犬鳴豚牧場日誌

大阪泉州地域唯一のブランド豚、犬鳴(いぬなき)ポークの農場日誌です。(有)関紀産業の二代目がお送りする養豚農家ブログ!

非生産日数(NPD)を減らす

2013年07月02日 21時08分54秒 | 養豚豆知識

本日の投稿は、真面目に養豚のお勉強(^^)v
月刊誌「養豚界」7月号から。



母豚が生産に寄与していない日数を「非生産日数(NPD)」という。



具体的には、母豚が妊娠も授乳もしていない期間を表し、この日数がかさむほど、農場に“無駄飯食い”(失礼な表現ですいません・・・)の母豚が多いことになり、当然ながら、経営に悪影響を与える。 



さらに具体的に言うと、母豚は、離乳後7日以内にほぼ90%の割合で発情し、雄豚を許容します。そこで首尾よく種付けでき、妊娠が確定すればよいのですが、妊娠していないと、これもNPDがかさむことになります。。。





生産性を上げるためのポイントが挙げられてました。
全部書き起こしてみます。(自分の勉強のため・・・)

① 適性な発情豚にしか種付けしない

② 人工授精テクニックのチェック(精液の質と活力)

③ 種付け管理全般のチェック(発情確認、適期の判断など)

④ 産歴ごとに調べるツールの有無

⑤ 再発を繰り返す老齢母豚を廃用にする

⑥ 再発母豚の廃用基準を決める。ただし、繰り上げ更新豚の事前の確保が重要

⑦ 離乳後8日目以降に発情が来た母豚には種付けしない(1周期飛ばすか、廃用を検討)

⑧ 繰り上げ更新豚がいるなら、再発母豚はなるべく廃用を検討

⑨ リピートブリーダー(常に受胎を示さない状態になっている母豚)は、早めに見切りを付ける

⑩ 種付け後3日間は、2kg以上の飼料を与えない

⑪ 分娩豚舎の給餌(授乳期用)は、分娩後、不断給餌に近づける(離乳後はほぼ飽食)

⑫ ボディコンディションをそろえるように給餌し、その後チェックする(分娩導入時と離乳時)

⑬ 離乳後の飼養環境に注意し、ストレスを軽減する

⑭ 離乳後は1日14時間、十分に明るく点灯する

⑮ 分娩豚舎では21日まで授乳させる(早く離乳しすぎると、摂食量が減るため良い発情が来ない場合がある)

⑯ 期待する母豚にナースや里子で過度の負担を負わせない 



う~ん、豚を飼うのも楽じゃね~な(ToT)/~~~
ドキッとする項目もちらほらと・・・



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