先日の記事を読んでくれた友人から、今度はこんな質問を頂きました。
「黒豚が肉質の良い品種と分かっているのなら、全ての養豚業者が黒豚を飼えばいいんじゃないの?」
ごもっともな疑問です。
良いものと分かっているのに、日本では数少ない地域でしか飼育されていないことは、不思議に思われるかもしれません。
さて、その答えは黒豚という品種の生産性にあります。
残念ながらこの品種、生産性が“悪い”のです。
この点については、後日機会があれば詳しく説明したいとおもいますが、今日は簡単に説明します。
生産性が悪い、とはつまり
①産子数が少ない。(出産する仔豚の数が少ない。)
②飼料効率が悪い。(同じ量だけ餌を食べても大きくなるスピードが遅い。)
③繁殖がむずかしい。
などなど、他にも理由は存在します。
要は同じコストをかけても、生産できる豚肉の量が少ないのです!
経営を考える際、費用対効果を念頭に置くのは当然のことであり、普通に黒豚を飼うだけでは経営が成り立ちません。
ただし、世の中に黒豚として流通しているものは“全て”ブランド化されたものであり、高値で取引されていますよね。
逆をいえば、ブランド化できなければ、経営の成り立つ品種ではないということなんです。
ご理解いただけましたか?
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