
宮崎正弘著「ウォール街 凄腕の男たち」(世界文化社)に、「10年後大統領選へ挑戦か?」のタイトルでドナルド・トランプ氏が紹介されている。発刊された1989年当時から大統領という目論見があったようだ。同書ではアメリカン・ドリームの体現者として不動産ビジネスの戦略を分析しているが、いわゆる仕手戦の名人でユナイテッド航空やホテル・チェーンのホリディ、百貨店フェデレイテッド等、売り抜けるタイミングの巧みさは舌を巻く。
さて、トランプといえばドナルド違いでバードの「Royal Flush」にマル・ウォルドロン「The Dealers」、ウェス・モンゴメリー「Full House」、キャンディーズの「ハートのエースが出てこない」と何枚か思いつくが、選挙中から美貌の娘イヴァンカが話題になっていたので、クイーンのジャケットを選んだ。フランシス・ウェインの「The Warm Sound」だ。40年代にチャーリー・バーネットやウディ・ハーマンのファースト・ハードで活躍したシンガーで、この時代の楽団専属歌手が誰でもがそうであったようにスケールは大きい。ベイシー楽団の初期の作編曲家というよりもバットマンのテーマ曲で有名なニール・ヘフティの奥方でもある。
エピックやコーラルにもアルバムがあるが、このアトランティック盤がベストだ。プロデュースは旦那だけありハンク・ジョーンズをはじめビリー・バターフィールド、ジェローム・リチャードソ、ン、アービー・グリーン、アル・コーンという歌伴の名手を揃えている。しかもメンバーを変えて2回のセッションだ。スタンダード中心の選曲で特にいいのが「Blue And Sentimental」だ。1938年にベイシーとジェリー・リヴィングストンが作曲したもので、当時はハーシャル・エバンスのテナーをフューチャーして大ヒットした。美しいメロディーにマック・デヴィッドが歌詞を付けたのは9年後のことだが意外にもヴォーカルは少ない。それだけにフランシスとヘフティの選曲眼が光る。
同書で「ドナルド・トランプは、日本の対米投資の変化をいち早くかぎとり、日本のマネーを狙って次の手を打ってくるであろう」と結んでいる。経済と政治は別物だが手強い相手には違いない。選挙中の発言がそのまま政策になるとは考えにくいが、日米同盟、TPP、対ロシア等、どんなカードを突きつけてくるのだろうか。先日の安倍首相とトランプ氏の初会談で日米の信頼がより厚くなることを期待している。
さて、トランプといえばドナルド違いでバードの「Royal Flush」にマル・ウォルドロン「The Dealers」、ウェス・モンゴメリー「Full House」、キャンディーズの「ハートのエースが出てこない」と何枚か思いつくが、選挙中から美貌の娘イヴァンカが話題になっていたので、クイーンのジャケットを選んだ。フランシス・ウェインの「The Warm Sound」だ。40年代にチャーリー・バーネットやウディ・ハーマンのファースト・ハードで活躍したシンガーで、この時代の楽団専属歌手が誰でもがそうであったようにスケールは大きい。ベイシー楽団の初期の作編曲家というよりもバットマンのテーマ曲で有名なニール・ヘフティの奥方でもある。
エピックやコーラルにもアルバムがあるが、このアトランティック盤がベストだ。プロデュースは旦那だけありハンク・ジョーンズをはじめビリー・バターフィールド、ジェローム・リチャードソ、ン、アービー・グリーン、アル・コーンという歌伴の名手を揃えている。しかもメンバーを変えて2回のセッションだ。スタンダード中心の選曲で特にいいのが「Blue And Sentimental」だ。1938年にベイシーとジェリー・リヴィングストンが作曲したもので、当時はハーシャル・エバンスのテナーをフューチャーして大ヒットした。美しいメロディーにマック・デヴィッドが歌詞を付けたのは9年後のことだが意外にもヴォーカルは少ない。それだけにフランシスとヘフティの選曲眼が光る。
同書で「ドナルド・トランプは、日本の対米投資の変化をいち早くかぎとり、日本のマネーを狙って次の手を打ってくるであろう」と結んでいる。経済と政治は別物だが手強い相手には違いない。選挙中の発言がそのまま政策になるとは考えにくいが、日米同盟、TPP、対ロシア等、どんなカードを突きつけてくるのだろうか。先日の安倍首相とトランプ氏の初会談で日米の信頼がより厚くなることを期待している。
「ブルー・アンド・センチメンタル」は歌詞ありきのような美しいメロディーですが、インスト用として書かれました。歌詞は遅れて付けられたせいかヴォーカルは少ないですが、いいものが揃っております。今週はヴォーカルでお気に入りをお寄せください。インストは機をあらためて話題にします。
管理人 Blue And Sentimental Vocal Best 3
Lurlean Hunter / Blue & Sentimental (Atlantic)
Ella Fitzgerald - Joe Pass / Speak Love (Pablo)
Frances Wayne / The Warm Sound (Atlantic)
他にもミルス・ブラザーズやビヴァリー・ケニーもあるようですが残念ながら手元に音源がありません。
今週も皆様のコメントをお待ちしております。
Kay Starr -- Blue and Sentimental
https://www.youtube.com/watch?v=nm65ovTk-qc
グッとくるね
dukeさん、こんばんは
サックス、ピアノなら、ちょいちょいとなんですが、ジョーパスやらメリーアン女史は良さがわからない、ナットは良いけれどなんか違う…
The Board Of Directors Annual Report / The Milles Brothers & Count Basie (Dot)
よくかける盤でジャケも選曲も大好きな1枚です。
Blue & Sentimental / Lurlean Hunter (Atlantic)
おかげさまで久々にかけました、良いですね!
Lonely And Sentimental / Gloria Lynne (Everest)
私の好みでハーレム女王を。彼女を呼ぶプランが何度かありましたが、あちらのあちらさん方が絡んでくるらしく…(笑)
この作詞の方はあのバカラックコンビのハルの兄貴ですね。
未練がましい歌詞ですが、メロディーの美しさが先行しますのでさらりとした感じになるのかも知れません。
インストではサックスに限りますね。ベイシーバンド以外ではアイク・ケベックが際立っております。
ミルス・ブラザーズをお持ちでしたか。聴き逃したまま、買い逃したままです。絶品のコーラスを楽しめることと思います。
ルーリーン・ハンターはいいですね。最近は聴きませんが一時ヘビロテしました。
グロリア・リンの音源があることは知っておりましたが、残念ながら聴いておりません。あちらでは多くのアルバムをリリースしている人気者ですが、こちらではさっぱりですね。コアなファンがおりますので、呼んだらダコタのようにライブ会場が埋まったかもしれません。
ハルのお兄さんは知名度は低いですが、キャンディーも書いておりますね。
今夜は長野県の平地でも雪が降るようです。こういう寒い日には暖かい部屋でヴォーカルがよいですね。この曲は、残念ですが、持っていたのは2枚だけです。したがって、
Blue & Sentimental / Lurlean Hunter (Atlantic)
kay starr / Blue Starr (RCA)
ハンターのものは、彼女のレイジーな歌と、バックのクラリネットがいいムードです。ケイ・スターは好きな歌手の一人ですが、この曲は彼女の声が強すぎる嫌いがあって、もう一つという感じです。
ケニーのものは、デッカとルーレットのコンプリート盤、それにトランスクリプションから復刻されたものなど3枚の、曲目を子細に見たのですが、ありません。もしかしたら、「Lonly and Blue」と混同されているのかどうか。この曲は明るいです。他にあってビヴァリー・ケニーが歌っているなら是非聴いてみたいのですが。
こちらは今のところ雪はありませんが、かなり寒いです。週末は少し暖かくなるようです。
やはりヴォーカルは少ないですね。ルーリーン・ハンターはアルバムタイトルにするだけの内容です。クラリネットはベイシー楽団にいたルディ・ラザフォードですね。リー・ワイリーのウエスト・ムーンでもピーナッツ・ハッコーがいい味を出しておりましたが、声質に合うのかも知れません。ハリー・エディソンやバド・フリーマン、ジミ・ホールという豪華メンバーですのでハンターも一段と張り切っております。
ケイ・スターをお持ちでしたか。今回探したのですが見つからず、YouTubeから音源を引っ張りました。私はパンチの利いたケイの声は好きです。
ビヴァリー・ケニーは再度調べましたが、ご指摘のようにありませんね。デッカ・セッション完全版に引っかかったのですが、「Born To Be Blue」と「Sentimental Journey」のキーワードから出てきたようです。ケニーの音源があれば聴いてみたいですね。
Blue And Sentimental Vocal Best 3
Lurlean Hunter / Blue & Sentimental (Atlantic)
The Milles Brothers / The Board Of Directors Annual Report (Dot)
Kay Starr / Blue Starr (RCA)
録音しているシンガーが少ないため多くは挙がりませんでしたが、ルーリーン・ハンターはアルバムタイトルにしていることもあり広く聴かれているようです。
メロディー歌詞とも素晴らしいですので、これからのシンガーにも取り上げてほしい曲です。
今宵はお気に入りのブルー・アンド・センチメンタルをお楽しみください。