E表現研究所の「Eから始まる」

E表現研究所所員の、E生活やE活動を自由に語り合うサロンです。

ナミキ絵本療法™️66回〜やどかりのおひっこし

2019-07-29 15:26:33 | 絵本

【ナミキ絵本療法™️66回〜やどかりのおひっこし】

       

夏休みに、磯あそびをした。

年中の孫が、大好きな生き物。

やどかり、エビ、かに、巻貝などを採ってきた。

海水を交換しながら日々観察をした。

じっと見ていると、何やらけんかをし始めた。

調べてみると、殻が窮屈になってきたヤドカリが少し大きなサイズの殻を交換しろと仲間に迫っているらしい。

タイムリーに、

『やどかりのおひっこし』エリック・カール作もりひさし訳 偕成社刊

を読んだら、年中さんが、熱中していた。

読んでいると、やどかりの背中に仲間のイソギンチャクから、1匹だけが離れ、ヤドカリの背中に引っ越してきた。つぎからつぎへと違う生き物が一匹だけ、仲間から離れ背中にのってきた。

それがふしぎで、年中さんがなにやらゴニョゴニョ言いだした。

「ほかのみんなは、どうしているんだろう?会いたくないのかなあ」

「どうして1匹だけが、みんなとはなれたんだろう?一緒に遊びたくなんないのかなあ」

と、次々不思議な思いがわき起こり、さまざまな生き物の心情を考え始めた。

絵本の内容を深く読みはじめたようだ。

これが絵本の醍醐味で、想像し、考える力がついていく。

再度、飼育箱を覗き、様々なことを考える。

残念にも死んでしまったエビやカニのお墓を庭に作り、お祈りする。お月様になってねって。

繰り返し追体験を重ねていく。

素晴らしい幼児期のドキドキ💖した夏休み。

大人の方までルンルン弾み若返る。

♪人偏に 本が入れば 体なり♪

♪みんな光ってみんなE♪

  ナキ 滝井なみき


ナミキ絵本療法™️65回〜トラウマ・ケア

2019-07-29 15:20:53 | 絵本

【ナミキ絵本療法™️65回〜トラウマ・ケア】

郵便屋さんの配達を楽しみに待ちながら、庭に散水していた私。

届いた本が、『赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア』白川美也子作、アスク・ヒューマン・ケア刊

        

昔話の研究と絵本療法の研究と、虐待防止などを率先して唱えている私。

各所での相談からトラウマ・ケアは私にとって大事な情報。

精神科医の著者は中井久夫先生ともつながりのあるお方でした。

中井先生が発案された『風景構成法』は、超有名です。

欲しかった本が届き嬉しくって、散水のホースの先だけ閉めてそのままにしていたら、

隣の奥様が夜になって水の流れる音に気付いてくださり、御主人様が、水道管から、ホースが外れていたよと閉めておいてくださった。

ありがたや〜。本当に持つべきはステキな隣人さま。いつも助けていただいています。感謝するばかりです。

でも、水圧で外れてから、何時間!

ガーン❣️

水道代金うなぎ登りじゃん。

トラウマにナルー。反省せねば。

♪トラウマに ケアが必要私なり♪

♪みんな光ってみんなE♪

  ナキ 滝井なみき


ナミキ絵本療法™️64回〜続・かこさとし展

2019-07-11 10:47:17 | 絵本

【ナミキ絵本療法™️64回〜続・かこさとし展】

今から20年前。

1999年に、『アメリカ黄金時代の絵本作家たち展』を私たちが静岡県立美術館で盛り上げた時でした。

陰から力一杯応援してくださった方から、お便りを頂きました。

        

最近、かこさとし展にお孫さんと一緒に行かれたそうで、

楽しかったから、藤枝市文学館のその情報チラシと絵本のアリのスナップ写真を入れてくださいました。

絵本好きがお孫さんにもしっかり伝授されていて幸せ一杯のご様子です。

私は絵本療法が浸透している気がして、嬉しくなりました。

娘さんが幼稚園に通っていた頃にかこさとしさんにお会いしたそうです。

20年前に、田舎の静岡に子育て支援のために、絵本専門店のピッポさんのひと言がはじまりでした。

「滝井さんが、応援してくれるなら原画展開催したい。

この話がブックグローブ社の伊藤社長さんから来ている。

を覚悟で、子どもたちに本物を観てもらいたいから」

当時、静岡県子どもの本研究会の会議でピッポさんたちと、子どもさんたちが社会の荒波に のまれ、悲しい事例が増えていき、大人ができることをやって行こうと話し合っていた時でしたので、即、実行を決定しました。

当時は、県や市に話を持って行っても、どこも子ども向き原画展など無視されました。全国でそうでした。

そこで立ち上げたのが、

『静岡子ども文化探検隊』です。

すぐに仲間を集めました。

その時に、沢山の方々が応援してくださった中のお一人です。

感謝しています。

お手紙の結びに

「孫がいて、絵本にずっとかかわる事が出来て、本当に幸せです。

いつか、お会い出来る日を楽しみにしています」

私は読書運動をしてきて良かったと実感します。

その後何回も原画展を開催し成功しました。

ありがたいことに、最近は、行政が主催してくださっています。

こういう時代が来たのも、ピッポさんのような損しても子どもさんに、本物の絵本原画で心を育てたいという立派な方の努力があったからです。

今も、当時支援してくださった皆様、お元気かしら、20年前の皆様に私もお会いしたいでーす。

令和になり、息が詰まるようなニュースが多いので、なんとかしたいです。

まずは、楽しいことを企画したいですね。

ソロソロ、絵本好き同窓会をしたいと考えています。

♪絵本好き 会話尽きない 同窓会♪

♪みんな光ってみんなE♪

    ナキ 滝井なみき

 

 


ナミキ絵本療法™️63回〜かこさとし展

2019-07-10 18:43:30 | 絵本

【ナミキ絵本療法™️63回〜かこさとし展】


        


NHK日曜美術館で、かこさとし展が放映されました。


藤枝市文学館でも現在開催されています。


楽しい工夫がたくさんされ、見応えあります。


鳥の巣の講座で有名な鈴木まもるさんとのコラボ


『みずとはなんじゃ?』小峰書店刊


絵本になるまでの下絵の展示も魅力的でした。


なんてったって、カラスに癒されますから、かこさとしさんの作品は、私だけでなく、多くの読者の方々を癒しています。


7月28日までです。


是非お出掛けください。


文学館の入り口には、石彫家杉村孝氏の作品もありますので、お見逃しなく。


また、となりの蓮華寺池公園のすてきな散策コースも楽しんで下さいね。


♪過去さとし 未来も光る 読者かな♪


♪みんな光ってみんなE♪


     ナキ 滝井なみき


 


古代アンデス文明展 静岡県立美術館

2019-07-09 16:50:35 | Education

 

【古代アンデス文明展】

        

昔、家族旅行で、ペルーに行きました。

想い出の地マチュピチュのアンデス文明の素晴らしさに私たちは感動しました。

なぜ滅亡したのか?不可解です。

1番のお気に入りは、ナスカの地上絵です。

セスナ機で何度も旋回し巨大な絵を天空から眺めたら、当時の人々には描けないと感じます。やはり、宇宙人の仕業に違いないと納得しました。

2番目のお気に入りは、チチカカ湖です。

植物を寄せ集め島をつくり、住んでいました。

またまた、クスコの石造りの町は圧巻です。

建築の緻密さから、頭脳明晰なインカ帝国らしく、体力は強くたくましいと想像できます。

 

日本人は、広場をちょっと走り回っただけで息が苦しくなり、私の子どものクチビルが紫色になり、あわや、高山病になりかかりました。

高地に慣れた現地の方々は、平気です。

海外から宿泊するホテルの各ベッドには、酸素吸入器がついていました。

インカ帝国が今もあったら、地球の国は、どうなっていたのでしょう。

絶滅した恐竜とともに、想像してワクワクします。

静岡県立美術館に私は来ています。

今日は小雨の中、駐車場、レストラン満員
会場内、すべて混んでました。

アンデス文明は人気らしく、企画すると、いつもこんな感じだそうです。
7月15日までです。
ぜひお出かけくださいませ。

♪気高さや ナスカ地上絵 インカ国♪

♪みんな光ってみんなE♪

    ナキ 滝井なみき