私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

テントウ虫のブローチ これがもし本物だったなら、、

2014年05月21日 | 美容・ファッション


                  高級ブランドのシリーズ物

                     体と足がプラチナ、翅と黒の星はエナメル、胴が2カラットのピンクダイヤ。
                     これが、もし本物なら、いったいいくらするのだろう、、
                     興味津々である。

                     まずピンクダイヤ。
                     1カラット以上の大粒の天然物は、世界で年間数十個しか採掘されないという。
                     このブローチに付いているのは約8ミリ、2カラットの大物だ。
                     ハイブリット車1台と軽乗用車1台の二台が買える。

                     何故、こんな計算をするかと言うと
                     以前に、ある宝飾雑誌に発表されていたブローチとそっくりだったからだ。
                     それは、ヴァンクリーフ・アーペルだったか、ブルガリだったか忘れたが、イタリアの
                     有名ブランドの作品だった。

                     その時は、虫や動物のブローチのシリーズが流行りだったらしく、その中の一つだった。
                     それを見つけた時は、本当に驚き、また嬉しかった。

                  母との思い出

                     このブローチはもちろん本物ではない。
                     しかし、子供用に作られた物でもない。

                     それは、小学校3年の頃に母のお出かけのお供で、隣町のデパートで買ってもらった物だ。
                     新潟は広いから、隣町と言っても電車で1時間以上はかかる。だから子供にとっては
                     ちょっとした旅行で、ウキウキ気分でついて行った。(当時は汽車だったかも知れない)

                     母の用事が終わると、デパートに連れて行ってくれて、美味しいものを食べさせてもらい、
                     そして店内を見て回るのだが、その時はアクセサリー売り場に行った。

                     母は何か欲しい物があったのだろうか、私にも「この中から好きなのを選んでいいよ」と
                     言ってくれて、私は煌めくアクセサリーの中からこの「テントウ虫」を見つけたのだった。

                  今でも現役

                     大人になった今でも、スカーフの留めにしたり、胸元の飾りとして使っている。
                     先日は、この白いジャケットに付けて外出した。会議の席でも大丈夫だ。

                  日本人の美的センス

                     日本人の芸術は、昔から海外の美術にも影響を与えて来た。
                     このブローチのデザインも、もともとは日本人のジュエラーがしたのかも知れない。
                     どちらにしても、私はこの「テントウ虫」にときめいて買ってもらったのだ。
                     付けるたびに、母との楽しいお出かけを思い出して幸せ一杯になるのである。

                  

                   
                     

                                         

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