dr.tontonの写真日記

日々の記録を写真とともに綴ります。

大人の遠足 米原醒井(さめがい)を行く

2016-07-28 21:27:00 | 大人の遠足

リフェーム工事も屋根葺きの段階に入り、足場が撤去される寸前まで進んで来た。
ただ毎日家の中に押し篭って見守っているのもストレスが溜まる。

そこで今日は思い切って気分転換も兼ねて、
久し振りに元の会社の同期会「大人の遠足」に参加した。
遥々2時間電車に揺られて滋賀県米原駅に着き、そこから湖国バスに乗り換えて
先ずは醒井(さめがい)養鱒(ようそん)場へ。



山間に湧く豊富な良質の湧水が鱒の成長に適していて、
明治11年に琵琶湖の固有種ビワマスの増殖を目的に設立された
と言う大規模な養鱒場だ。



孵化したての小魚から巨大な姿になるまで
ビワマス、ニジマス、アマゴ、イワナが清流に群泳している。
1袋50円の鱒の餌を撒いてやると、何に反応してか、
直ぐに鱒たちが飛び跳ねて集まって来る。
この餌は、いわゆる「カツオ風味の~ 本だし~♪」
で人間様でも食べられそうに良い香りがする。



そして獲れたてのイワナをその場で調理して焼いて呉れる。





熱々の身を頬張るとムチャ旨っ!





とにかく場内は広い。
水車で水面を掻き混ぜて酸素を含ませている。





遠出のこの日も、撮り手のtontonを入れて9名の参加、
鉄の結束と言ってもいいだろう。



オレンジ色の鱒と白身の鱒がいるのは、何故か?
海老を食べた鱒がオレンジ色に育つと言う事を
場内の「さかな学習館」の研究員の解説で再確認する。
(北海道の鮭は蟹も食べて赤くなるらしい)





再びバスに乗って醒井駅前へ戻る。
JR駅前に何とあの憧れのホンダゴールドウィングが三台も!!
現役時代に乗っておきたかった。





醒井は古代からの交通の要衝であり、
『日本書紀』の日本武尊伝説に登場する「居醒泉」(いさめがい)が
醒井の地名の由来であるといわれる。
豊富な湧き水があったことから、旅人の休憩場所となったのだろう。
地蔵川の清らかな流れが町を潤している





今日は この「梅花藻(バイカモ)」を観に来たのだ。
梅花藻はキンポウゲ科の淡水植物。
梅の花に似た、白い小さい花を5月中旬~8月下旬まで咲かせる。
この水草は、水温14℃前後の清流にしか育たず、全国でも生育場所が限られているらしい。



「居醒の清水(いさめのしみず)」は、平成20年6月「平成の名水百選」(環境省)
にも選ばれていて希少な魚「ハリヨ」も生息している。









醒井宿は、古代からの宿場町で、
江戸時代には中山道の61番目の宿場として140軒もの本陣や旅籠があったという。



地蔵川沿いに上がると川の始まりの場所に立派な八幡神社





リフォーム工事で運動不足の身体を苛めてやろうと、
石段を速足で登ってみた。



地蔵川を見下ろす。





川沿いにびっしりと百日紅(さるすべり)の木が並び、
街道脇に古い宿が見事に並んでいる。



ヤマトタケルの像
前述の通り醒井の地名の由来は、
日本武尊が伊吹山の大蛇と戦って負った傷を、
地蔵川の源泉となっている「居醒の清水」で癒やしたことからと言われてる。
そう言えば、伊吹山の山頂にも日本武尊が祀ってあったのを思い出した。



帰路、京都で途中下車して打ち上げ宴会。
気がつくと、普段一人暮らしで言葉を忘れかけていたtontonも
次第に、皆につられて大声で話していた。



若き?ウェルテルの悩み

2016-07-24 21:35:00 | ドクターの独り言
二日ほど前に 表題のブログを投稿したが、
ブログ運営者の次の様なチェックにあって、登載されずにいた。
「この記事は不適切な内容が含まれているためぶろぐには表示されません」

「何が不適切やねん?」
と疑問を持ったがどやらゲーテの「若きウェルテルの悩み」
を紹介した次の一文が基準に引っ掛かったらしい。
ゲーテの表題の作品では、主人公ウェルテルが恋愛沙汰に悩んで○○する。
そこで、当該個所を修整して再投稿する。


tontonは若くはないが、最近悩みが深い。
ゲーテの表題の作品では、主人公ウェルテルが恋愛沙汰に悩んで○○する。

過酷なリフォーム工事現場から逃れてあちこちと泊めて貰った末に、
居候先の諸事情もあり、一昨日自宅に舞い戻った。
住み慣れた地に20日ぶりに戻ると、気持ちが楽になる一方、
改めて、近代建築の雄 ハルカスを望む下町や、
路上を車と共に走る阪堺電車の風景が懐かしい。





自宅は外壁塗装のシンナーの臭いや、
家をびっしり取り囲む足場の障壁など住むのには勇気が要るが、
幸い屋内工事は一段洛して部屋にこもっている分には、
エアコンからのシンナーにだけ耐えればよい。
ただ畑ヘ出たり、外へ放り出した洗濯機を使うなど
人間味ある生活を目論むと困難が伴う。

問題は そもそももリフォームの動機となった肝心の部分で、
若くない ええ歳をしたおっさんtontonが ちょっぴり 悩み迷っている。

「もっと具体的に書け!」
とのお叱りの声が聞こえてきそうだが、
tonton自身も 状況変化の理由も 今後どうなるのかも
知る由も無いのだがらどうしようもない。



おふさ観音ふうりん祭と藤原京はす池

2016-07-20 11:56:02 | 花の旅

何かとストレスの溜まる避難生活の合間、
厄介になっている姉を連れて 奈良県樫原市の おふさ観音に行って来た。
天王寺からは高速松原線、南阪奈道を抜けて大和高田のバイパスを突っ走れば
突きあたりがもう小房(おふさ)地区。
寺周辺は道が狭いので要注意。



寺を一歩入ると 驚きの光景。



境内には2500を越える風鈴が吊るされ、涼やかな音色で迎えて呉れる。
さらに境内には6月末まで開催されていたバラ祭りの名残り。





一番奥の茶房の座敷で 抹茶氷の冷たさに頭がキーンとなりながら、
ふっと日本庭園の方に目をやると、軒先の風鈴も風情がある。



目を下へやると、亀の蚊取り線香



本堂付近に吊り下げられた全国の風鈴をゆっくりと鑑賞する。









おふさ観音の直ぐ近くの藤原京に蓮池があると聴いて、車で寄ってみることに。



夕暮れ間近にも関わらず、曇天のために蓮花は未だ開いたままで待っていてくれた。



広々とした藤原京の真ん中にある水田の様な浅い沼に咲く可憐な蓮を撮ろうとすると
自然と大和三山がバックに入る。



唐招提寺から贈られた品種など11種に及ぶ。













時折降る小雨を受けた蓮の葉には見事な紋様






避難生活

2016-07-20 10:53:00 | before after


久し振りの更新です。
色々とご心配かけておりますが、
何んとか元気でやっておりますのでご安心ください。
なお、この避難生活の間にも拙ブログに訪問頂き、累計75万アクセスを越えました事
ご報告させて頂くとともに、感謝申し上げます。
今度は、年内777、777回を目指します。



「住みながらリフォーム」に耐えかねて家を捨てて既に20日、
最初に転がり込んだ阪和線沿線の知人宅も、10日前に飛び出て、
今は天王寺の姉宅に世話になっている。



「どうせ おいらはジプシーよ! 
シリア難民の気持が良く分かる!」

などと軽口を叩くと、本物の難民の方に申し訳が立たないが、
時折、定住安穏の地が欲しくなるのは贅沢か。
それぞれに気遣ってもらい優しく迎えて貰って文句など言えた義理ではない。

猛暑の中、自宅現場には 毎日ないしは一日おきに車で高速を飛ばして帰っている。
室内は職人さんと器材とで脚の踏み場も無く、



家の周りは ぐるっと足場に囲まれている。



この頃は未だ窓を開けて こんな写真も撮られたが、
今は養生ビニールが貼り付けられて、窓も開かない。





足場の下を潜り、間を縫って無理無理畑へ入ると、
すっかり雑草が生い茂り、収穫してもらえなかったキュゥリが巨体を横たえている。



サウナ風呂の様な工事現場で粉塵と汗にまみれながらもせっせと作業される職人さん達の
お陰で工事は順調に進み、既に内部は建具も入り、コンセントまでもがついて、
今日は、エアコンの室外機の置き場所の打ち合わせ指示に来ている。

今回は避難生活のちょっぴり負の面の部だが、
次の記事でプラス面もご紹介したい。





久々に落ち着いた帰還

2016-07-10 11:10:00 | before after

日曜は工事が休みである。
家を捨てて 大阪の知人宅に身を寄せてから
何度も自宅工事現場には足を運んではいるが、
足場に囲われた自宅には足を踏み入れ難くく、
たとえ入りこんでも、狭いなかでの大勢の工事の邪魔になるから
早々に また大阪へ舞い戻るのが常。





一時休戦の今日の現場は静まり返り、ゆっくりと工事の進捗を観察できる。
足場から垂らした幕を潜って玄関から入る。



キッチンには新品の収納棚や対面キッチン台が既に備え付けられているが、
養生ビニールに覆われていて、その姿はつぶさには見えない。



勝手口も半ば出来あがっている。



洗濯機コーナー



トイレの工事は完成
一階トイレは新品 
新型製品の曲線美は改めて御披露したい。



一階の従来の便器を二階に移動、
これで二階もシャワートイレに。



あっ! いけない!
今日は 片付けに帰ったのだった。
住みながらリフォームのために、後回しにしてもらった寝室の工事のために、
今日は寝室のタンスの中の物を段ボール詰めしなければ!