中野笑理子のブログ

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タワー!タワー!タワー!はだかさんが大阪にやってくる!!

2013年06月02日 | 日記
うなるクチ三味線、炸裂する真空ギター、歌うスタンダップコミックでお馴染みの寒空はだかさんが、ちょうど1ヶ月後の7月1日から一週間、天満天神繁昌亭の昼席にやって来ます! ワーイ♪
大阪では、なかなか見ることの出来ない、はだかさん。
私がはだかさんを知ったのは、3年前。
京都キエフで、毎年行われている『姉様キングスディナーショー』で初めて見たのですが、感想は「いやぁ~、いいもん見せてもらいました」の一言でした。
家族で見に行ったのですが、帰りの河原町から梅田までの小一時間、電車の中で何故はだかさんの芸にこれ程魅了されたのか、について話し合った結果、「あんな芸は大阪では見ることが出来ない」という結論に達しました。
どこが、どうちがうのか?
それは実際に見た人が、それぞれ感じる事だと思いますが、はだかさんの笑いは、決して爆笑ドカンドカンではないのです。
関西で生まれ育った私にとって、笑いは日常というか、小さい頃から漫才や新喜劇を見て育ち、笑いといえば爆笑だと思っていましたが、爆笑でない笑いの愉しさを教えてくれたのが、江戸落語とはだかさんなのです。
爆笑ドカンドカンの芸が、脳味噌ドバー、はらわたデロ~ンのスプラッターホラーだとしたら、はだかさんの笑いは、小泉八雲の怪談なのです。
八雲の怪談は、血糊も過激な描写も出てきませんが、後から背中がゾクリとします。自身で、勝手に怖い想像をしてしまうのです。
スタンダップコミックとスタンダップコメディの違いについて、演出家の高平哲郎さんは、言っています。
面白く扉を開ける、面白い仕草で扉を開けるのが、スタンダップコメディ。面白い扉を開けるのが、スタンダップコミック。
はだかさんは、スタンダップコミックです。
はだかさんの開ける面白い扉の向こうに何があるのか、覗きに行ってみて下さい。


もちろんのBGM♪寒空はだか 東京タワーの歌♪