北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

町村議会議員研修会

2008年07月01日 | まちづくり
全道の町村議会の議員を対象とした研修会が、札幌のコンベンションセンターで行われました。



 北海道の147町村(市は除く)には、1798名の議員がいるそうなので、会場には1200人以上は参加していると思われます。
今回の講師は、朝日新聞社編集委員の坪井ゆずる氏とたけしのTVタックルに出演している政治評論家の三宅久之氏のお二方でした。
 三宅さんは、TVと同じように今の政治の状況を面白おかしく解説してくれました。
 坪井さんは、「分権改革と地方議会のこれから」と題した講演で、参加している町村会議員には、結構厳しい提言などがあり、今後の活動に心しなければならないことがたくさんあったように思えます。特に、今後の議会のあり方、役割については、分権社会の担い手として大いに働かなくてはならない。そのためにも、女性議員や若手の議員を増やし「老若男女」の一般社会と同じ構成で議会運営を行っていくべきである、との指摘に感じいりました。
また、地方議会は国(政府)にとって重要視されていないのではないか。
町長や行政の監視や予算執行のチェックばかりではなく、これからは、政策立案能力が問われてくる。
議会と住民の関係は、正常なのか。後援者や支持者ばかりが、町民ではない。議案の採決で誰が賛成し、誰が反対したか、情報公開するのも議会の役目ではないか。
 などなど、分権改革が少しずつでも進んでいくなら、議会自体がしっかりしていかなければ、町の自立は進まない。感じることが多く、取り組むべきことが多く、宿題をたくさんもらった研修会でありました。