後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔339〕【速報】春望:民破れて医大栄えり 弱きをくじき、強きを助ける人権侵害判決、言渡される(2021.3.1)

2021年03月02日 | メール・便り・ミニコミ
 柳原敏夫さんから以下のメールが送られてきました。とりあえず私ができることはこの怒りの「速報」を拡散することです。どうぞ皆さん、お読みください。

●柳原です。
ご無沙汰しています。

 昨日、2014年8月に提訴した子ども脱被ばく裁判の判決が福島地裁で言渡されました。
 結果は原告の全面敗訴。その理由付けもこれ以上ないくらい原告主張の全否定、地獄に堕ちろ!と言わんばかりの残忍酷薄の判決でした(10年前のふくしま集団疎開裁判の一審判決と変わらない)。
 判決言渡しに参加した私たちにできることは、まず、この理不尽さを日本と世界の市民で共有することでした。
 そこで、以下のブログを書きました。

【速報】春望:民破れて医大栄えり 弱きをくじき、強きを助ける人権侵害判決、言渡される(2021.3.1)
https://darkagejapan.blogspot.com/2021/03/blog-post.html


 ◆「水に落ちた犬は打て」
  立憲民主党はスガ政権の失政を追及すべき

                  鎌田 慧

 衛星放送関係の会社の幹部である菅義偉首相の長男が、監督官庁で
ある総務省の局長などを接待していた。この事実は、安倍政治が7年
8カ月も続いた泥沼の一端にすぎない。
 妻が森友学園の利益に関わっていながら、安倍晋三前首相が「私や妻
が関係していたということになれば首相も国会議員も辞める」と大見得
を切ったため、官僚が資料を改ざん、自殺者までだした。
 安倍政権は、この問題だけで139回もウソの答弁を続けていた。
 その中心に坐っていたのが、菅首相なのだ。
 GoToトラベルの利益誘導ばかりだけでない。コロナ対策にも
つまずき、菅政権は支持率30%台の低空飛行。オリンピックとともに、
墜落の見通しが強まってきた。

 ところが、「改正コロナ特措法」の政府原案にたいして、自民党との
修正協議で立憲民主党が、他の野党を「蚊帳の外」に置いて合意した、
との批判が高まっている「少数野党 恨み節」毎日新聞の見出し
(2月8日)だ。
 この法案は、当初、コロナに感染して、入院を拒否した人への懲役や
罰金などの「刑事罰」を想定したものだった。緊急事態の罰則を強める
とは、自民党が謀っている憲法改悪の中心部分。火事場泥棒的な設定に
警戒を強めて当然である。
 いまの問題点は、野党の反対によって刑事罰は前科のつかない
「行政罰」の「科料」に修正したとはいえ、政策のミスを、国民を
罰する法律でカバーする本末転倒である。

 それと「二大政党」の国会対策委員長が、「審議4日間」のスピード
日程で合意したことである。国会が形骸化される、民主主義の根本に
関わる問題だ。
 そればかりではない。内部的には「後見人」二階俊博自民党幹事長
との関係の冷却化が噂され、外部的には首相の統治能力に疑問が
深まっている。短期政権はまちがいない。
 ところが立憲民主党内に、あまりにも失政を追及すると、国民の
支持を失う、との配慮がでてきたようだ。
 これは逆だ。そんな余裕はない。
 魯迅(ろじん)の教えに従え。「水に落ちた犬は打て」。

         (「週刊新社会」2月23日号8面「沈思実行」
               個人的に許可を得て転載)


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