あけたてば せみのをりはへ なきくらし よるはほたるの もえこそわたれ
明けたてば 蝉のをりはへ 鳴きくらし 夜は蛍の 燃えこそわたれ
よみ人知らず
夜が明けると蝉のように一日泣き暮らし、夜は蛍のように燃える思いに身を焦がし続けていることよ。
「をりはへ」はいつまでも続ける意の動詞「折り延ふ」の連用形ですが、ここでは名詞的に使われていますね。昼夜隔てなく恋の思いに苦しむ身の上を詠んだ切ない歌です。
あけたてば せみのをりはへ なきくらし よるはほたるの もえこそわたれ
明けたてば 蝉のをりはへ 鳴きくらし 夜は蛍の 燃えこそわたれ
よみ人知らず
夜が明けると蝉のように一日泣き暮らし、夜は蛍のように燃える思いに身を焦がし続けていることよ。
「をりはへ」はいつまでも続ける意の動詞「折り延ふ」の連用形ですが、ここでは名詞的に使われていますね。昼夜隔てなく恋の思いに苦しむ身の上を詠んだ切ない歌です。