dr.tontonの写真日記

日々の記録を写真とともに綴ります。

台風一過 あかね空

2012-09-30 19:05:57 | ドクターの独り言
今日 二度目の投稿です。
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 近畿情報へ
にほんブログ村
  ↑
ポチッ と 此処を押してちょっ! 

台風17号は夕刻潮岬をかすめて。既に東海地方に移動。
間もなく上陸が予想される名古屋では、今、5万6000人に避難勧告が出された。
大きな被害がない事を祈るばかりだ。

tontonの住む北大阪 北摂では、
6時頃に風と雨がやんで、突然 空が赤くなった。



家の中から外が赤いのに気付いて、「すわっ!火事か?」
と思ったが、空を観るとご覧の通り。



あかね空 と言うと、何か 平和で 希望を感じるが、
依然勢力の強い台風は 不気味に 中部日本から 列島に沿って動く可能性もある。



この空の色は、何故なんだう? 一体 何を意味するのか?







亀岡 夢コスモス園 かかしコンテスト

2012-09-30 15:07:49 | 近辺散策
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 近畿情報へ
にほんブログ村
  ↑
ポチッ と 此処を押してちょっ! 

去る25日、美山を目指して車で向う途中、亀岡の夢コスモス園に立ち寄った。
此処は今年2回目の訪問。
今回は、正式な開園後で かかしコンテストも全作品が出揃い、
コスネスも 満開ではないものの随分開いていた。





この「夢と希望のまち」と言う作品は なかなか良かったが、
此処まで手が込んでくると、何を案山子と定義するのか?
が問題になって来るかも知れない。



コスモスはエリアによっては、ほぼ満開だったり、
殆んど蕾ばかりだったりする。









この浅田真央さんの作品は、2年前にこのコンテストで入賞したものらしい。



このイモトも同様に過去の受賞作



来場者は1票ずつ投票するのだが、tontonは、
これに1票入れた。



一昔前の 農家の餅つきの様子が再現されている。



正月を待つ期待感と 家族の暖かみが 良く出ている。
出来たての餅や 農家の家の内外の細部まで 巧みに作られていて、
懐かしい光景に こちらまで 頬が緩む。





22日に始まったばかりで、
今後 800万本と言うコスモスが満開になれば、
中央の展望台から見事な光景が観られることだろう。





芦生の森 ネイチァートレッキング【その3】森の心に触れる

2012-09-28 11:09:57 | 山登り・ハイキング
今回は、京都美山 芦生の森 ネイチァートレッキングに参加した際の報告の【その3】です。
いよいよ森の奥深くに入ります。
トレッキングの感激を伝えるため、完結編とし、
一挙に多くの画像を登載しました。
後に、文を推敲するかも知れません。
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 近畿情報へ
にほんブログ村
  ↑
ポチッ と 此処を押してちょっ! 

森の入口に向かって、由良川最上流にある集落を通る際、
ガイドさんは、お住まいの方、お一人お一人に 「今から、トロッコ道で森に入ります」
と挨拶された。



13軒の方々と顔馴染みであるとともに、これから(皆さんの)森に入らせてもらいます、
との気持ちの現れだった様に見受けた。
その証拠に、ガイドさんは、森を少し入った廃村「灰野」に有った小さな祠(ほこら)に
行きも帰りも、丁寧に手を合わされていた。



今回のハイキングは、只の歩く行為ではなく、
森への畏敬の念や 先代から遺された自然に感謝する気持ちを抱きながら
自身の身体が 森に抱かれているのだと言う事を、実感する機会となった。



森を少し進んだ所で 「いい香りがするっ!」
と立ち止まって「皆さん、何処から このいい香りがしますか?」
ガイドさんの問いに、辺りを探すと、どうも、この黄色い葉っぱからだ。



丸い小さなカツラの葉が落下し、乾燥して茶色みが少し帯びたとき、
何とも香ばしい良い香りを放つのだそうだ。

ガイドさん曰く
「足元を良く観ないと、踏み外して、崖下へ落下する。
先日も、途中で一人が居なくなっていた。
しかし、せっかくの森を歩いているのだから、五感で歩きましょう。
臭い、鳥のさえずりや音、全てを研ぎ澄まして 自然を体感しましょう。」

トロッコ道の脇には、深い崖、



その下は 由良川





上谷の方の森は、針葉樹と広葉樹が半々づつ位に入り組んでいて、
「これ位が一番好き」とガイドさん。





杉林を暫く進むと石垣が見えて来る。
s36年に最後の一軒がここを離れて、廃村になった。
灰野である。





人が生きた跡、歴史が 此処にある。



更に奥へ。



イノシシが先程掘り返した跡が大きく残っている。



行き先をときどき倒れ木や石で遮られる。 





トロッコ道が崩れている箇所へ出ると、



谷下へ降りて、代わりの応急の橋を渡る。



透き通った水に触れてみる。



実に、冷たい。
ここの水は1年中 途切れることがないと言う。
芦生の森にふんだんに降った雨が地中深く潜って、湧き水となった言わば森の命の水。
この水に、森の草木も 動物も そして人間までもが生かされている。



このトレッキング経験とガイドさんのお陰で、
森への感謝の気持ちと、畏敬の念が自身の中に湧き起った。





そして、このトレッキングのクライマックスは突然やって来た。
崩れたトロッコ道を避けて、注意深く下ばかり見て歩いて気付かなかった山の上。
何年か前に、今回のガイドさんT氏が見付けられたと言う「巨岩の上に立つ大杉」。



「凄いのを発見されましたね~」「ガイドさんの名を取って「T岩」と名付けられたら」
と言うと
「いいえ違います! この岩もこの木も 何百年いや 何千年も前から此処で生きて来た。
私は たまたまそれに出会わせて頂いただけです!」
と キッパリと仰る。

「我々のメンバーの一人が、蛸を抱えた烏賊の様に観えるから、
蛸烏賊岩(たこいかいわ)と言うのはどうか?」
と提案し、爆笑。
そう言われれば、そう観えるから不思議だ。



森を五感で歩くと、子鳥のさえずりや、
ダーンと朽木が倒れる音まで聞こえて来る。
(のちにこの音は、森の向うの舞鶴で自衛隊が実弾訓練している音と判明。
尖閣・竹島問題に揺れる世相を反映した、森には「場違いの音」である。)


帰路では、ガイドさんから沢山の蘊蓄(うんちく)を頂いた。
下の写真は ミズメ桜の樹皮を少しだけ剥いで下さったもの。
何んと 「サロンパスの臭い」なのだ!



これは、杉の皮を細く割いて編み上げたリスの巣。
木の上から地面に落ちいるのをガイドさんが、見せて下さる。



これは 「脳茸」。
外見だけでなく、中も脳と同じと言うから驚きだ。



白や赤 緑 色とりどりの毒キノコ



マットの様にフワフワの敷き詰められた 苔。
一片ずつが長く 重なり合って フワフワの構造になっている。
(他の多くの植物とともに、折角 教わった名を忘れてしまった)







森の動物達の痕跡は数多く観たが、残念ながら、向うが警戒して出て来ない。
しかし、自身の心から いつもの物見遊山の気持ちは消えていた。
森の出口へ戻ると、
ガイドさんが
「一度 河原に降りて 川に触れてみましょう~」
ここまで下ると、由良川は 水を満々と蓄える。



激しい流れで出来た渦が 水面に泡(あぶく)を残し、
谷間を流れる爽やかな風が 水面に 丸い模様を創り出す。



素晴らしきかな! 芦生の森よ! 由良川よ!



最後に、配布されたガイドブックからの一文を紹介する。

「森の営みと人の営みが織りなす歴史を背負った今の森の姿に、
私たちが接するとき、「不思議」と「驚き」と「畏敬の念」によって胸が満たされる。
そしてそれがいつしか、えも言われぬ幸福感に変わる。
何度歩いてみても新しい発見に満ちている。神の啓示に満ちている。

広大な宇宙の片隅の地球に、これからも共に生きる一員として、
芦生の森から受ける有形無形の恩恵は無限を産み出す財産である。
この森で暮らした先人達から相続したこの遺産は、
その歴史や文化とともに そっくり未来の地球人に残して行くことこそが、
私たちの責務であると思うのは、私だけであろうか。





京都美山 芦生の森 ネイチァートレッキング【その2】いよいよ森へ

2012-09-27 18:37:40 | 山登り・ハイキング
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 近畿情報へ
にほんブログ村
  ↑
ポチッ と 此処を押してちょっ! 

26日朝 宿の 美山 河鹿荘で 正式に トレッキング参加申し込みをする。
万一の場合に備えて、事前に住所・氏名・電話番号・生年月日まで届けてある。

この日の参加者は、我々の仲間5名に加え、
芦生の森トレッキング4回目と言うベテランの方、と言っても若者、
初参加で、この日のために 衣服・靴からカメラまで新調して来たという関東の若者
の計7名と、ガイドさん1名、マイクロバスの運転手1名の計9名。


さあ、出発だ。わくわくしながら、河鹿荘を後にする。



宿のある自然文化村ですら、JR山陰線の園部駅から車で1時間以上かかるのに、
目指す芦生の森は 宿から更にマイクロバスで40分、
幅狭く対向擦れ違い困難な道で入る。

自然大好き、芦生の森大好きの ユニークなガイドさんの提案で、
森の入口の1キロ手前から自身の足で、歩く。

いきなり森に入るのではなく、遠くから森を眺め 
森の周囲の環境を自身の目で観、体感してから森に入るのだ言う。



この由良川の源流域が芦生の森だ。



これは 栃の実。
森のリス達の 貴重な食べ物だ。



いよいよ京都大学が厳重に管理する芦生の森の入り口。
ガイドさんから、森の全体概要を聞く。
トロッコ道を歩くと言う以外は、何故か、詳しいコースは明かされない。



この日は、たまたま 芦生の森関連のセミナーが開催される日らしく、
京都大学の研究員の方が会場設営し、パワーポイントの準備などをされている。



これがトロッコ。
全長7キロ、かつては森の奥深くからの杉運び出しに使われたが、
今は研究のために2キロ部分までが使われている。



いよいよ、森へ入る。





橋を渡ると、
シダが生茂り、青々したコケが蒸す 別世界。



シダだけでも85種類、
人が足を踏み入れず、太古のままの自然が残された神秘のワンダーランド、



芦生の森は、大正10年に学術研究および実習の使用を目的に、
旧知井村の共有林約4200haを99年間の契約で地上権設定し 京都大学が借りている。
森の中央 標高640m地点にある長治谷作業所の年平均気温は約10℃、
降水量は2500-3000ミリと多く、その3分の1は雪として降る。
長治谷の積雪深は2-3mにも及び、12月なかばから4月初めまで根雪に閉ざされる。

「芦生の森」は暖温帯林と冷温帯林の移行帯にあたり植物の種類が多く、
木本植物243種・草本植物532種・シダ類85種が確認されている。

動物も多く棲息しており、
ニホンツキノワグマ、ニホンカモシカ、ヤマネ、ムササビをはじめ、
鳥類ではアカショウビン、オオタカ、クマタカ、イヌワシなど121種が確認されている。

半生を森に注がれている このガイドさんに導かれて
さあ、いよいよ森の奥深くへ入って行く。





【その3】へ続きます。



京都美山 芦生の森 ネイチァートレッキング【その1】

2012-09-27 10:03:58 | 山登り・ハイキング
神秘の森探索の記録を2から3回に分けて報告します。
先ずは、前日の「かやぶきの里」と「宴会」編です。
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 近畿情報へ
にほんブログ村
  ↑
ポチッ と 此処を押してちょっ! 



26日 京都美山 芦生の森 ネイチァートレッキングに参加して来た。
朝早くの出発に備え、前日は美山自然文化村にある河鹿荘に宿泊。 
自宅から車、途中川西で友人と同乗して、
黒川ダリア園や亀岡の夢コスモス園(いずれも当ブログで既報)を観て、
京都縦貫道を園部で降りて、美山へ。
自然文化村の手前の かやぶきの里を訪問。
見事な里山
手前は黄金色に実った米、その向うの白い畑は満開の蕎麦の花、
そしてその向うに 萱葺きの家々が立ち並ぶ。



ここは 「重要伝統的建造物群保存地区」と言う 舌を噛みそうな名で、
国や府が古い家並みや環境全体を維持保全している地域。





偶然、屋根のふき替えをしている家があった。
聞くと、20年程に一度の葺き替えに要する費用は数百万から一千万との事で、
9割は補助されるらしい。



燃えやすいだけに一軒ごとに庭先に 消火銃が設置され、
万一の火事の場合の延焼を防ぐと言う。
計62基の値段は 43憶円。 
特別に、小屋の屋根を開けて見せて頂いた。



春と秋の防火訓練の様子。前回は5000人の見物人・カメラマニアが押し寄せたと言う。


(この写真のみ ホームページより)

かやぶきの里見学の後、宿の河鹿荘でひと風呂浴びて宴会。
晩飯兼宴会は和風会席。
ところが、メンバー6名のうち、
1名はダイエット中とやらで どうしても弁当で良いと言うので、
六割弁当と言うのを事前予約。
宴会場に着くと、会席5名分だけが配膳されており、係の人に尋ねると
「運転手様の分は、あちらに置いています」
と別テーブルに ぽつんと弁当が置かれていた、
と言う傑作な出来ごと。



以下、和風会席をご紹介、
美山には 旧鯖街道が走っており、先付けは鯖の押し寿司し 松茸など。
鯖アレルギーだと言う1名は、鹿ローストを注文。
ここでは 農作物の被害から守るため 鹿を駆除すると言う。



次は、珍しい 地物の いちぢくの味噌和え。



新鮮なお造り
山を越えれば 日本海だ。



宿の横を流れる清流 由良川で釣れた鮎の塩焼き






山菜などの天ぷら



会席の品書きと 配膳を 醤油を墨にして チェックする。



この後も ご馳走が出たが、酔ってしまって 写真無し。
宴会場を押し出され、部屋で、持参の焼酎等でエンドレスの吞み会。



我がデジカメには、浴衣の裾から肌蹴た素足など、
何故か際どい画像が記録されているが、登載は控える。

果たして、明日のネイチァートレッキングは無事に歩けるのか??