E表現研究所の「Eから始まる」

E表現研究所所員の、E生活やE活動を自由に語り合うサロンです。

懐かしい方に会いました

2009-03-24 00:47:28 | ダイアリー

E表現研究所ができる前、なみキッズというグループに所属していました。
その頃、いろいろな講座を企画して開催していましたが、
中でも、C大教授のH先生の講座を開くために奔走したことを思い出しました。

H先生は『男だって子育て』という本の著者でもあり、男の視点からの子育て論、自分育て、女性支援など、本業とは別に講演会などを数多くこなされている方です。

私が文章を書くきっかけを下さったのもH先生。出会ったころ『家族とくらし』という冊子を奥様と一緒に始められたところでした。
「何か書いてみませんか」
という声かけに、自信はなかったけれど、書きたいという気持ちを持っていた私は、必死に「子育てって楽しい」というタイトルで短い文章を書きました。

そんなご縁もあり、H先生がNPO推進センターでの活動の一つで、あるNPOを取材してほしいというご依頼をいただき、山奥の村へ取材に行って記事を書きました。そういったNPOの紹介記事を集めて(私の担当は1つ)本にするという事業だったのですが、なかなか話が進みませんでした。
それから2年ほどして、書き直しをするように言われ、あまりに下手な文章に呆れながら書き直しをして提出しました。
それから数年たった今、懐かしいH先生から突然連絡をいただき、やっとブックレットになることを聞きました。本にするのが最終目標であるから、いずれはそうするつもりですと。

H先生とは何回かお会いしたことがあり、その度にいろいろ活動の場を広げられていらっしゃいました。K大の講義を掛け持ちで受け持っていらっしゃったり、女性センターの館長をされていたこともありました。
現在はC大だけで講義をしていらっしゃるそうです。NPO推進センターの仕事もあり、相変わらずご多忙ですが、さすがにこの不況で、仕事量が減ったと嘆いていらっしゃいました。
今はお孫さんが6人になり、幼稚園のお迎えを頼まれるなど、おじいちゃんとしても活躍されているようです。そういえば、4番目の娘さんは、昨年まで某有名劇団Sに所属されていて、『赤毛のアン』や『鹿鳴館』に出演されたそうです。私はどちらも観ました。まさかあの舞台にいらっしゃったなんて・・・驚きです。今は退団されたそうですが。

そういう話も尽きることなく、私たちもお互いに子どもたちの成長とともに、いろいろなことがあったなあと、しみじみ思いました。
今そうやって再会して笑っていられるのは、本当にありがたいことですね。
E表現の活動にも興味を示してくださいました。
また何か・・・できそうな、予感がしてきました。


卒業式

2009-03-03 01:32:07 | ダイアリー

高校生活という青春を駆け抜けた長女が、今日卒業しました。

初めて自分で決めて、自分で勝ち取った高校入学の切符を持って、正門をくぐったのはもう3年も前のこと。あのとき、そこを去る日が来ることを想像していなかったのに、あっという間にその日はやってきました。

改めて「卒業は旅立ち」だと、胸を張って堂々と歩く娘を見て思いました。笑顔で颯爽と会場を去っていく姿は、充実した良い高校生活を送ったことを物語っているようでした。中学までの卒業式の涙とは違い、これから家を出て、一人暮らしを始める希望に満ちた瞬間で、眩しくて胸が熱くなりました。

あっという間の、あっけない30分ほどの式でした。泣く暇がないほどの・・・
娘の話では、クラスでの最後の時間も、お別れ会も、カラオケも明るいもので、泣く暇がなかったとか。

まだ、今の時点で進学先が決まっていない人もたくさんいます。
みんな志が高く、目標に決めた大学に合格しない場合、積極的に浪人になる人もいます。そのために驚いたことに、3分の1は浪人です。

娘を見ていると、自分の高校時代を懐かしく思いますが、あんな風に輝いていたかなとか、希望に満ちて突き進んでいたのかなとか、そんなことを考えます。

もうすぐ、娘は旅立ちます。
どうやら親離れは順調そうですが、子離れの方は難しいかもしれません・・・


いつか、まだ子どもが小さかった頃、ある講師の方から聴いた話があります。
「子どもが高校を卒業して、家を出て行く日が来る。その日の切なさを思えば、自分の子どもがもっと愛おしくなると思う」
そんな内容だったと思います。
そのときには、娘を旅立たせる日がくることなど考えたくはなかったのですが、その日は本当に来るのですね。
今は娘と過ごす毎日がとても大切で、ゆっくりゆっくり過ぎてほしいと思っています。