dr.tontonの写真日記

日々の記録を写真とともに綴ります。

恩師の米寿を祝う

2017-06-30 11:50:00 | 面白イベント

本日は 学生時代の恩師 池田信行先生の88歳のお誕生日。
そこで、6月9日に開催された「池田先生を囲んで2017」の模様を、
新たに画像を付け加えて再掲します。


6月9日、大学の恩師の米寿を祝う会が大学キャンパス近くの石橋のがんこで開催された。











池田信行先生は 確率過程論の解析的研究の一人者であるとともに、
我々にとっては ときに熱血漢 ときに親身にご心配頂いた教育者だ。
ちなみに、確率過程論というのは、ブラウン運動など時間の経過に伴って
ランダムに変動する粒子の運動を数学的にモデル化したものだ。



半世紀近くも経って当時の「生徒達」が集えたのは、
皆の先生への想いであるとともに、献身的な幹事長のお陰でもある。



先生にはお住まいの三田市からお出まし頂き
遠く福岡、川崎、横浜等から飛行機で駆け付けた人達もいて盛況だ。
地元で今も大学の教員をしている同級生が司会を担当してくれ、
女性の方々に、下見、名札、お祝いの品の手配等々尽力頂いた。
地元に住むtontonは 撮影係を担当させてもらった。

店が用意して呉れた金色の衣装と帽子を 照れくさそうに身につけられた恩師に、
我々がお世話になったのは もう半世紀近くも前のこと。



「当時私は38歳だった」と挨拶に立たれた先生は矍鑠(かくしゃく)とされていて
この日も 三田から一人で電車を乗り継いでお出で頂いた。
学園紛争激しき折に、我々一人づつを我が子の様に見守って頂いた先生は、
一方で、世界的な確率過程論の権威である。

生徒というには 観た目じいちゃんばあちゃんが 一人づつ近況報告。
「未だ大学で教鞭をとっています」、
「教諭生活を卒業して 今は親の介護をしています」
「昔の数学の本を押し入れから取り出しては、読み直しています」
「朝早くから畑へ出て野菜作りに励んでいます」
「長かった独身生活にピリオドを打ち、今年 結婚しました」
「バイオリンの練習に打ち込んでいて、首が痛いです」
・・・・・・・
それぞれにそれぞれの人生と近況を2分間で切り取る。

「担任として本当に親身にお世話になった先生に感謝します。
どうか引き続きお元気で、卒寿、白寿と是非とも長生きして下さい」
というのは全員の共通の願いだ。

最後に、全員の集合写真を撮る。



「祝米寿」の文字を入れた南高梅と・・・・



全員の寄せ書き色紙をお渡しする。





解散して先生をお送りした後、
女性陣は、キャンパスの方向にある大学の総合学術博物館でお茶したらしい。
おっさん達は、駅前の寿司屋二階で 二次会。
あの若き頃の様に円座になって、一升瓶を注ぎ合って、
「お前はなあ・・・」

もう 皆 あの青春の時に戻っている。
社会に もまれ、社会で生きて、今は それぞれに一角の者となっている爺さん達が
20歳の青年に戻れるのも先生のお陰だ。








アジサイ寺から橿原へ---大人の遠足

2017-06-30 09:13:00 | 大人の遠足

同期会の6月最後の遠足は、大和路。
梅雨のさなかとあって、時折の雨に傘やポンチョを強いられたものの
何んとか、もった。
それにしても近鉄電車の路線は複雑だ。



近鉄郡山駅での集合時間に、バラツキが生じて 
矢田寺行きのバスに乗り遅れることになった。
次のバスは2時間後というので、止むなくタクシーに分乗。
矢田寺に入るための難関、坂道と300段以上の階段を免れるという土地の運転手さん
ならではの脇道を登って呉れて穴場の駐車場へ。
そこから本堂の左側の墓の横を登って御影堂へ。







さらに上には、四国88か所巡りのコースがある。



本堂裏へ降りて来ると、アジサイが更に美しい。



本堂で先行組の二人と合流



矢田寺は、日本最古の延命地蔵菩薩が安置されていて地蔵信仰の中心地として栄えて来た。





そして何より、矢田寺は60種1万株のアジサイが咲き誇る。
境内の回遊式の大アジサイ庭園



















帰りは正規の 山門や 階段を下りる。





300段の階段は、先日の金剛山の下りを思うと楽だ。
それでも ここは足の達者のうちでないと無理だなと思う。





矢田寺から奈良県立民俗公園へ2キロ程田園地帯を歩く。



奈良県内の民家15棟が移築復元されている。





民俗博物館内では 常設展 大和のくらし として、
1970年代頃の 稲作 や林業などの模様が
大規模に活き活きと再現され紹介されている。
(デジカメ電池不足でフラッシュ節約のため画像が暗いのはご容赦のほど)









隣の子供園の建築現場に 大和郡山のシンボル お城と金魚
それにしても 先日の馬見丘陵公園にしても 奈良県は 文化施設が行き届いている。



バスで再び 近鉄郡山駅へ戻り、畝傍御陵前で降り、
奈良県立橿原考古学研究所付属博物館へ。



大人の遠足に不足がちな 文化教養に触れようという趣向











少し歩くと神武天皇稜





そして 橿原神宮に参拝







奈良から参加しているメンバーもあり、
打ち上げ宴会は橿原駅前の 丸










北海道 るるぶ旅最終章 No.7札幌

2017-06-27 21:07:00 | ツーリング

いよいよ北海道の旅も 最終 6日目
前夜 あれだけ旨いジンギスカンを食ったのに、
朝のバイキングで あれこれと手を出すのは
卑しい育ちのせいか。



このホテルのレストランの 北海道の海山の食材の絵が気に入った。





そして昨日行った小樽運河



今日行く予定の時計台
今日は、札幌を軽く観光して、2時過ぎから車で千歳へ戻る予定。



中島公園近くのホテルから地下鉄を使って さっぽろテレビ塔へ。



大通り公園を見下ろす。





札幌市内観光の馬車



テレビ塔から歩いて直ぐの所に時計台がある。
札幌農学校の講堂が保存されていて、
正式名称は「旧札幌農学校演武場」という歴史的建造物で重要文化財。





二階の講堂で 歴史を感じながら ゆったりした時間を過ごす。



少し東へ 札幌道庁旧本庁舎を目指して歩く。
旧道庁の向かいに そびえる端正な高層ビル



建築士の友人が手掛けたビルで、
札幌の街に良く溶け込んでいる。





ビル内のテナントは満杯で 地下の食堂街も待ち行列が出来るほど。
地下のスペースでギターの演奏会が開かれていた。





この近代ビルの向かいに煉瓦造りの北海道庁旧本庁舎がある。
明治21年建築、ドームを載せたアメリカンネオバロック様式の旧庁舎は、
昭和44年に国の重要文化財に指定されて、「赤れんが庁舎」と呼ばれて、
地元で親しまれている。



窓の上に 札幌の街で しばしば目にした五つ星のマーク、
屋根の上にはためく旗には七つ星が描かれている。
館内のポランティアの案内の方に 疑問をぶつけたところ
「五つ星は北極星、七つ星は北斗七星をイメージしたもの・・・・。」
他の細かい解説は良く判らなかった。



屋根の上から出ているのは 煙突と思いきや
換気口だという。



内部の昔の会議室では 開拓の歴史や北方領土の展示がある。



旧本庁舎敷地内で開催されていたアウトドア用品の展示販売会などを観て、
地下鉄札幌駅に降りると、何やら人だかりが。



銅製の像かと思いきや、子供が近付いたりすると、ぎこちなく動作する。





帰路の新千歳空港は 日曜日と言うのもあって 凄い人で溢れていた。





今回の北海道の旅は、富良野の花畑、雪の旭岳、小樽の海等々の北の大自然に触れ、
旭山動物園、小樽・札幌の歴史的建造物を観て、
海鮮やアスパラガス、ジンギスカンなど旨いものを食べ、
まさに 観る食べる遊ぶ の るるぶ旅は 充実の6日間であった。

ただ帰って来てまた 北海道の地図を観ていると
今回 周ったのは北海道の中央部の一部だけで まだまだ広い。
函館、知床、摩周湖 等々、数多い見所だらけ、 
またの機会を楽しみにしよう。




北海道 るるぶ旅 No.6札幌から小樽

2017-06-26 11:05:00 | ツーリング

旅の5日目の朝は 札幌は中島公園に近いシティホテルで迎えた。
バイキングの誘惑のせいで、体重が増えている模様なので、
いじましい総取り方式を止め、選択を絞る。



それでも、周りの人の皿などみると、ついついあと一回 二回と追加してしまう。



実は このホテルには大浴場が無く、前夜は迂闊な宿選びの反省をしながら
トイレ兼用の部屋のバスで温まった次第。

旅の疲れ、特に運転疲れもあって、この日は、車を宿に置いて
JRで札幌から小樽へ向かう。
札幌地下で観たアイヌ像



奇妙な名の銭函駅を過ぎると・・・・
 


列車の車窓に海。
今回の北海道の旅では初めての海だ。 



小樽駅を下りて・・・



暫く海側に歩くと、廃線跡がある。



線路の上を 体操の平均台の様にどれだけの距離歩けるか、
と競いながら進む。
終点で方向を変え 再び海の方に歩くと
この辺りは、古い建築物残っている。





なかでも旧日本銀行小樽支店は重層でかつモダン







別の古い建築の中では、北海道各地のワイン等を販売している。



由緒ある建物の中で、ぱんじゅう と言う パンと饅頭のハーフを頂く。





実は、ガイドブックで知って 小樽を船で海の側から観ようと、
観光船に乗ることにしたので、船着き場に急ぐ。
人気スポットの小樽運河は 一端スルー



ギリギリで出港に間にあった。



岩壁を離れると直ぐに 多数のカモメが追いかけて来て
かっぱえびせんを せがんでくる。



救命胴衣を着けて、船尾で写真を撮りまくる。



海上保安庁の船が居る。
北海道も何かと ぶっそうなのか。 







舟は 祝津港に立ち寄って、さらに 石狩湾岸を東へ進む。





小樽小樽市の北西部にあるここオタモイ海岸は、
約10kmに及ぶ海岸線で、付近には赤岩山(371m)など
標高200m前後の急峻な崖と奇岩が連なっている。
一帯は昭和38年ニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定され、
祝津・赤岩海岸とともに雄大な景観を誇る。













戻った祝津港へ上陸し、高台の おたる水族館へ。

















ユーモアたっぷりのイルカショーが楽しく、最後まで観たかったが、
小樽へ戻るバスが1時間おき。



祝津からバスで小樽へ戻り、陸の小樽観光を開始。







道の両側に お洒落な店が立ち並ぶ堺町通りを歩くと、
北一硝子の店がいくつもある。
フクロウのステンドグラスの壁掛けを土産に買った。



古い倉庫を改造した北菓楼で ソフトクリームを。
リーゾナブルな値段で美味しい。 







夕刻、札幌へ戻り、近くの別のシティホテルで入浴だけして 麒麟ビール園へ。
流石友人お勧めの北海道グルメだけあって、
ラム肉が臭みが無く柔らかく ジューシィで激旨。



昼食を安い寿司屋で済ました分、ここで贅沢を、
と思ったが、ビール園は大衆的だ。








北海道 るるぶ旅 No.5旭川 旭山動物園など

2017-06-23 18:03:20 | ツーリング

旅の4日目、旭川の朝もバイキング
期間限定で、海鮮丼盛り放題をやっていて、食べ過ぎる。



旅の食事はどうしても、野菜不足になるので、
野菜と果物も意識的に摂る。



旭川観光はやはり旭山動物園



誘導されて東口から入ったら、えらい高台にあって 坂や階段を下りる。



北海道観光の名所なので、今更、旭山動物園の解説や紹介をすることは避け、
撮った写真で一端をご報告する。

チンパンジーやオランウータン等の生き生きとした生活振りを観る。











旭山動物園は これと言って希少な動物が居る訳ではないが、
見せ方に数々の工夫が凝らしてあって、動物に親しみが持てる。







右下に観えるドームは、長い行列の末に、
一人づつのスペースに頭を出して、白クマを間近に観ようという趣向







レッサーパンダも 通路の上に渡した橋を下から観る趣向
愛らしい姿を身近に観られる。











動物園を出たら、もう昼を過ぎていて、腹ごしらえ。
旭川に来たら 旭川ラーメンを食わねばならぬ。
少し離れた 旭川ラーメン村へ走る。





休憩所には巨大ラーメン



先ずは ラーメン神社にお参り。



名うての味自慢の店が8軒が並んでいると、迷ってしまう。

健康になる 美人になるの烏骨鶏ラーメンのキャッチコピーに惹かれたか、
それともイケメン亭主に惹かれたか の連れはここ



一方、tontonは実績主義でここ梅光軒に拘り、妥協見いだせず。



トン骨、鶏ガラベースに野菜と魚介のうまみを加えた秘伝のスープに、
自家製中細ちぢれ麺が絡み合う至高の一杯。



梅光軒は各地にもある様なので、是非 お勧め。
旨いラーメンに満足して、次は 上野ファームへ。
観光パンフレットでみて、現地で行ってみようと思った場所。



農園か 広い花畑を想像していたが、着いてみると、どうも様子が違う。



庭造りのお手本を見せる、という場所。



北海道に四季折々開花する宿根草を中心に庭づくりをしているガーデン。





ガーデンから登ることができる射的山の斜面には野原のような庭がひろがり、
頂上から田園風景が見渡せる。







苗やギフトなどを扱うガーデンショップも人気。
レンタカーでの旅の途中でなければ、
tonton畑用に買って帰りたいものばかり。





上野ガーデンは もっと観ていたかったが、今夜の宿は 札幌。
そろそろ高速に乗らなければと、旭川の大地に別れを告げた。