10月は色々と忙しいので、今のうちにあわよくば紅葉が観られるかも?と
生まれて初めて旅行会社のツアーに申し込んで、
立山黒部アルペンルート向けて、お任せ旅に立った。
以前に、バイクで富山経由室堂への往復、
長野県大町から黒部ダム経由室堂への往復
すなわち、西側からと東側からのアタックをそれぞれ経験しているが、
室堂から黒部への縦貫は初体験だ。
大阪から乗ったサンダーバードを金沢で新幹線つるぎに乗り換えて、
富山に到着した。
金沢からは 開通以来 初めて 北陸新幹線に乗って僅か20分程で富山へ。
新幹線 富山駅、やはり新幹線の駅は個性が無い。
駅周辺は 未だ再開発途中らしい。
富山市には市電が残っていて、こんなモダンな姿に衣替えしていた。
今回のツアーを各所で支えて呉れるトヤマバスで宇奈月へ。
ここで黒部峡谷トロッコ電車に乗る。
黒部峡谷はエメラルドグリーンの黒部川沿いの
日本三大渓谷・日本の秘境100選のひとつ。
かつての貨物運搬車であるトロッコ電車に揺られながら絶景を楽しむ。
宇奈月近辺には野生のサルが多数生息していて、
その可愛い仕草に観光客から歓声が上がる。
「トロッコ」は、トンネルやダムなどの工事現場から資材を運搬するために使用した貨車。
いくつもの橋を渡り、トンネルをくぐり抜ける。
車窓からはエメラルドグリーンの黒部川が、時にはダムで堰きとめられて湖となり、
また岩石が転がる渓流となる。
宇奈月から約1時間乗って 鐘釣駅で降り、散策。
大変な高低差を川まで下りる。
河原には熱い温泉が湧いている。
鐘釣駅から またトロッコ列車で引き返す頃には 日が暮れて来た。
宇奈月のホテルに着いた時にはどっぷりと暮れて、
慌てて温泉に入り、レストランへ。
ぐだぐだと飲んでいると、ツアーの客はさっさと食べて部屋へ引き上げ、
ガラーンと取り残される。
初のツアー参加の一日は慌ただしく 過ぎて行った。
この後、立山、黒部の絶景そして 紅葉間近の上高地散策へと続きます。