本日の投稿は、真面目に養豚のお勉強(^^)v
月刊誌「養豚界」7月号から。
母豚が生産に寄与していない日数を「非生産日数(NPD)」という。
具体的には、母豚が妊娠も授乳もしていない期間を表し、この日数がかさむほど、農場に“無駄飯食い”(失礼な表現ですいません・・・)の母豚が多いことになり、当然ながら、経営に悪影響を与える。
さらに具体的に言うと、母豚は、離乳後7日以内にほぼ90%の割合で発情し、雄豚を許容します。そこで首尾よく種付けでき、妊娠が確定すればよいのですが、妊娠していないと、これもNPDがかさむことになります。。。
生産性を上げるためのポイントが挙げられてました。
全部書き起こしてみます。(自分の勉強のため・・・)
① 適性な発情豚にしか種付けしない
② 人工授精テクニックのチェック(精液の質と活力)
③ 種付け管理全般のチェック(発情確認、適期の判断など)
④ 産歴ごとに調べるツールの有無
⑤ 再発を繰り返す老齢母豚を廃用にする
⑥ 再発母豚の廃用基準を決める。ただし、繰り上げ更新豚の事前の確保が重要
⑦ 離乳後8日目以降に発情が来た母豚には種付けしない(1周期飛ばすか、廃用を検討)
⑧ 繰り上げ更新豚がいるなら、再発母豚はなるべく廃用を検討
⑨ リピートブリーダー(常に受胎を示さない状態になっている母豚)は、早めに見切りを付ける
⑩ 種付け後3日間は、2kg以上の飼料を与えない
⑪ 分娩豚舎の給餌(授乳期用)は、分娩後、不断給餌に近づける(離乳後はほぼ飽食)
⑫ ボディコンディションをそろえるように給餌し、その後チェックする(分娩導入時と離乳時)
⑬ 離乳後の飼養環境に注意し、ストレスを軽減する
⑭ 離乳後は1日14時間、十分に明るく点灯する
⑮ 分娩豚舎では21日まで授乳させる(早く離乳しすぎると、摂食量が減るため良い発情が来ない場合がある)
⑯ 期待する母豚にナースや里子で過度の負担を負わせない
う~ん、豚を飼うのも楽じゃね~な(ToT)/~~~
ドキッとする項目もちらほらと・・・
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