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中野笑理子のブログ

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続きが気になって

2018年02月16日 | 日記
今読んでいる小説も残りあとわずか。

とりたてて善人でも悪人でもない普通の人々が、日常の中でひょんなことから抜き差しならない状況に陥ってしまうのだけれど、想像を越える展開にページをめくる手が止まらなくなって、危うくお昼休みをオーバーしてしまうところだった。
小説だから、嘘だから、と侮れないリアリティがあって、明日私にも起こるかもしれないと思うと、読みながら怖くなってしまいました。

「事実は小説より奇なり」という言葉があるように、この中にも誰にも言えない秘密を隠し持っている人がいるかもしれない……などと電車に揺られながら、駅の乗り換えの人混みに埋もれながら、ふと思ったのでありました。

小説だからハラハラドキドキしながも名に食わぬ顔でいられるけれども、もし、もしも、明日自分の身に起こったならば、どうするのだろう。
読みながらそこまで考えてしまう小説というのは、作者の巧さなのだろうなぁ。

もうあと30ページもないのだけれど、早く読みたい気持ちと一気に読んでしまうのが惜しい気持ちがせめぎ合っております。

でも読まずにはいられない。