Enoの音楽日記

オペラ、コンサートを中心に、日々の感想を記します。

日々の雑感(2014年3月)

2014年03月30日 | 身辺雑記
3月8日(土)~9日(日)
 宮城県の気仙沼へ。東日本大震災から3年たち、被災地に行くのも支援の一つと思いながら、今まで実行できなかった旅に、思い切って出かけました。被災地に行くのは迷惑ではないか、物見遊山に見えないか、などの心配がありましたが、杞憂でした。

 到着後、昼食のために入った復興屋台村(仮設の建物で営業しています)の食堂の方。フェリーで渡った大島の国民休暇村で、夕食後、宿泊客に被災体験を語ってくれた地元の方。翌朝、港へ送ってくれる途中で、どのように津波が押し寄せてきたか、山火事がどのように続いたか、対岸の気仙沼がどんな状況だったかを話してくれた国民休暇村の方。

 気仙沼に戻って、観光タクシーで被災地を回りました。津波で流された地域は、まだなにもなく、ガランとしていました。地盤沈下を起こしたので、今は土盛り中とのこと。陸前高田の「奇跡の一本松」(↑)まで行ってもらいました。そこでは高台への移転のために土地の造成中でした。

 気仙沼に戻って、帰りの電車を待つあいだ、駅前の土産物屋に入りました。お店の方の話によると、駅前に復興住宅を建てる計画があるそうです。そのために向かいのお店は立ち退きを迫られているとのこと。なんだか暗い顔でした。

 思いがけず多くの方々から話を伺うことができました。皆さんよく話してくれました。でも、皆さん、復興を信じてはいませんでした。働き手は仙台に出てしまったそうです。今後は東京オリンピックの影響でどうなるかと心配顔でした。

3月21日(祝)~22日(土)
 栃木県の小山で友人の息子さんの結婚式があるので、前泊しました。ホテルに入ったのは15:30。テレビをつけたら、甲子園でわが母校の試合が始まるところでした。21世紀枠で出場したわが母校。テレビにくぎ付けになりました。途中の応援合戦で校歌が歌われたときには感動しました。結果は11対ゼロで完敗。でも、皆さん、いい経験になったと思います。将来これを糧として大成してほしいものです。

3月27日(木)~現在
 袴田さんの再審開始決定・釈放。袴田さんは一夜明けて、ホテルの窓から海を見て、「ここは大井川かな」といったとのこと。涙、涙です。でも、喜びにわく世論を傍目で見ながら、袴田事件という言葉は知りながら、なにも調べもせず、まして支援もしてこなかった自分を責めずにはいられません。申し訳ない気持ちです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする