*~ 羽化の途中で息絶えたセミ ~*
セミの上にセミが乗ってるのか?
そう思って金木犀の葉を裏返してみると
それは
ぬけ殻と、そこから出ようとして
途中で息絶えたセミだと分かった。
何と!可哀想に!
*~ セミが這い出た地面の穴 ~*
セミは地面の穴から出ると
どこで羽化しようかと
良い場所を探して歩き
そして木に登り羽化を始める。
羽化は夕方から夜にかけて
完全に羽化が終わるまでには2~3時間はかかるそうだ。
このセミは憐れなことに
途中で雨に見舞われるなど、トラブルに巻き込まれたのだろう。
我が家の庭では初めて見る光景で
ちょっとショックだった。
他のセミたちは順調に飛び立って行ったようだ。
シロヤマブキの枝で
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山茶花の茎で
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クロガネモチの葉で
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万両の葉で
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ホトトギスの葉で
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葉蘭の葉で
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昨年までセミたちに大人気だったクロガネモチには
一匹だけだった。
ばっさり伐ったのが影響したのか。
ホトトギス、葉蘭、万両など
今年は地面に近い所での羽化が初めて見られた。
セミも命をかけてのことだから
よく考えた末に決めたことなのだろう。
それにしても
殻から半分も体を出したところで命を落とすとは
なんという不運
さぞ無念な事だっただろう。
天候不順はセミにも大きな影響を与えたのだった。