に海松布(みるめ)が生えるものならば、涙に濡れる私の袖に植えてみるのになあ。
これもなかなかの難物。「みるめ」が海藻の「海松布」と「見る目(=いとしい人に逢える機会)」の掛詞になっていて、早瀬に海松布が生えるように、寂しさの涙に暮れる自分にも、あの人に逢える機会が訪れないものだろうかとの嘆きを詠んでいます。
はやきせに みるめおひせば わがそでの なみだのかはに うゑましものを
早き瀬に みるめ生ひせば わが袖の 涙の川に 植ゑましものを
よみ人知らず
早瀬に海松布(みるめ)が生えるものならば、涙に濡れる私の袖に植えてみるのになあ。
これもなかなかの難物。「みるめ」が海藻の「海松布」と「見る目(=いとしい人に逢える機会)」の掛詞になっていて、早瀬に海松布が生えるように、寂しさの涙に暮れる自分にも、あの人に逢える機会が訪れないものだろうかとの嘆きを詠んでいます。