後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔625〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く⑭  明日のシュテアツィング(伊)の「前座」はアンブラス城。

2023年10月26日 | 美術鑑賞
 9月6日(水)、バーゼル(スイス)からインスブルック(オーストリア)まで約4時間半かかりました。昨年に引き続きインスブルックに舞い戻ってきたのには訳があります。昨年の50日弱のヨーロッパ旅行で体調を崩したのはただの1回、1日だけでした。不思議なことに連れ合いもこの時熱を出してダウンしたのです。昨年は今年より遙かにコロナ危機の渦中にありました。信じてもらえないかも知れませんが、旅行プランが崩壊したのがこの日だけでした。
 このインスブルックの1日に予定していたことは、日帰りでシュテアツィング(伊)に行くことでした。ここの聖母教会にハンス・ムルチャーの代表作ハンス・ムルチャー祭壇があり、お隣にはハンス・ムルチャー博物館があるのです。ハンス・ムルチャー祭壇はバクサンドールのカタログに登場している気になる美しい彫刻です。どうしても行ってみたいところだったのです。まさに再挑戦、リベンジの訪問です。





 移動日の9月6日(水)、まずは初訪問のアンブラス城巡りです。ここにはラインベルガーの「死に神」?、骸骨が優雅に肢体をくねらせている彫刻があるらしいのです。ネットでラインベルガーを検索するとこの像が頻繁に出てきます。
 実際に訪ねてみると、順路の最後の最後に「登場」しました。豪華絢爛にライトアップされ、厳重に管理されていました。もちろん撮影禁止。大きさは30センチほどでしょうか。さすがラインベルガーらしく、骸骨の肢体が優雅に踊っているようです。
 収穫といえばダニエル・マオホの工房作品が鑑賞できたことでした。

 9月7日(木)、ついにシュテアツィング行きが実現しました。

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