dr.tontonの写真日記

日々の記録を写真とともに綴ります。

現長最期の日

2008-09-30 23:13:03 | レポート
御堂筋から一筋東のビル街にあるうなぎ屋「現長」
なぜか今日は雨の中 列が通りにまではみ出している。
そう 今日で100年の歴史に幕を閉じるのだ。
通りから店の入り口まで鰻の様に長い距離が有るが
当然それもぎっしり並んでいる。




待ってる間にメニューの値段表や閉店の挨拶状を見る。



この白っぽいパンタロンスーツの女性は某新聞社の
カメラマン。tontonと撮影の好位置を取り合った中だ。
結局 tontonと新聞社のカメラウーマンは写真だけ撮って
鰻を食べなかった。



東京のうなぎ屋に生まれた初代が 明治の半ばに親元を飛び出して
大阪へ。第二次世界大戦の時には店は閉めたが
たれは防空壕の横に穴を掘りタレ壷を隠し守ったという。
配給の米と醤油を交換しては、タレを継ぎ足していたという。
(平成20年9月12日読売新聞朝刊による)