(ドングリのなるシイの木に) (数学のピタゴラスの定理をデザインした柵から)
大震災以来、子育ての基本のキを私が元気な間に孫たちに伝えたくって、
先日、「生きる力」育成でバアバ保育園を開催しました。
カリキュラムの一部をご紹介します。
「木登り」
「2階からジャンプ」
を体験しました。
第一の足をどこに置くか?など、木の枝分かれした所や木の芽の盛り上がりなど、自分ですべて考え、
推測してやり遂げられる自信があるか、周りに障害物がないか。
「危ない」 「危なくない」を
小さいながらにも自分で見極めていました。
最近の親は危ないことを避ける傾向があり、知識は十分詰めこむが、
木登りにしても絵本の中だけの疑似体験にとどめている子が多く、気にかかっていましたので、
バアバの権限で、もし、けがをしたら責任をとるからと、親を説得して、子どももやる気を出したので、
見守りることにしました。
子どもたちは嬉々としてやり遂げ、何度も繰り返し止めませんでした。
感動の嵐で、バアバ保育園の経験は一生忘れそうにありません。
遠くの親戚にまで映像を送りました。
それ以来、なんか昨日の自分たちを乗り越えたようでした。
「自信ができた」ようで、一回り大きくなったようです。
実体験がすごく少ない時代ですので、チャンスがあれば挑戦したいです。
そういう積み上げが危険を回避する力になるのでは・・・。
ついでに道の渡り方、信号機の渡りかた安全教室をやってあげたら、
「危ない」「危なくない」を何回も言いながら、感動の遊びをしていました。
感動したから、その言葉が、身に着いたのでしょうか?
2~3週間後の生活の中に、「危ない」「危なくない」の線引きができていました。
もちろん、母親の巧みな誘導のお陰で、線引きが育って行きました。
「危ないセット」と言いながら、ハサミなどまとめて引き出しの中にしまっている姿を発見しました。
引き出しの中に入れているものは、ハサミ、ホッチキス、爪切り、三角定規・定規・鉛筆・など
多くの文具が入っていて、尋ねると、すべての危ない理由を説明してくれました。
太字マジックは???「これで叩いたら痛いし危ないんだよ」
スティックのりは「たくさん出したらべたべたとはみ出て服にくっついちゃう」
「ママが口紅に間違うよね」とTTTが言ったら、
「ママが間違えてキッスしたら、大変。お口にぺたーっとくっちゅいて離れなくなっちゃうよ」と、普段から愛情をたっぷりもらっている感覚で、応答するし、
「じゃあ持ってる手は」
「この手はだいじょうぶ。でもお姉ちゃんの手は、あ・ぶ・な・い。内緒でおもちゃを触ったら、(大事にしているたまごっち)叩きに来るからあぶないんだよ」
入れ物の引き出し自体が外してある場合は、足に当たって危ないことや、
引き出しを締めるときに手を挟む場合があるらしく、
全体が「危ないセット」でした。
TTTが「危険セット」って言ったら「違うよ。危ないセット」と言いながら両手で大事そうに抱えていました。
発想が面白かったです。
信号を渡る現場では、道路工事やブルドーザーや
スイカ・きゅうり・なす・玉ねぎの成長した姿をゆっくり眺めました。
昨年の竜洋オートキャンプ場ではジャガイモ掘りやったり一面に広がる大麦畑の大麦の一粒から親指姫が生まれたなど、大麦を触って、本当にいい経験をしました。
子育てってありがたいね。
小さな子ほど、何でも感動した場合は身につくってことが証明されました。
TTT