E表現研究所の「Eから始まる」

E表現研究所所員の、E生活やE活動を自由に語り合うサロンです。

米国のMK所員から大震災支援の輪

2011-04-20 17:04:34 | 地震

E表現研究所のみなさまへ

アメリカ・カリフォルニア
在住のE表現研究所のMK所員が
大震災をきっかけに社会
活動を再開されました。

アメリカ人と国際結婚をなさって、低学年の男の子のママです。
遠い日本の親戚や知人に支援の輪を広げておられます。




近況を伝えてくれました。
アメリカの現地の親子の様子が良くわかる貴重な便りですので
みなさんに、ご紹介します。

とにかく、アメリカはクリントン国務長官が何度も来日して下さったり、
すぐに軍隊など様々な立場の方が素早い対応で、
応援に入ってくださって、心から感謝します。

素晴らしい「支援大国」で、頼もしい限りです。
私、益々アメリカ大好きになっています。

★文中のMK所員の相談内容の件で、何かいい方法がありますか?
知恵をお出しくださり、応援してあげてくださいね。
           TTTより
 

★☆★☆★
☆★☆★☆★下記は、MK所員からのメッセージです。☆★☆★☆★

       E表現研究所のみなさまへ

地元のお母さん達と子供達によるKids Care Kidプロジェクトを
少しずつ、長期間に渡って、子供の歩幅でできる人海戦術です。
アメリカ特有の

・レモネードの街頭販売

ベークセールによるクッキーなどの対価ファンドレージング

・各学校への募金呼びかけ
  (これは、基本Pennies for tsunami victimsとして、子供にも
  できる範囲での小銭集めですが、学校単位で千ドルから2千ドルくらいは
  すぐ集まるから驚きです)

などなど、子供が楽しんでボランティアに参加でき、
なおかつ日本の再生に自分達も関わったって覚えていてほしくて、
こういう活動に絞り込みました。

イベント型の活動を進めている日本の方もいるようですが、
子持ちの立場で私どもは、このスタンスでやっていきます。

ボランティアを経験した子供達は、人からありがとうと感謝され、
また自分も感謝する気持ちが自然と持てるようになるといいます。
そういう次世代を育てたいと願って、私達母親は、
お金だけでなく、プラスアルファの活動をしていきたいのです。

同時に、家族も巻き込んで、マッチングギフトプログラムを職場に打診して、
寄付金の倍額以上を企業に出させるという技も使っています^^;

もうひとつ、これは募金とは別に、アメリカの子供達に折り鶴
にメッセージを書いてもらっています。

日本はとても大変な状態なんですが、
アメリカ人はメディアを通して知ってはいるものの、
それ程実情を理解していません。
ほんの少しでも、メッセージを書くひと時、
海を越えた子供達に共感できればと、少しずつ募金と平行して進めております。

ここで少しご相談なのですが、
被災地の子供達は、まだ四月からの学校もままならない程混乱しています。
そこで、このメーッセージを託した折り鶴(千羽鶴)を、
代わりに日本のNPOかどこか安全な所にプールしていただき、
せっかくメッセージを書いてくれたアメリカのお友達に、
代わりの日本のお友達(静岡でもどこでも、被害のなかった場所の子供達)
でかまいませんので、英語でお礼の手紙を書いてもらいたいんです。
色紙に寄せ書きスタイルで書いていただければ、


こちらでそれに千代紙の折り鶴でデコレーションして、各学校やクラ
スにお渡しできます。
たくさんの義援金を集めてくれてありがとう!って、
日本からの心のこもったメッセージで。日本の子供達にとっても、
国際交流のいい経験になりますし、
遠い未来また何か起こった時に、
お互い助け合う気持ちが繋がると思います。
まだ、まだ始まったばかりのプロジェクトです。
急ぎませんので、E表現でもご検討願えませんでしょうか?

これまで、静岡るくる館長で、さまざまなNPOで理事等を務めておられる
TM先生にご相談申し上げ、

「アメリカの子どもたちの折り鶴は、意味のある夢を運んでくれる折り鶴にな
ると思います。静岡大学のK教授が仙台のご出身でお兄様が宮城県の教育委員会に
勤めておられますので、ちょっと相談してみたいと思います。
子どもから子どもへ、友情の絆が生まれるプログラムになるといいと考えています。
少し時間を下さい。」
という返事を頂いています。

TM先生は、東中学の時の担任で、生徒会の顧問でした。
子供の自主性を尊重してくれる先生でしたので、卒業してからも付き合いがあり、
いまだに気安くご相談できる人なのです。

私がこういう人間になったのは、多分にTM先生の影響だと思います。
そして、今そんな私が、ボランティアしたいんだけど、
何もわからなくてっていうお母さん達や子供達に何かインスパイアできればと。

また、その人達がその経験を通して自信をつけて、
自分自身で動き出しています。

コーディネーターとして動くのはほんの少しで、皆の自主性に任せていると、
皆どんどん考え、動くようになっていきますね。
教育の現場と同じですね^^

名付けて、【 幸せのねずみ講作戦? 】
普段付き合いのなかった人も含めて、
どんどん広がっていきます^^

日本全国、世界中でこういった動きが高まっていますから、
これからの日本は悪くないんじゃないかと思います。

私達も親切の押し売りはしたくありませんし、
世界各地から千羽鶴は届くと思いますので
現地の受け入れは、ずっとずっと後でかまいません。

一年後でも、二年後でも。アメリカも6月からは夏休みに入りますし、
9月からの新学期で再開してもいいプロジェクトですし。
本当に、今すぐでなくても、ご心配なく。
お気にとめて頂ければ、それだけで十分です。

千羽鶴は、子供達の大好きなFalt Stanley(ペチャンコ・スタンレー)君に
届けてもらおうと思います。
このスタンレーは、アメリカの学校のプロジェクトで、
自分達の住んでいる所とは違った場所に郵送して、
その場所からその土地の情報やお手紙を持って帰ってきてくれる、
メッセンジャー(使者)なのです。

こういう遊び心は日米両方の子供達が喜ぶかなあと思って。

大人は復興に必死で、そんな鶴なんて置く場所にも困るよって話になるかもしれません。
でも、出来る事なら、私たちの千羽鶴はゆくゆくは被災地に届けてもらいたいと思いますし、それ以降、できれば他の世界中から同じ事を考えて届いた千羽鶴達と一緒に、
震災復興記念館のような場所にプールするようなプロジェクトを
少しずつ進められないでしょうか。

折り紙の色があせても、皆の気持ちが褪せてしまわないように、
まとめて保管してもらったら、素敵かなと思って、
少しずつ声掛けを進めているところです。

NPOだけでなく、企業や自治体とも話し合わなければならないでしょうね。
でも、こうした世界からの想いを青写真だけで終わらせたくないんです。

皆様にも、ご協力いただき、声掛けしていただきたいと思い、メールいたしました。
ご賛同いただければ、ブログに載せていただいても構いません。

個人名のところだけ、イニシャルにしておいていただければ、

ご迷惑がかからないと思いますので、
よろしくお願いいたします。

               カリフォルニア在住のMKより

(転送掲載TTT)