dr.tontonの写真日記

日々の記録を写真とともに綴ります。

六甲縦走 恐怖の須磨アルプス

2014-05-31 15:37:45 | 山登り・ハイキング

須磨から宝塚までの56キロの六甲全山縦走路は関西の山歩きのメッカの一つとなっている。
10数時間掛けて一気に歩く人もおれば、
tontonのツーリング部の後輩の様に数時間で走り抜ける つわものも居る。
おっさんの我々は、ひいひい言いながら これを4分割して歩くのだが、
今回はこれの3回目。と言っても最西端のコース。

好天の下、友人達と 山陽電鉄 須磨浦公園駅を出発し、
前回の出発点ヒヨドリ越駅を終点とする。
今回のコースの山は比較的低いが、
5つ程の山をアップダウンするかなりハードなコース。
先ずは、須磨浦山上遊園を登り、旗振山へ。





あいにくの黄砂による霞で、視界が悪いが、
本来なら右手に 先日徒歩で渡った明石海峡大橋が見える筈。





この辺りは 源氏と平家の一の谷の逆落としの闘いの舞台となった場所だ。



続いて鉄槌(てっつい)山を目指して、尾根づたいに歩いていると、
砂防ダムの生コンを下から運ぶために工事用に施設したロープウェィ
が登って来た。







続いて高倉台 おらが茶屋

この画像にあるように各山頂には署名所があって、
地元の人達は毎日登って記名するそうだ。







一つ山を登っても、また下ってから次の山へ登るのが辛い。
山の南側は 須磨の海で、北側は山?
と思いきや、高層マンションまで林立する大住宅地なのだ!
そして、宅地開発のために山を削った土は、
何んと全長14.5キロに及ぶ地下トンネルのベルトコンベアで運んで
神戸ポートアイランドや神戸空港の埋め立てに使ったという。
これを「山 海へ行く」というらしい。









一つ山を登っても、また下ってから次の山へ登るのが辛い。
画像は330段の階段。
こんなのが何箇所かある。





木の切り株を直接に彫刻して少女像が造られ、
ご丁寧にも腕時計がはめられている。



さて問題は此処からの須磨アルプスだった。

実際は、須磨アルプスの手前で、
突然目の前に崖が現れ、これを下りようとすると表面の砂地で足が滑り、
メンバーが谷間にまでも落ちて行きそうに!



「これに掴まって~!」
と差し出したストックも届かず、
頭に明日の朝刊記事が浮かぶ。
「四匹のおっさん 須磨アルプスで遭難!」



必死で 滑る崖を よじ登って引き返す。
道を間違ったらしい。
この辺りは、正しい道でも 結構危ない。









危険地帯を渡ってみれば、「名勝 馬の背」の立て札。



後続のグループも此処で 暫し立ちつくす。





またまた 一旦 山を下って 次を目指す。





妙法寺
ここを終点にする人も多い様だが、
我々は あくまでも全走路制覇が目的なので、
最後の山 高取山を目指す。





急な登りが続くが、tontonは体内に 安ナカでも入ったかのようにハイになって、
走りのトレイルの元気な青年?に着いて登ろう試みる。
しばらくは後に着けたが、
ジグザグの坂を直線で登るものだから、どうしても間が空く。





この日の最高峯高取山328m。 



下山後 ヒヨドリ越駅が見付からず、
隣の丸山駅から 神戸高速 阪神電車を乗り継いで尼崎へ。
流石に 遅くなって温泉の後の 打ち上げ宴会は控えめ。

250mの山でも5つ登れば1200mを越える計算だ。
相当ハードな一日だったが 達成感はある。




まぐろだらけ「まぐろ屋」と 「九州」

2014-05-29 20:48:47 | 吞み会

昨日 何年も積み重ねてあった枝木を軽トラ2杯分積み込んで
市のリサイクルセンターまで持ち込んだ。
太木やら 色々混ざっていて これが結構な重労働。
おまけに 一昨日に大ムカデに噛まれた左腕がパンパンに腫れ上がって痛い。

夕刻からの梅田での元の会社のツーリング部の若い衆らとの吞み会、
「ムカデの毒が回って死ぬかもしれんから、今夜はとことん呑む!」
と宣言してから取り掛る。

初めての「まぐろ屋」
外から見ると、十三の一杯飲み屋みたいに観えて、とても予約がきくとは思えない。





ところが、メニューは基本 マグロずくし。
これは造り8種盛り。
超豪華だ!



ネギま。
このマグロが生でも行けそう。
大きいし 脂が乗っていて激旨!



照り焼き



お遅れたメンバーが着いて、二度目の8種盛り



カマ焼き。
骨の隙間に埋まった身をほじくると メチャ旨!



マグロ以外の海鮮物も良い。



バイクツーリング仲間に加えて その上司なども参加しての楽しい吞み会。
偶然 オール理系で、20代 30代 40代 50代 60代のオール世代揃い踏みで
二次会は tontonの昔行き付けの居酒屋「九州」へ雪崩れ込む。
ここのあかあさんは 口が悪いが豪傑だ。



美人の先客、弁護士との名刺交換も終わり 最後は我々だけで盛り上がる。
記念撮影がカメラの不調でピンボケ



ムカデの毒のお陰で久し振りに 酔っ払うまで呑んでの帰路、
最寄駅からの坂登りが 全然進まず 往生した。 





ウッジョブ

2014-05-27 17:26:18 | tonton畑

今 映画「ヴッジョブ Wood job」が好評だ。
是非 観たいと思っている。

ところで、自宅の雑木の大伐採は 拙ブログで既報の通り。





今後、5年ほどは手を入れなくて良い程に、思い切って バッサリ!
ところが 問題は いつも 枝木の後始末。



今までは、畑の隅に積んで終わり だったが、
「今回は そうもいかんな~」との思いを察して呉れたのか
お向いさんが
「うちの軽トラで センターまで運んだげよか」
有難い!
センターというのは、「宝塚緑のリサイクルセンター」のことだ。

お向いさん というのは小学校の同級生で、
今日 難儀して軽トラに枝木を積み込んでセンターへ同行。



車をバックで重機の所へつけると・・・



荷台の枝木を ひょいとつまみ上げて・・・



回転する機械の中へ。
木材チップにする機械だ。
ほんの一瞬の出来事だった。



ただ、自宅の枝木ゴミは 軽トラ一杯では済まず、
明日も ウッジョブを続けることになった。

なお、このセンターでは この木材チップを熟成させて、
希望する市民には 無料で譲与してくれるという。




春の終わりの収穫祭

2014-05-26 12:28:54 | tonton畑

先の記事と相前後するが、去る土曜日のこと。
姉達と伊丹荒牧バラ園の後、自宅tonton畑で野菜を収穫。
スナップえんどう と 絹サヤえんどう、季節的に いよいよ最後の収穫だ。



冬のキャベツと ブロッコリーの後で植えた春物が 丁度食べ頃。



紅白の玉ネギもずっしりと重く パンパンに膨れた物が出来た。
葉も煮て食べられるので付けたまま。





驚きは 蕗。
もう既に三度目の収穫。
獲っても獲っても 又 伸びて来る。

青虫の糞が付いたキャベツを
「農薬を使ってないのが ええんや!」
と値打ちの分かって呉れる者に食べて貰うのが、作り手だけでなく、
野菜にとっても本望だろう。




いつも一人で黙々と作業している畑だが、
この日は甥や姪の子供達の歓声で お祭り騒ぎだ。








明石海峡大橋を歩く

2014-05-25 21:24:39 | 山登り・ハイキング

明石海峡大橋は自動車のみが通れるが、年に二回だけ、人が歩く機会がある。
と言っても 希望者が多く、
計2400名が事前の抽選に当たって、
昨日と今日 この橋を 明石から あわじ まで歩いて渡る権利を得た。
1日10班 各120名づつに別れ30分置きに明石側から出発する。



出発前に橋の科学館を見学。
当初は道路と鉄道の併設を計画していたが、
費用と地盤の関係で鉄路を諦め、s63年に着工、5000憶円を掛けてH10年に開通した。



怒涛渦巻く海峡に橋を掛けようなどと、人間の発想は とつてもなく貪欲で大きい。



これだけのスケールの工事で、一人の事故犠牲者もなかったというのも素晴らしい。



さて、いよいよ出発時刻となり、
友人らと 橋のたもとの「アンカレイジ」(ケーブルを繋ぎ止める土台)一階に集合。
ヘルメットを受け取り、注意事項の説明を受ける。
ちなみに黄色のヘルメットは小学4年生以上の子供



「荷物はリュック以外持参禁止。トイレ無し。危険箇所に立ち入るなかれ・・等々」
高所・閉所恐怖症の人は参加できない、というのは事前に聞いているが、
一同に緊張感がみなぎる。



アンカレイジの中の狭い階段をビル7階分登り、息が上がった所で、
自動車道の下に造られた管理用通路の入り口へ出る。
海側を仕切るシャッターが上げられるのを見守る。





シャッターが開いて大橋が現れると「オオー!」と歓声が上がる。





足の40m下は海。
通路は僅かに傾斜があり、海峡中央部では海上90mまで登るらしい。









管理用通路と言っても、幅があるので さ程の恐怖感は無いが、下を透かして見ると怖い。
さらに、隅っこの方は隙間が空いていて、痩せた人なら落ちる可能性もあり得て、
隅を歩くと注意を受ける。



足の下を大型貨物船が通る絵は なかなか体験し難い。





途中1キロ地点、3キロ地点で二度の休憩があったが、
止まると橋が微妙に揺れているのを感じて、
三半規管に弱みを持つtontonは気持が悪くなった。
(子供の頃、回転遊具でフラフラになったのを久し振りに思い出した)
同行の係員のおばさんが応急用に寝そべるシートを持っておられたが、
それのご厄介にまではやらなくて済んだ。

橋の中央地点近くにメンテ用か作業車が置いてある。





少し行くと人だかりが出来ていて、数人が下を覗き込んでいる。
みると、何んと通路の下に鳥が巣を作っていて、こちらに大きな口を開けて来る。
人間に餌でも貰えると思うのか、
この様な海峡のど真ん中で、ひょっとしたら人間様より逞しいのではないか!



前方に、次第に あわじの風景が近付いて来る。
カメラの調子が悪く、ピンボケで申し訳ありません。





終点 道の駅あわじにあるアンカレイジ









また、ビル7階分の階段を 今度は下る。



地上に降りて、大橋を振り返ると、
ここを歩いて来たのかと思うと感慨深い。



今日は、貴重な体験をさせて貰った、と感謝。



道の駅あわじ で昼飯を予定していたが、甘かった。
朝から順次既に 数百人が詰め掛け、
レストランも 外の海鮮丼屋も 行列人待ちが凄くて、諦めざるを得ない。



我々は 臨時のシャトルバスで 淡路夢舞台へ向かう。

そこには素晴らしい夢舞台と花舞台が待っていた。
それは又 別記事でご報告します。