E表現研究所の「Eから始まる」

E表現研究所所員の、E生活やE活動を自由に語り合うサロンです。

グリム童話の挿絵画家ホフマン絵本原画展

2012-08-24 00:29:29 | 絵本

グリム童話の挿絵を描かせたらピカイチのホフマン絵本原画展を
銀座教文館で観てきました。大好きです。

                    
割引チケットを頂いてきたので、今日の理事会で分けましたら、
26日の締め切りまでに、東京に行く人が続出。
喜ばれました。
私は最新式の手作り絵本を絵本にした『あかずきん』を資料のために買って来ましたが、
すでに既刊されている岩波書店のワッツの絵本方が何倍も良いねえと、絵本研究者の声が続出。
原画だけを観てくるって話していました。
ホフマンの気持ちを考えると、この本を出版しない方が良かったと思いました。
ファンが離れるのでは・・・。

しかし、3.11後の出版業界の不況のあおりで、自転車操業なのかなあ・・・。
それでは、私は購入したから貢献したことになるね。
   TTT


臨時理事会開催

2012-08-24 00:18:03 | Education

休みのうちに臨時理事会を開きたいと連絡しました。
やはり、高校のPTA役員のTS所員は大阪のPTA全国大会に出席中でした。
会議の要所で賛同を確かめるために、携帯電話で確認をとりながら、
長時間9月と10月の活動を話し合いました。
差し入れが珍しい京都の四大祭のソーダ味の水色金平糖でした。

  

初めての食感とお味。御馳走様。そしてお疲れ様。

   TTTより


子どものころ好きだった本

2012-08-15 20:17:28 | exciting(感動したことなど)

世田谷文学館に行ってきました。
7月21日から9月17日まで
「宮崎駿が選んだ50冊の直筆推薦文展」が開催されています。



宮崎駿さんが、400冊を超える岩波少年文庫から50冊を選び、
直筆の推薦文(ポニョやアリエッティの便箋!)を添えて展示されていました。

岩波少年文庫は私も子どものころに親しんだ本たちです。
60年の歩みは、児童文学の歩みでもあり、
とても懐かしく興味深いものでした。
展示の仕方にも工夫があり、面白かったです。

中川李枝子さんから寄せられたメッセージもありましたよ。

宮崎さんは、スタジオジブリ作品をたくさんてがけていらっしゃいますが、
子どものころに児童文学を読みあさって過ごしたそうで、
原点はそこにあるのだなあと思います。
私もしょっちゅう図書館にいた子ども時代を思い出しました。

中には、後にロールプレイングゲームとなった作品もあり、
ちょっとショックでした。
面白い冒険もののようですが、きっと面白いゲームになると発想したのでしょうね。
でも、気になるのは、ゲームをしている子どもたちは、
その本を読まずにゲームに熱中しているのでは・・・と。
本を読んで膨らんだ想像力は、自分でしか体験できないもの。
他人が膨らませた想像力を楽しむってどうなんだろう・・・

今日は終戦記念日。
戦後、急速に児童文学が広まったのは、
本を読むことが子どもたちの情操教育になるから。
「生きててよかった」
「生きてていいんだ」
児童文学が生まれた基本的なきっかけはそこにあると
宮崎さんのメッセージが印象に残りました。

まだ開催中なので、
夏休みの思い出に訪れてみてはいかがですか。
東京ですが、京王線で芦花公園駅から徒歩5分です。

8月25日には、子ども向けのワークショップがあるようです。
「ものがたりとの出会いかた」
講師はブックピックオーケストラ
午後2時から4時半まで。
小学3年以上が対象。参加費無料。
事前申し込み必要。

(M.H)


世界無形遺産考「辻むら」にて

2012-08-08 19:50:37 | EAT(食)

7月26日、防災センター見学の後、お昼を兼ねて、
世界無形遺産考第6弾で、懐石料理をいただきながら、
涼・しつらい(M.S所員担当)、心入れ・江戸しぐさ(M.H担当)が講座を行いました。 


少しわかりにくいですが、入り口にかかったのれんは、下見のときと違いました。
季節によって室礼(しつらい)も変わり、心入れを感じます。
その他にも、部屋に通されるまで、通された和室、器やお料理にいたるまで、
涼しげな工夫がされ、心ゆくまで堪能しました。
M.S所員の準備にも心入れが感じられ、お人柄だなあと思いました。


こんな涼しげな和菓子も、M.S所員が披露してくださいました。
中に金魚が泳いでいます。



M.Hは江戸しぐさの話をしました。
時間がなくて、ほんの一部しか話せませんでしたが、
江戸時代から伝えられてきた教えは、現代でも十分通じるモラルで、
今だからこそ必要な「思いやりの心」なので、また機会があれば
みなさんとお話ししたいと思いました。
江戸しぐさ、伝わったでしょうか・・・
私もまだまだ勉強中です。

(報告:M.H)


地震防災センター見学

2012-08-08 19:11:07 | 地震

7月26日に定例会「震災から身を守るヒント第5弾」で
静岡県地震防災センターに行ってきました。



子どものころから地震に関しては意識づけられてきましたが、
日本が大きな地震に見舞われて、改めてこういう企画をしてみると、
重く心に響き、本当に大切だと思ったと同時に、自分の考えの甘さ、
備えの足りなさに気づきました。

今回は、アメリカ在住のKさん親子が参加。
Kさんたちは東日本大震災の後、アメリカから日本への思いをたくさん届けてくださいましたね。防災センタースタッフの方の説明を、息子さんに通訳しているKさんの姿が印象的でした。

津波の高さを示したものを見上げています。
はるか彼方に思えて怖くなりました。

東日本大震災の津波の映像と、それ以前に作られた津波がきたときのシュミレーション映像を観ました。
改めて、津波のときの心構えを胸に刻みました。
ところで、私は考え違いしていたことがありました。
津波がくるとき、一度引いて、それから一気に襲ってくるものだと思っていました。
津波には、引き波と押し波があるそうです。
その押し波というのが、引かずにそのままやってくると知りました。
そしてあとからあとから波は押し寄せ、急激に高くなるのだそうです。
本当に恐ろしいです。とにかくすぐに高い所へ(遠くよりも)逃げるしかないようです。
警報が間に合わないこともあり、揺れが3分以上続いたら津波の危険があるそうです。
私の住む地域は海から離れていますが、
そのとき、どこにいるかが問題ですよね。
実際、私はあの3月11日は横浜の赤レンガ倉庫にいました。外はすぐ海でした。



左が非常持ち出し袋に準備しておきたいもの、右が家族4人3日分の食料と水。

震度6の揺れを体験しました。
床に座った状態でしたが、揺れに耐えることが精いっぱいで動けなかったです。
そのあともずっと揺れているような感覚でした。

館内は多くの見学者、研修会などもあったようで、
関心の高さがうかがえました。
備蓄だけでなく、家の中の家具の固定など、
すぐにでも取りかからなければと思いました。

(報告:M.H)